自分をダメにするのは、自分でしかない

人間とは結局、自分自らダメになっていくものだなぁと感じる。

自分はもうダメだ、と思ったらどんどんダメになる。ダメだと思うことがダメになることの始まりでしかない。裏を返せば、いやいや全然まだまだ大丈夫っしょ、と楽天的なうちは大丈夫である。そして、死ぬ間際までいやー大丈夫っしょ、と言い続けて死んでいくならば、生きてる限りその人は大丈夫であったとも言える。

自分はもうダメだ、と信じて疑わない人がいる。周りに心配の声をかけて欲しいのか、漠然とした不安に押しつぶされそうな恐怖からの逃避行為として「もうダメだ」と、口にするのか。その辺は人それぞれかもしれない。

だが、もうダメだと自分を感じてしまったのなら、その人はどの道どんどんダメになる。気力も体力もどんどん衰えて無気力になり、挙句鬱や取り返しのつかないレベルで健康を害することになるだろう。

同じ物事に立ち会って、あるいは自分に降りかかった何事かに触れて、「いやー、全猿大丈夫っしょ」と言うのか、「もうダメだ」と、言うのかは先の自分を大きく分かくことになると思う。

たかだか風邪をひいたくらいで「もうだめだ…」と、絶望的な雰囲気をまとう人もいれば、「このくらいすぐ治るっしょ、大丈夫」と前向きな人もいる。

未来とは、その時々の自分の心のあり方が大きく影響する。風邪をひいて、もうダメだと言ったその人はきっとどんどんダメになるだろう。なぜなら、もうダメだと感じる自分が、もうダメな先の自分を作り出すから。

こうやって、人は結局のところ、自分で自分をダメにしていく。ダメだと信じて疑わない人に「大丈夫だよ」と声をかけても「いやもう、私はダメだから」と言って聞かない。ならば、もうそれはそれで仕方のないことだと思う。ダメになるしかない。

冷たい言い方に聞こえるかもしれないが、結局は本人次第である。周りがどうしようとも、本人が自分を大丈夫だとしない限りは無理である。

あ〜、金麦飲みてぇなぁ