lion

今日一日を最高の一日にするために毎朝考えたことを書く/読書感想文/備忘/関東郊外在住🌳…

lion

今日一日を最高の一日にするために毎朝考えたことを書く/読書感想文/備忘/関東郊外在住🌳/約2年前に読書感想noteを始めるも即挫折/2022.5「読んでいない本について堂々と語る」を読み、「読めてなくてもよい、むしろその方がよい」と開き直り、再開/〈図書館〉をつくりたい

マガジン

  • 「人間の条件」(ハンナ・アレント)をド素人が読み進める

    「人間の条件」(ハンナ・アレント)をシロウトがわからないなりにこつこつ読み進めていくという試みです。

最近の記事

  • 固定された記事

本を語るには本を読んでないほうがいい? ピエールバイヤール著、大浦康介訳「読んでいない本について堂々と語る方法」②

読んでない本を語る  割と誤解を招くかもしれませんが、著者は「読んでないのに本を語る」行為にとても肯定的でした(皮肉と捉える向きもありますが、こう読んだ方が希望が持てる(笑))。  一見、「読んでないのに本を語る」なんてダメな気がしますが、そんなことはないよ、むしろそっちの方がいいとすら言ってくれます(皮肉と捉える向きもありますが、こう読んだ方が安心できる)。 「読んでないのに本を語る」が肯定されるのであれば、「本を通したコミュニケーション」が、本を読んでない人でもできる

    • GWの初日にお金のことを考える

       最初に断りますが、いわゆる年収何千万円になって、数億貯めてFIRE!みたいな本ではありませんでした笑  GWの初日はまずはお金のことを考えようと思って(笑)、読んでみました。  小説形式で一気に読めました。  amazon https://amzn.asia/d/gR3o0c6  小説を読み進めながら、お金の本質や世界の見え方が変わるという、考え方を楽しみながら得ることができる書籍です。  分かりやすく読み進められますが、いままで分かっていなかった、忘れがちなとこ

      • 初投稿から4年にしてやっと本noteのビジョン、ミッション、コンセプトが固まった

         今回は、少しづつ固まり始めた本noteのビジョン、ミッション、コンセプトを整理して、まとめてみたい。  ここ何日か若干繰り返し感がでてしまったが、まとめ的なものということで・・・ ビジョン 「今日一日を最高の一日に」  今週、何度も繰り返したこのフレーズをビジョンに据えたい。   ミッション 「今日一日を最高の一日にするために」考えたことを毎朝投稿する コンセプト <内なる図書館>を充実させ、<ヴァーチャル図書館>を楽しむ  本noteのコンセプト本である「読んで

        • 今日一日を最高の一日にするためには、自分がいい気分になるだけでは足りない

          1週間前に、迷ったときに自分の中で自分に語りかける言葉として「今日一日を最高の一日に」というフレーズを決めて、ことあるごとに語りかけている、ということを書いた。 このnoteのあと、毎日投稿をしている。1週間が経過した。 共通するテーマは「今日一日を最高の一日にするために」。 そういうテーマで繰り返し書いてみようと思った。 2日前くらいに、「今日一日を最高の一日に」というフレーズをはじめて頭の外に表出したことで、このフレーズに対する見え方に変化が起こり、このフレーズを含

        • 固定された記事

        本を語るには本を読んでないほうがいい? ピエールバイヤール著、大浦康介訳「読んでいない本について堂々と語る方法」②

        • GWの初日にお金のことを考える

        • 初投稿から4年にしてやっと本noteのビジョン、ミッション、コンセプトが固まった

        • 今日一日を最高の一日にするためには、自分がいい気分になるだけでは足りない

        マガジン

        • 「人間の条件」(ハンナ・アレント)をド素人が読み進める
          10本

        記事

          2日連続でnoteの読書感想文に著者ご本人様からのリアクションをいただきました、うれしい、ありがたい^^

          先日、noteで書いた読書感想文2つに2日連続で、それぞれ著者ご本人様からリアクションをいただきました! 正直、著者ご本人様が読むと思っていなかったので、もうちょっと気のきいたことを書けば良かったと思いました笑 しかし、感想を著者ご本人様にお読みいただきリアクションを頂けるのはシンプルにうれしいですね。 リアクションがあったときは、テンションがあがりました笑 そもそも2日連続でという経験ができたのも、毎日投稿をやりはじめたから(まだ始まったばかりですが)、ともいえます。

