後輩指導の難しさ

後輩を指導する立場になって指導する難しさを感じます。
指導には二種類あると思ってました。褒める指導と叱る指導です。前者は自信を付けてもらってその自信を成長に活かし、後者は悔しい、情けないと感じてその気持ちを成長に活かします。叱られるのが好きな人は少ないと思いますので褒める指導を好む方がほとんどだと思います。

週末同期と焼肉を食べながら後輩の指導について話してる際に、「どうでもよかったら叱りもしない、放っておく」と友人が言いました。その時になるほどと思わされました。
指導には3種類ありました。褒める、叱る、無視の3種類です。
無視する指導という言葉が気になってググると同じ事を前楽天監督の野村克也さんが言っていました。

一流は叱って天狗にさせない、二流は褒めて気分良くして成長させる、三流は無視する。凄く深いなと思いました。
引用:http://www.shoninsha.co.jp/blog/2009/05/06/1821/

叱る指導、褒める指導いずれにせよどちらも気にかけてくれてることに違いはありません。
会社にはすぐに叱るカミナリ親父みたいな人がいると思います(私の会社にはいます)が彼らは後輩を気にかけてくれています。今まではうるさい爺くらいにか思えませんでしたが、叱ってくれることに少しは感謝しようと思えました。後輩指導をして思うのは叱るって勇気がいります。先輩も後輩に嫌われるんじゃないかと不安になります。

しかし、指導する以前の問題として仕事を楽しんでもらってるかが大事です。仕事が辛い、苦しいと思っている状態では指導しても何も身に付きません。ウザいくらいにしか思われず、その状態で叱れば関係が悪化するだけです。指導をするにはまず仕事に主体的になっていなければなりません。
指導員と新入社員の間で波長が合わず、辛そうな顔をしている新入社員を毎年目にします。指導員としては後輩を思って叱る、新入社員からすれば仕事が分からないんだから優しく教えて欲しいとお互いが自分主体になってしまっているように思います。指導員、新人それぞれが歩み寄れば相手の思いが分かって良い関係性を保てると思います。
波長が合わないのには、私たち平成生まれは怒られ慣れてない、年下の世話をする機会が減っていることが関係してるとも思います。
部活を経験してる人は後輩指導を学生時代に経験してるので、指導の難しさを理解しており関係性が上手くいく傾向にあると思います。体育会系の人が就活で人気なのもこの辺のコミュ力、人間性が評価されているからだと思います。

この対策としては学生時代に同世代以外との交流経験を積ませることが重要だと思いますので、学校で取り組むべきです。年上が年下の面倒をみる練習は社会に出てから大変役に立ちます。
私自身、小学校高学年の時に小1、2年生にサッカーを教えた経験があったのは良かったと思います。

叱る指導と褒める指導どちらが正しいかは相手によって変わると思います。お調子者は褒めると天狗になるので叱ることが効果的ですし、心配性の人間には褒めて自信を付けさせるのが効果的と思います。
これから30代、40代になったときにマネジメントできるように今から考えて自分なりの育成方法を身につけたいです。まずは社員が主体的になって働ける職場にすることが最優先です。





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