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ミニシアターノスタルジア

映画は映画館で観るべきだ。

なぜなら、スクリーンの方がインパクトがあって
記憶に残りやすい。テレビやスマホの画面で見るより面白く感じるはずだ。

いつ、どこで、誰と観たのか。
劇場で観る映画は、想い出も一緒にパッケージされた作品となる。

あぁ、あの時あそこで観た映画だな。
あの日は暑い夏の日だったな。
ガラガラで貸し切り状態だったな。

なんて具合いに。

シネコンでも良いが、ミニシアターもおすすめだ。
例えば、渋谷シネマライズ(2016年に閉館)
『ピンポン』を観たのは2002年のこと。劇場を出た後も、余韻で爽快感を感じながら渋谷の街を歩いたのを憶えている。

当時、2002年のラインナップはこちら。
懐かしい!

CINEMA RISE FILM ARCHIVESより

シネコンの登場や、近年の新型コロナウイルスの影響により、ミニシアターは続々と閉館に追い込まれた。渋谷のミニシアターはほとんど残っていない。
寂しい限りだ。

その時そこでしか上映されていない作品もあったりするから、それを観れた人も限られていると考えると、当時のミニシアター巡りも貴重な体験であったと思う。

映画=シネコン
映画=動画配信サービスで見るもの

という現代に、

映画×フィルム×ミニシアター

そこにノスタルジーを感じることができるのは、
素晴らしいことではないだろうか。

それを好きな人は確実にいたのを知っている。
同じ空間で同じものを観ていたのだから。
同じ時間を共有できるのも映画館の醍醐味である。


ちなみに横浜のミニシアター
「シネマ・ジャック&ベティ」は健在だ。

数年前に、降谷建志/窪塚洋介の『アリー・キャット』という映画を観た。映画自体はまぁそこそこ。だけどやっぱり記憶には残っている。
ジャック&ベティで観たよなと。
(窪塚洋介が好きなだけという説もある)

Netflixの韓国ドラマも良いが、
たまにはミニシアターに出かけてみるのもいかがだろうか。

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