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起業して5年経った今だから話せる、僕がビジネス“モデル”と、ビジネス“アイデア”の違いでしくじったお話【初note】

<経営者、起業、事業づくりに興味ある人向け>【初note】

会社つくって5年経ち、令和に入り、区切り良いしnote始めてみました!

で、何書こうかなーと思ったのですが、実際に体験したことの方が最初書きやすいし、自己紹介も兼ねられればと思い、創業当時のしくじりでも書ければなーと。

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ただとはいえ『いやいや、てかまずお前誰やねん!』という方も多いかと思うので、さらっと自分の話からすると、僕は、大学を卒業した後で就活せずに、そのまま社会人1年目の時に、会社を設立しました。

当時振り返ると、起業しようと思ったときに、そもそもどんなビジネスをしようかと考えました。

ただお恥ずかしながら、いかんせんそれまでテニスばかりしてきた僕は、そもそもビジネスについてどう考えたら良いかすらわからず。

それでそんな時に、色々学ぶ中で、どうやら

・WILL:自分がやりたいこと・CAN:自分ができること・NEED:市場、顧客から求められていること

の重なる部分でビジネスをやると良いらしいぞ!ということを知りました。

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他に情報もなかったので、自分に当てはめながらそこから考えてみようかなと思いまして、当時考えたのが

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WILL:父親とか叔父も経営者で、近所もわりと経営者が多かったので、
そういう経営者や会社の力になりたいなーという思いがありました。

CAN:学生時代の終わりらへんから、長期インターンをしておりまして。
そこで取材に携わることもあったので、少しだけ取材はできそうな感覚がありました。

NEED:色々な経営者と会う中で、良い商品やサービスをつくっても、それを知ってもらえない問題って、思いの外大きいんだなーと気づきました。
それと同時に、とはいえできれば無料で自分の会社や商品の想いを広めたいというニーズは強いんだなーと思いました。
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そうしてそこから考えて、その3つの重なり合う点はこれや!と思い、
『経営者向けの無料のインタビューサイトの運営』をはじめました。

*後ほど、諸々考え甘かったなと分かるわけですが、あくまで当時のしくじりとして、ご容赦ください。。。

さてさて、そんなこんなで、事業をスタートさせていったわけですが、意外にも最初からインタビュー先の獲得にはあまり困らず、少しずつ取材先が増えていったわけです。

というのも「無料で取材する代わりに、次の社長を紹介して下さい」という「笑っていいとも!」作戦を使うことで、マーケティングぽいこともできていたんですね。

そうして、取材数も順調に増えていくと
『あ、意外とうまくいくかも。。』

そんなことをちらりと思うようになっていたのは、ここだけのお話です。 *当時の自分ダサすぎるなあ。。


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さて、そうしてサイトをリリースしてから、4~5ヶ月程経った時に、あることに気付きます。

『あれれ、お金ないぞ。。。』

と。

そう、銀行の預金残高が、すごーーく減っていたんです。
やばいかも!と、そこで初めて気付くわけですね。

*今思うと、資金ない中でもぐり続けるとか、ほんとあほすぎたなーと
猛省するわけですが。。。

そしてそこから、迷走シーズンの到来です。

ランサーズで記事作成の案件請け負ったり、
チラシつくらせてもらったり、電話番させてもらったり。。。

色々やっていた気がするなあ。。。

そしてそういう仕事やっていく中で、本業との親和性悪いよなーとか、自分がやりたかったのこれだったっけなあとか、段々気づいたりするわけです。

ただそんなときでも『お金ないからやるしかないんやああああ』と自己催眠をかけ続けるしかないと。

そしてそんな中で、少しずつ思っていくわけです。

『あれ、WILL、CAN、NEEDだけじゃうまくいかないんじゃね?』と。

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成功するモデルと成功し続けるモデルは違う

さて、そんな状況でしたが、
僕のビジネスアイデアには、たまたま1つだけ強みがありました。

それが
『情報戦略』です。
ここでいう情報戦略とは『ビジネスを進めながら、知を効率的かつ継続的に得られる仕組みのこと』です。

具体的にいうと、僕の場合、取材を通して色々な社長さんのお話を聞けたんですね。これがすごーく良かった。


というのも、自分一人ではたどり着くのに時間がかかりすぎる話等をここで学ぶことができたからです。

自分で経営しながらアウトプットベースで学ぶのと、経営者の話を聞いてインプットベースで学びのとで、バランス良かったのかなーと。

そしてそうした学びから、このままのやり方で進めてもだめだなと気づくことができました。

要は、それまで僕が考えていたことって、
『ビジネスモデルでなく、あくまでビジネスアイデアだったんだな』と。


そして学びました。
ビジネスアイデアを支える、資金戦略、人事戦略、情報戦略の3つの戦略があるかどうかが、一時的にうまくいくか、うまくいき続けるか、すなわちアイデアとモデルを分ける差なのだなと。

