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伊勢神宮への旅

三重県で生まれ育っていることもあり、伊勢神宮へは子どもの頃から何度も参拝しています。まず、伊勢市駅から歩いて七分のところにある豊受大神宮(外宮・げくう)を参拝するのが習わしです。御祭神は豊受大御神(とようけおおみかみ)で、御神徳は衣食住をはじめすべての産業の守り神としてあがめられています。私は外宮さんの持つ静かな雰囲気が好きです。

平成24年に新しい施設が外宮まがたま池のほとりに出来ました。名前は「せんぐう館」です。式年遷宮について、社殿造営や御装束神宝調製の技術を知ることができるのです。日本人ならば一度は見る価値がある展示だと思います。式年遷宮を知ることは、神道や神宮について知ることであり、広くは日本の文化の素晴らしさに触れることでもあります。匠の技を継承していく一つの智恵として二十年に一度の遷宮があるのだなあと感じられます。

「せんぐう館」の見学が終わったら、いよいよ皇大神宮(内宮・ないくう)を参拝します。バスで約三十分移動します。御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ) であり、御神徳は皇室の御祖先の神で、日本人の総氏神とも言われています。参拝に要する時間は約一時間半かかりますが、広大な境内はいつも緑美しく心が癒されます。

実は私は、内宮前より二つ手前の猿田彦神社前で降りることがあります。猿田彦神社を参拝し、おはらい町かおかげ横丁で何かを食べて腹ごしらえをしてから、内宮を参拝する。参拝してからまたおかげ横丁に戻って何かを食べる。私にとって伊勢神宮参拝は、美味しいものをいただく旅でもあるのです。御餅だけでも、へんば餅、二軒茶屋餅、くうや餅、赤福といろいろ美味しいものが豊富なのですよ。

美味しいものを味わうにはオレンジ色が一番です。飲食店はオレンジを基調にすると良いです。

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