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ひとりではダメな体質

江國香織著『ねぎを刻む』冒頭

——孤独がおしよせるのは、街灯がまるくあかりをおとす夜のホームに降りた時間だったりする。〇・一秒だか〇・〇一秒だか、ともかくホームに片足がついたそのせつな、何かの気配がよぎり、私は、あっ、と思う。あっ、と思った時にはすでに遅く、私は孤独の手のひらにすっぽりと包まれているのだ。(中略)
三ヵ月に一度くらい、そういう夜がやってくる。会社でトラブルがあったわけでも、恋人とぎくしゃくしているわけでもないのに、それは本当に唐突に降って湧くのだ。こっちがすっかり忘れていても、ちゃんと律儀に降って湧く。——


昔の男が言ってた。
孤独は飼い慣らすものだって。
ただ単に嫌ってるんじゃなく、もっと孤独感というものを大切にできればわたしの20代ももう少し有意義なものになったかもしれないなー。
そんなことを、本日成人の日のため仕事柄夫が早く出勤してったので、ひとり取り残された未明に思うわたしである。
ねこがいるけど(それも自分が寂しくないようにするため)、このひとりぽつんと感、20代の孤独だった頃をおもいだす。
今でも結婚していなければきっと慣れなかっただろうな、この孤独は、、、、
インフルエンザの免疫は十分あるみたいで流行る時期になっても毎年一度もかからないのですが、孤独の免疫はできないようです、わたしは。
うん。。。。認めるな。わたしは孤独無理。
かといってひとりになりたいときもあるんだよ。
ずっと誰かといるの無理!
……これまでの話が覆されるけど、ずっとひとりよりずっと誰かといなければならない方が無理かもしれないな爆

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