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【信用と信頼】を学んだ大切な日




こんばんは。



これは僕が中学2年生秋頃の話になります。



自己紹介でも少し紹介させて頂きましたが、僕の地元の中学は荒れに荒れたもう厨二b…


…おっと危ないところでした。



それはもうなんとも、ちょっと尖ったヤンチャな人達が集まる有名な中学校でした。



こんなこと自分でも言うのもあれですが、その中学では静かな人達とも尖ったヤンチャな人達とも仲良くお喋りする、真面目で、先生からはかなり扱いやすい生徒として見られていました。と思います



【真面目】というだけで部活の部長にしてもらった僕。

先生がいない時は、練習前に職員室へ行き、練習メニューを貰い、そして指示通り部員をまとめ、練習を行なっていました。


そしてサッカー部。ということもあってか、まあヤンチャな人達が集まるんですよね。


校庭の練習には、他にもヤンチャ部活がいます。

野球部に陸上部です。

陸上部に関しては、サッカーのクラブチーム、野球のシニアへ行っている人達が、遊びで入部しているため、やんちゃ度が高かったです。


練習中、サッカー部のやんちゃな人達は、必ず抜け出してボールを使い陸上部達と遊びだすので、それを顧問の先生(生徒指導)に見られると、まとめられてない僕が必ず怒られるのです。なので先生がいつ来るのかわからないので真面目にみんなをまとめていつも練習に励んでいました。


(生徒指導ということもあり、サングラスをかけててめちゃめちゃ怖かったです)



〜ある日〜

先生『今日は職員会議があるから、先生は行けないから、いつも通り宜しく頼むぞおにぎり』

僕『はい!!先生!!』


とメニュー表を渡されました。


そして1日先生が今日は来ないからと部活のみんなに伝え、練習をこなすことに。


先生が来ないと知ったヤンチャたちは陸上部達とボールで遊び始めました。


僕も注意しなくても先生が来ないし大丈夫だろうと思い、放置しました。


練習終盤、メニュー終わりは50m10本走ることになっています。


ラスト10本目


気の緩みからか

僕『後向きで走って誰が早いかやろうぜ』

とみんなを誘い

最後は後向きで走り終えました。


メニューも全ておわり、ストレッチをしてみんなで一息。ボールを片付け始めた所で顧問の先生がやってきました。





こちらに近づいてくると急に大声で


先生『おいっ!!!!!!!!お前ら全員こっちにこい!!!!』


めちゃめちゃ声を荒げて僕らを集合させました。


先生『おい』

僕たち『……』

先生『なんなんだよ今日の練習は

ちゃんと練習してるやつもいれば、練習してないで他の部活と遊んでるやつもいれば端っこで座って喋ってるやつもいる

ふざけんじゃねえよ、なあ、おい

なんとか言えよ』

僕『すいませんでした…』



先生『すいませんでしたじゃねぇんだよ!!!!』

『おにぎりも真面目に練習してるかと思えば最後は、全員で後ろ向きで走ってたよなあ、なあ????おい』

お前はザリガニか??????

遊んでんじゃねぇよ、何の為にお前に練習表渡してると思ってんだよ、ちゃんとまとめてくれると思って任せてるんだよお前に

お前がコツコツ貯めた信用が今日で一気に崩れ落ちたよ先生は、台無しだよがっかりした』

僕『はい…』

先生『もうお前ら帰れ、知らん、部活はお前の信用が戻るまで、もうやらせない』

僕たち『すいませんでした』


そして先生は無言で帰った。

取り残された僕らは、

もう部活をやらないと喜ぶ人もいれば

なかなかやれないと悲しむ人もいた。


そんな中、僕は、僕の信用が戻るまで部活をやらせないと言われたので、苦しかった。本当に悩んだ。どうすれば信用って戻せるんだろうと。取り返しのつかない事をしてしまったと悔やんだ。



次の日。

本当に悩んだ末、朝イチで謝りに向かった。


僕『本当にすみませんでした。』


先生は優しい表情で僕に伝えてくれた。


先生『そうだ、何かまずいな、自分がいけない事をしたと感じたら素直にごめんなさい。すいませんとまず謝ることが大事だな

この学校は、おにぎりみたいな生徒だけじゃないのは分かるよな??

そんな環境の中で流されずに過ごしてるおにぎりは先生はすごいと思ってる。

そして、いままで部活を一生懸命頑張ってる姿や、みんなと仲良くできる姿が、先生の信用と信頼に繋がってたんだ。

ただ、この前の練習はずっと真面目にやってきた姿を見てたからこそ、がっかりした

誰も見てない場所だからっていって何をしてもいいわけじゃない。

サッカー選手や野球選手もそうだが、プロになれる人達っていうのは、人が見てないところでも必ず努力してるんだ。

見えないところの努力が、その人の為になるし、何より生きる上で必ず役に立つ。

信用と信頼の貯金をこれから貯めていくのに、また1から先生と一緒に頑張って部長をしてくれるか???』


僕は泣きながら先生に

『はい、これから頑張ります。ありがとうございました』と伝え

職員室を後にしました。


その日は部活が1日出来なかったが、次の日からきちんと再開になりました。



当時は最悪な1日でしたが

信用と信頼を学んだ、今では凄く大切な日になりました。






















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