見出し画像

芸術なんてもんじゃなくて、多分落とし穴的な。

誰かが私の歌に音楽に涙ポロポロ流してくれたり、1曲聴いたあと5千円くれたりするのを、私は「え、何かの間違い…では…あなたは疲れているのでは…イキテテゴメンナサイ…」と逃げるのをやめて、真剣に受け止めて、より良い何かをより良い状態でお届けするのが真摯で誠実なのでは?と悩んでます。

より良い場所で楽器で、その時に照準を合わせてピークを持ってゆく。それはアスリートの大会への取り組み方に近い。そしてチケットを売るという本来のコンサートにすると、商業ベースで考えることになり本末転倒になりかねない。

やっぱり…【Appear】しかない。
※路上でハープ弾きながら歌うのを【Appear】って呼んでます。

なぜなら【Appear】でしか、出会えないからです。ドヴォルザークが好きなわけでも、私を知ってるわけでも、この歌が好きなわけでも、ハープが聴きたかった訳でも無く、チェコ語がわかるわけでもなく、フィンランドのヘビメタルバンドのファンでもない、ヘンデルなんて肖像画見てもバッハと同じやんっていうぐらいクラシックに興味がない誰かが街を歩いていて不運にも通り魔か強盗にあうような、そんな音楽体験は【Appear】でしか提供できない。

2019年にオペラシティで行っていたサロン風コンサート

私だって音の響きを考えたら屋根がないとこより、オペラシティ近江楽堂がいいし、ハープは私じゃ無い誰かに弾いてもらえたら、まじ私歌だけなら、もう少し上手いんだけど、通行人がいなきゃ奇跡がおこらない。

そう、こうゆう奇跡は【Appear】でしか起こらない。

異空間に飲み込まれた不運な旅人が観客なのでこれは多分インスタレーション

落とし穴って表現も近い

開き直って、死ぬまでやってこ。

路上ハープ弾き語り【Appear】
次回はなんとvol.24

年間300公演ぐらい目指して、人生これだけやって進化させながら死ぬまで生きていこうと思ってます。

ハープと世界を周り、歌い続けます。いつかお会いできますように!