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田舎の繋がりは悪くない。

自分の住んでる賃貸はメゾネット式の二世帯住居。
その物件の大家さん(貸主兼管理者)である40代前半のご夫婦には日頃からお世話になっている。
このご夫婦さんについては今後もこのノートで色々書いていけたらと思う。

この旦那さんから薪割りを手伝ってくれないか?とグループラインで声をかけられた。
兼ねてから自分たちもやってみたい(特に彼女の方が)と言っていた薪割り。
断る理由はなかった。

彼女はずっとそういう体験に憧れていたようでテンション爆上がりだ。
自分もアウトドア全般が好きなので参加させていただくことに。

当日薪割りを少し体験する程度のノリで思って2人で現場に向かう。

現場に着くと重機に乗った大家さんと木材屋の息子さん(35歳)がいた。
たくさん積まれた丸太の迫力に(えっ…こんなガチな感じやったんや…)と戸惑う自分ら。
ところが大家さんや林業の息子さんは優しく丁寧にチェンソーの扱い方から斤の振り下ろし方まで手取り足取り教えてくれた。
彼女もセンスがあり薪割りの上達スピードがすごかった。
自分は体格だけは良いので「おりごくん、後で丸太運ぶの手伝って!」と力仕事メインで期待される
期待されること自体は別に嫌な気分ではない。
むしろ必要としてくれて嬉しく思った。

途中、ここら辺一体の林業を取り仕切っている50代ぐらいのご夫婦が飼い犬を連れて様子を伺いにきた。

俺たちは20代前半で若いのもあって「若いっていいね〜」とご夫婦に可愛がられる。
今度さ一緒に一杯やろう」と旦那さんの方に言われ、「是非!」と笑顔で応える自分。
こーゆーやりとりが結構嬉しかったりする。

しばらくして林業の息子さんの家で休憩することに。
そこで息子さんのお母さん(75歳)から癖の強い方言有難い話をたくさん聞いた。
途中、石川の能登半島にボランティアに参加してきたばかりの大家さんの話に。
そこで起きたドラマ(ちょっとした感動話)にその場にいた自分たちはみんな涙を滲ませながら聞き入った。

休憩後、力仕事を任せれたがそこでも「若いっていいなー!」と大家さんと息子さんに言われる自分。
(この件何回やるんや…)と思いつつも悪い気はしないので「ありがとうございます〜笑」という感じで男たちみんなで丸太を運ぶ。

力仕事は彼女には厳しいので隅の方でずっと薪割り(練習中)をしていた。

こうやってみんなでぺちゃくちゃだべりながら、何かをする時間って楽しいよな。
こんな日常を彼女や周りの人と過ごすことができて自分は幸せだなと思う。
人との繋がりを今後も大切にしていきたい。





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