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体を壊さないために:社会人大学院生のための七つ道具

はじめに

当方は、Lancaster University(イギリス)のオンライン博士コースに通っており、毎日課題と研究に追われています。そこにフリーランス業と育児が加わっており、仕事・育児・学業の3つを(なんとか)両立しています。

体を壊して中退したり、育児を蔑ろにしては、元も子もありません。睡眠や息抜きの時間を確保し、質の高い成果を出す為に活用しているツールをご紹介します。


アプリ・ウェブサイト編

1. Claude 3(Opus)【壁打ちAI】

有料版の生成AIですが、ChatGPTやGemini等よりも研究やレポート作成においてダントツで秀でていると感じます。

以下の場合に、特に重宝しています。

  • 意味がわかりにくい哲学系な文章の意味を分かりやすくしてもらう

  • テーマや論理構成に関する壁打ち

なお、英文校正については、学術的な校正に強い次の生成AIがお勧めです。

2. Wordvice AI【英文校正AI】

これは、学術系の英文校正を行う会社「Wordvice」が提供している校正AIで、5,000単語までは毎月無料で使うことができます。ChatGPTやClaudeで校正すると、学術系であまり使わない英単語(utilize等)を頻繁に提案してくる一方、Wordvice AIは文脈に応じた単語の提案を行ってくれます。

ただ英文校正を乱用すると、自分の英語運用能力が下がってきますので、提出前に使うことをお勧めします。

3. Scribendi【英文校正】

人の手による英文校正サービスですが、学生はクーポンコード(公式HPに掲載されています)を入力すると10% OFFで使うことができます。他のサービスとも校正の質が変わらない一方、値段が安く、且つ1日以内に校正が戻って来るプランも用意されています。

生成AIも完璧ではなく、特にセミコロンや冠詞の使い方等はnativeが見ると違和感を持つところがあるそうです。また、自分では気づけないミスもしてきしてくれるので、第三者の視点を入れるという意味でも、非常にお勧めです。ただし、英文校正サービスの使用の是非については、所属先によって異なると思いますので、必ずチェックしてから使うようにしましょう。

4. Oxford Reference【辞書】

このwebサイトから、Oxford University Pressから出版されている様々な分野の辞書を調べることができます。大学がOxford Referenceを契約していない場合、検索結果の一部しか見ることができません。論文やレポートで用語を定義する際の表現や言い回しを知りたい際に使っています。

5. Perplexity【文献検索】

文献検索AIもいくつかあるのですが、最近の文献を探せるという点で重宝しています。また、文献検索サイトで用いる検索ワードを考える際にも有用です。なお、これ単体で論文やレポートを書くことは困難ですので、文献検索技術はしっかり身に付ける必要があります。

6. OneNoteかNotion【メモ書き】

小さめの課題を作成したり、レポートの構成を考える際のメモとして使っています。スマホでもPCでも入力や編集がしやすいという点で、Word等よりも使いやすいと思っています。私は仕事でNotionを使っているので、大学院に関連したメモはOneNoteに記載しています。

7. Endnote【文献管理】

所属している大学院のオンラインライブラリーからクリック1つでEndnoteに文献を保存・管理してくれるため、私はEndnoteを使っています。Referenceも自動作成してくれるので便利。

PaperpileやMendeley等、色んな文献管理ソフトウェアがあるので、色々使って決めていくのがいいかもしれません。


学習環境・グッズ編

1. 本棚

分野にもよると思いますが、A4サイズの分厚い本を並べられるサイズがお勧めです。学術書は辞書代わりに使うことが多いと思うので、PCの近くに本棚があると便利です。

2. PC用照明

暗い環境だと目が疲れやすくなる印象があります。白色と橙色の光が選択でき、光量を調節できるものがお勧めです。私は三脚付の照明を使っており、PC机の横に立てています。

3. マウス

タッチパネルで全てをこなすのは大変なので、早めに課金するのをお勧めします。手のサイズによって使いやすいものは違うので、家電量販店で自分に合うものを選ぶとよいと思います。

4. iPad(必要なら)

電車通勤の機会があり、そこで論文を読むなら購入する価値があると思います。課題作成をするには画面が小さすぎる印象があり、在宅生活中心であれば不要かもしれません。私は半年で使うのを辞めました。

5. プリンター

課題の校正を自分の目でする場合、やっぱり印刷したほうがミスや違和感を見つけやすいです。夜印刷をする場合、部屋に音が響くことがあるので、騒音が少ないのを売りにしているものを買うのがお勧めです。

6. ノートPC用スタンド

キーボードの入力がしやすくなるグッズですが、私はこれを使ってから肩こりが収まったので、もっと早く課金すればよかった…と若干後悔しています。PCの熱も逃げやすくなるので、PCが遅くなるストレスも軽減した印象です。

7. ゲーミングチェア

腰痛や肩こりがないことは、限られた時間でタスクをこなす為に非常に重要です。早めに課金するのが吉です。私はこれを使っています。

まとめ

大学院の学費高いし…という気持ちから課金を渋りたくなる気持ちはわかります!けれど、学習環境を改善すると、ストレスで暴飲暴食する際にかかるお金を減らすことができるので、数年単位で見たら金銭的にもお得だと思います。早速家電量販店や家具屋に足を運ぶことをお勧めします!






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