友に誘われ、那智の滝　神秘ウォークに行って来ました。
水量の少ない今の時期、那智大社に正式参拝し、
入山には、ガイドの同行が必要な特別なツアー。

普段から山歩きをしているので、慣れていると思いきや、
事前情報を聞くと、なかなかのルート。

那智の滝の上流の滝を目指し、険しい山道、川を渡り、
沢をつたい歩くとのこと。

私は予習が好きなので、
歩いたことのある方に質問しまくります。

「ストックは必要？」「両手が頼りです！！」

「靴濡れるかしら？」「濡れる覚悟で替えの靴下や靴を持参して」

「岩で滑らないように、靴に縄を巻くと良いです。」

「でも・・一番好きな道かも」

当日は、しばらく続いた雨も止んで、良いお天気。
「呼ばれているね」

何度も訪れたことのある那智大社。
ツアーの安全を祈願して、正式参拝させて頂きました。

普段入ることの出来ない場所へ

作年の秋に、復活された修験堂にも・・。
真新しい木の香り。

体と気持ちを整え、聖域に、いざ出発です！

熊野古道の山歩きに、慣れた私にとっては、
道幅は比較的広く、要所要所はきつい登りもありましたが、
なんとか進めました。
（先日、一日で歩いた「赤木越え」と「大日越え」に比べたら、
足の状態は、ましです。）

原生の森には、大木の姿。
自然への畏敬。
千年杉に出逢えました。

ここから神域と書かれた看板を前に、靴に縄を巻きます。

苔むした岩で、足を滑らせないようにするための知恵です。

川を三度横切る。
その度に、ガイドさんが手を貸して下さり、
時にぐらつかないように、岩を押さえて下さいました。
まさに吊り橋効果で、王子様に見えました✨

二の滝に到着
天然のミストを浴びる参加者たち
神々しいほどに美しい滝と、透明感のある水に感動します。
パワーを頂く。

さあ　最終目的地　三の滝へ
振り向くと、恐ろしいほどの急斜面を登ります。
水量が多い時は、この斜面を登るのが危険な為、
ここで引き返すそうです。

やっとたどり着いた三の滝。
やり遂げた達成感で胸がいっぱい。
いつの間にか、助け合った仲間とは、苦難を乗り越えた一体感が。

帰りは二度目なので、わりとスイスイ、
でも気を抜かないように慎重に・・

誰も怪我や脱落をすることがなく、戻って来れ、
一の滝　『那智の滝』を拝むことが出来ました。
いつもより更に、神々しく見える那智の滝。

延命長寿のお水も飲めた！

道中、沢山の画像を撮り、動画にすることもできましたが、
ここはやはり聖地。

神秘の森の光景は、行った人だけが見ることが出来る。

熊野の森は自然崇拝。
入山を許して頂いたことを
神様に感謝して、合掌したいと思います。

よくよく考えてみたら、
もしも足を滑らして、川の水に流されたら、
その先は、高さ１３３ｍの那智の滝です！！！

神秘ウォーク、関東や大阪から遥々歩きに来た方も・・
歩くなら健脚のうちに。