 難しげに語ってしまったので、ざっくりこんな感じのイメージ↓

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有限なものは性悪説で。無限なものは性善説で

アイデアどまりで3つの戦略のどこかが欠けていると、アイデアが崩れて、点で短期的にうまくいくことはあっても、線で中長期で見て「成長継続しにくい」と。

ただこんな話を当時の自分にすると『いやいや、そんなのわかってるし、その3つの戦略も僕はこういう風に考えているんですよ!』とか言いそうですが。。

そんな当時の自分に対して今になって思うのは、結局僕は『性善説シミュレーション<しか>していなかった』んだなーということでして。でも起業してみて感じたのは、『起業ってうまくいかない性悪説シチュエーションの方が多い種目なんだなー』ということなわけです。 

だからこそ3つの戦略について性悪説でも考えていなければいけなかった。

例えばレベル低いところで言うと当時、『無料インタビューして社長さんに会っていったら、10人に2人くらいは仕事くれているので、月にこのくらいの人に会えれば大丈夫なんです』とか考えていたんですが、明らかに性善説すぎるわけですよ。


それ以外にも、性善説で考えすぎると『細分化不足』という弊害が出てくるのが良くないかなーと思っていまして。

例えば資金戦略の中でも、BSをどうするかというお話とPLをどうするかというお話があるかと思います。でも片方は性悪説で考えていても、もう片方は性善説でしか考えていないとかはわりとあるのかなーと思っていて。

会社によって、資金調達してBSドリブンでいくのが得意めな会社と、営業得意で、PLドリブンが得意めな会社がいたりします。

でもいずれにせよどちらかだけの視点で、どちらかが欠けると、性悪説の時にお金なくなって事業続けにくくなってしまうなーと。。

僕はその辺を全部ごりっと性善説で考えて、細分化していなかったので、まさに性悪説の時にうまくいかなくなってしまったと。

で、今は取り急ぎ3つの戦略の中で資金戦略の話だけでしたが、他の2つの戦略でも、性善説すぎたわけですし、細分化不足だったわけですね。そしてそのあたりで、

有限なものは性悪説で。無限なものは性善説で

考えることの大切さを学びました。

成長し続ける中だと、山あり谷ありなので、性悪説の状況でもふんばれなきゃいけないわけですよ。そうなると性悪説状況で支えてくれるもの(3つの戦略)がないと難しくなるわけなんですね。

せっかくテニスで『試合では練習の50%の力しかだせないんだから、練習では試合を想定してやりなさい!!』とか、性悪説でもシミュレーションする大事さを口酸っぱく教わったのに、僕はあほすぎてその学びを全然ビジネスに再現できていなかったんですよね。

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それっぽく語れちゃう症候群

結局、僕の当初つくったアイデアは、それら3つの支える戦略を『考えている風』でしかなくて。そのくせ言い訳やそれっぽいロジックで語れてしまっているあたりも、これまためんどくさくて。

だから性悪説の時に、事業を続けられなくなってしまったわけですと。

ただそこでたまたま自分のアイデアに、情報戦略に近いものがくっついており、それに支えられてその課題に気づくことができましたよ!という話で。


そこからについては長くなるので少し省略しますが、実際にその日々の学びから僕は
『無料で取材しながら、収益化できる方法ないか』と考えるようになりまして。そしてそんな背景から生まれたのが、今弊社の主軸事業となっているチラCEOというビジネスモデルです。

https://only-story.jp/chira-ceo/

*チラCEOのモデルは当時と変わり、今は経営者マッチングを支援するBtoB SaaSに進化しています。


こうしてこのモデルにより、死にかけていた僕の会社は、なんとか息を吹き返すことができました。

そしてその時の学びを生かして、無事成長を続けていくことができましたとさ。。。


。。。。


て、

そんな簡単なわけないんですよおお!!

ハッピーエンドで終わらせたいところですが、
そんなに甘くないわけでして。


というのも、そうしてつくった自分の努力の結晶のようなモデルが、ここからたくさんの困難を迎えていくわけです。

実際に0→1のフェーズと1→10のフェーズと10→100のフェーズで、マネタイズモデルも、組織形態も変更しなければならないんだなーとか、そういうことを学んでいくわけです。。。。

*実際チラCEOも1.0時代、2.0時代などを経て、当時とだいぶモデル変化してきています。


ポケモンでいうと『あれ、俺四天王くらいまで来ているんじゃね?』と思っていたのですが、『トキワの森にギリ入ったくらいだった』わけですと。。


ただまあ、そのあたりは長くなるので、ニーズがあればまた今度書きます!
それでは!

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