          2日連続でnoteの読書感想文に著者ご本人様からのリアクションをいただきました、うれしい、ありがたい^^

          今日一日を最高の一日にするためにどうしたらいいのか、考えたことを毎朝書いてみる

          はじめて、5日間連続でnoteを更新した。 きっかけは、いままで自分が自分だけのために自分だけに語り掛けていた「今日一日を最高の一日に」というフレーズを初めてnoteに表出したことにある。 きっかけは大したことではない。 フレーズも思いつきでしかない。 2024年のフレーズと言っているにもかかわらず、もう4月であり、キリも全然良くない。 これまで自分で自分だけのために自分だけに語り掛けていた「今日一日を最高の一日に」というフレーズは、それなりに効果があって、自分で自分を

          今日一日を最高の一日にするためにどうしたらいいのか、考えたことを毎朝書いてみる

          1つの仕事を1日30分だけやる、それだけやる 「30分仕事術」(滝川徹著)

           私は、集中が続かない。  一人で仕事をすることが多いので、作業をしていても、つい、スマホを見たりして、他のことを始めたりして、集中が続かない。  最近は、もともとない集中力が、大量の情報があふれる社会でさらに減退しているような気さえする。  今の世の中、一生かけてやりきれないくらいの大量の情報と娯楽がある。そうするとこっちの方がいいんじゃないか、いやあっちの方がもっといいんじゃないかと目移りしてしまう。  そしてその目移りが、初心者、いや入門者向けの浅瀬をひたすらさまよ

          1つの仕事を1日30分だけやる、それだけやる 「30分仕事術」(滝川徹著)

          日々の習慣で一日をデザインしてみる 「続ける思考」(井上新八著)

           継続することができず、いつも時間に追われるような生活をしている。  そのたびに時間術や習慣術、仕事術みたいな本を買ってはふむふむと読み、ちょっと良くなったかなと思ったけど、また同じように時間に追われるというサイクルを繰り返してしまっている。  前回の「完全な現在」を謳うヘッセの幸福論とは真逆である。。  時間術や習慣術、仕事術みたいな本を結構アマゾンでポチっては買い、読んでそうだなふむふむと思って、ちょっと実践してやらなくなって、また時間に追われ、という繰り返し。  

          日々の習慣で一日をデザインしてみる 「続ける思考」(井上新八著)

          幸福とは完全な現在の中で呼吸し、歌い、踊り、笑うこと(ヘルマン・ヘッセ)

          ヘルマン・ヘッセの、幸福論を読んだ。 ヘッセが幸福論のなかで著した幸福は、没時間的で、永遠的で、純粋な体験である。 とても美しい表現だと思う。 人は、幸福を感じるとき、時間をわすれ「純粋な完全な現在」を感じる。 一生にそう何回もあることではない。 ヘッセが幸福論の中で書いたエピソードはとても瑞々しい。 だから、ヘッセは「幸福を体験するためには、何よりも、時間に支配されないこと、同時に恐怖や希望に支配されないことが必要」という。 昨日の投稿で、過去や未来に囚われる意識

          幸福とは完全な現在の中で呼吸し、歌い、踊り、笑うこと(ヘルマン・ヘッセ)

          人間は今を生きることを忘れがちだから、今を意識することが必要

          昨日2024年の迷ったときの自分で自分に語りかけるセリフとして 「今日一日を最高の一日に」 というフレーズを採用したと書いた。 この言葉に決めたのは完全に思いつきだが、どうしてこの言葉を思いついたのかを考えてみることにした。 思うに、何かに迷ったり、立ちすくむということは、「『過去』か『未来』に囚われていること」なのではないかと思う。 つまり、何かに迷ったり、立ちすくむとき、「あーあのときなんでこんな失敗をしちゃったんだろう」とか、「あー将来が不安だ」とか考えてしまうの

          人間は今を生きることを忘れがちだから、今を意識することが必要

          毎年、迷ったときに自分に語りかける言葉を決めておく

          毎年、自分に語りかける言葉を決めるようにしている。 いつも迷いがちな自分は、立ちすくんで次の一歩を踏み出すことができないことがしょっちゅうなので、自分を鼓舞するようなセリフを決めて、あ、迷ってるなと思ったら、自分で自分に決まった言葉を語りかけるようにした。 ちなみに 2022は「次の一手はどうするの」 2023は「歩みをとめるな!」 だった。 自分の中だけなので、人に話したことはない。 これまでは、行動に躊躇する自分を鼓舞するような言葉で、できるだけシンプルな言葉にして

