Morat新曲"Valen Más"はSNSに疲れた人へのハグである。
大好きなバンドMoratから新曲がでました。
Morat についてはこちらから↓
SNS疲れに寄り添う歌詞
インターネットは手軽に新しい知識が得られてなんて便利なんだと思いきや、実際は論文でもwikipediaでもなくて、Instagramやtiktokなどを脳死状態で眺めてしまいます。
そこに流れてくるのは他人の幸せ。
いい所だけ切り取られた情報だとわかっていても、他人の楽しそうな生活が見えてしまうと、つい自分と比べて辛くなります。そんなことは世界共通のようで。
たまにニュースサイトを開くとそこに流れているのは他人の不幸と悪行で。
そして大サビ
PVではドラムのMartín Vargasさんがカメラで他のメンバーを写していますが、その映像は部屋のテレビで同時に映し出されています。
他の誰かに見せるためじゃなく、自分たちは自分たちのための時間をめいっぱい過ごしてるんだという意志を感じます。
私がこの曲で特に好きなのは、サビに続くこの歌詞です。
「こんなの無意味だ」という虚無感も、重力が重いと感じることもよくあるので、なんでMoratはわたしのことよく知っているんだと驚きつつ(笑)、
だいじょうぶだよ、ってMoratにハグしてもらっているような安心感を感じました。
(歌詞のポイントは"algún" と"alguna"が入っていることで、これによってハグや町の光が完全な救済法ってわけではなくて、そこに”ある種の”救いはあるよ、ちょっとは楽になるよっていう控えめな励ましになっていると思うのですが、日本語訳に落とし込めず無念です。なんかアイデアあったらください。)
またたくさんの人がこの曲に救われるんじゃないかな。
この曲の1週間後にリリースした新曲”Las cometas siempre vuelan en agosto”は、コロンビアの平和活動家を応援する歌なので、打って変わって勇気をもらえる曲調です。
自分にとって何が Valen Más なのか、考えながら是非。
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