Righters社が発行する日本発のメンズモードファッション誌『Them magazine』。
2023年秋号（vol.48）のテーマは『GARDEN』。「ガーデン×ファッション」で構成されたこの号で、8ページに渡る特集『おにわさんが選ぶ日本の庭園』に写真/執筆にて協力させていただきました。

■『Them Magazine』について

創刊は2014年。比較的新しいファッション誌なのであまり聴き慣れない方も多いかもしれません。
それでもきっと『HUGE』を知っている・覚えている方は多いはず。そのHUGEの出版・編集チームが新たに立ち上げたのがこの『Them magazine』。

■ロケーションとしての『日本の庭』の強さ

表紙の撮影に選ばれたロケーションは京都・大原の庭園『実光院契心園』（こちらは同席はしていませんが）。複数回見たことがあるめちゃくちゃ良い庭園だけれど、ファッションモデルさんの撮影ロケーションとして見る庭園はまた違った形で輝いているようにも思える。

ところで、昨年ぐらいからハイブランド〜それに準ずるクラスのファッションブランドが撮影ロケーションとして《Japanese Garden》を選んでいるケースがちょいちょい見受けられる。自分がパッと思い出せる例としてMichael Kors×黒島結菜さんの広告。

やっぱさ。日本庭園ってとっても「写真映えする」んですよね（何十回も言ってる）。だからあれだけインスタの #japanesegarden に世界中から投稿が積み重なる。

ニワサンラジオの第3回で「日本の庭の置かれた状況は厳しい」「けど、なんかいける気がする」みたいな会話を松永さんとしているのは、やはりなんかこの海外からのリアクションを実感しているからだと思う。

なお最近、古民家系の文化施設に訪れるとコスプレイヤー、レイヤーさんが仲間同士で撮影されている様子を見掛けることも多い。
ハイブランド、ハイファッションに限らず、このように『撮影場所としての評価』や『写真として残される』ことはとても重要だと思うので。前撮りだけじゃなく、レイヤーさんに協力的な施設も増えたらいいなあと思っている。

■ファッション誌すごい

ちなみに今回「おにわさんが選ぶ〜」特集に掲載いただいた写真は当サイトでも元々使用しているもの。

なんだけど、ファッション誌、そのデザイナーさんの手を経たものは、「こんなに良い写真だったっけ！？」と自分でも思ってしまうような（笑）とっても美しい出来になっています。

選んだ庭園も、ハイファッションを好む人にぜひ出会って欲しい！！！と思っている、一級＆尖った場所を選びました。普通の街の書店にはなかなか無いかもしれませんが、ぜひ大手書店で見掛けたらご覧ください！国内外の庭師さんの写真／インタビューもとても素敵です。