          毎年、迷ったときに自分に語りかける言葉を決めておく

          私的領域 公的に対する「私的」とは / 「人間の条件」(ハンナ・アレント)をド素人が読み進める(10)【第2章-8】

          前回 1 「私的領域」の発想 (「公的領域」と対としてみる) 今回は、「公的領域」に対する「私的領域」を考える。  この点については、まず、「私的」“private”はもともと「欠如している」という観念を含むというところから、話がスタートする。  つまり、公的領域に不可欠なものが「奪われている」(deprived)という発想で考えることがポイント。  具体的には、前回、取り上げた公的領域の特長である  ・他人によって見られ聞かれることから生じるリアリティ  ・人々を結

          私的領域 公的に対する「私的」とは / 「人間の条件」(ハンナ・アレント)をド素人が読み進める(10)【第2章-8】

          公的領域とは何か / 「人間の条件」(ハンナ・アレント)をド素人が読み進める(9)【第2章-7】

          前回 めっちゃあいだが空いてしまいました。あきらめずにがんばろうって思い直しました笑 はじめに  最近、解説本を買いました。 すごく詳しい解説です(500ページ近くあります)が、講義形式になっていてわかりやすいです。 原典の訳も参考に読解をしています。この本も参考にしながらよみ進めれば理解も深まりそうです。 公的領域とは何か  さて、今回は、私的領域と公的領域について掘り下げていきます。  前回は、古代ギリシャのときは、私的領域と公的領域は明確に区別されていたが、社会

          公的領域とは何か / 「人間の条件」(ハンナ・アレント)をド素人が読み進める(9)【第2章-7】

          ついに(今さら)読んだ「動物化するポストモダン オタクから見た日本社会」(東浩紀著)

           東浩紀さんの本は、「観光客の哲学」(ゲンロンのやつ、そのあとフラミンゴ(?)のやつ)と、「訂正可能性の哲学」(バナナのやつ)を読んだりして、わりと好きですが、「動物化するポストモダン」はずっと読んでいませんでした。  刊行当初まだ中学生(?)だったので読む気にもなりませんでしたが(そもそも全く本を読まない小中だった)、タイトルは当初からなんか聞いたことがあったような気がします。  その後、「観光客の哲学」を読んで、当時の自分のフィーリングにフィットしたような感じがして、あ

          ついに(今さら)読んだ「動物化するポストモダン オタクから見た日本社会」(東浩紀著)

          「人が人を罰するということ」(山口尚著)と「責任という虚構」「人が人を裁くということ」(小坂井敏晶著)~自由意志と虚構のチート合戦

          久しぶりですが、読書会で読んだ本(たち)がいい感じに面白かったので投稿します。 「人が人を罰するということ」(山口尚著) https://amzn.asia/d/cMlHflw 「増補 責任という虚構」(小坂井敏晶著) https://amzn.asia/d/3zfO2tM 「人が人を裁くということ」(小坂井敏晶著) https://amzn.asia/d/8FrBUou 読む前の期待と誤解(笑) 読書会の課題本は、「人が人を罰すること」(以下、山口本)の方でし

          「人が人を罰するということ」(山口尚著)と「責任という虚構」「人が人を裁くということ」(小坂井敏晶著)~自由意志と虚構のチート合戦

          社会的なるものの勃興 / 「人間の条件」(ハンナ・アレント)をド素人が読み進める(8)【第2章-6】

          前回 私的領域と公的領域は、時代に応じてどのように変化してきたのか  前回、家族的領域(私的領域)と政治的領域(公的領域)は、古代ギリシャにおいて明確に区別されていたと述べた。  そして、「明確に区別」について少し掘り下げて、考えた。 古代ギリシャでは、明確に区別されていたということは、今は明確に区別されていないということである。  言い換えれば、社会的領域が誕生し、区別があいまいになったともいえる。  このことについて、アーレントは、「これは単に重点が移動したという

          社会的なるものの勃興 / 「人間の条件」(ハンナ・アレント)をド素人が読み進める(8)【第2章-6】