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シンガポールの永住権と徴兵制度

シンガポールに住んでいると当たり前のことでも、移り住んだばかりの頃は知らなかったことがたくさんある。

その1つがシンガポールには徴兵制があるということ。男性のみで2年間のサービスがある。そして、永住権を取得した人の息子は、日本人であってもサービスに行かなくてはならない。

だから、永住権を申請するときに息子がいると躊躇する人も多い。息子がいる人のほうが永住権を取得しやすいというウワサもある。(あくまでウワサ)

その思いは当然理解ができる。

今日会った人は、1歳未満の息子がいる男性で、永住権を取得したいという。子どもは出産こそ日本だったものの、シンガポールで生まれたも同然。ここで生まれ育った子どもは、徴兵に行くのは当たり前と思って育つだろう、と言う。

子どもが日本で生まれ育って、ものごころがついた後、幼稚園や小学生でシンガポールに来た場合は状況が違う。日本にいる親戚や友だちは軍隊に行くことはないと、子どもながらにわかる。だから、永住権の申請で悩む人が多い。

子どもが徴兵に応じることに肯定的な意見を初めて聞いた。いろいろな考え方があり、子育ての方針も家庭により様々。良い悪いはないけれど、貴重な話を聞かせてもらった。

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