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映画「劇場版シティーハンター 天使の涙」冴羽獠×アンジー×エンジェルダスト

①冴羽獠のルーツがテーマかなと思いきやの前日譚的な話。海原との因縁も次回作かな。テレビアニメでは獠の過去は詳しく語れていなかったから、原作との隙間を埋める物語。

②アンジーのキャラ、というかアンジーを含めた元仲間3人組のキャラがめちゃくちゃ良かった。アンジーがお転婆長女、エスパーダがわんぱく次男、ピラルクーが冷静長男ということで。実際、ピラルクーはエンジェルダストを海原に渡そうとしていたし、かなり冷静沈着。アンジーは冴羽獠と戦うために組織を裏切るし、エスパーダは依頼のエンジェルダスト使おうとするしで、妹弟感があった。あと、車の中で、日本に来たから寿司食おうぜ〜とかカップラーメンをこれもうめーけどなというエスパーダにカップラーメンを冷めるぞと言ったり、頬のなると取ったりして和んだ。

③エンジェルダストの性能おかしかった。強化アンジーには獠ですらボコられるし。なんか海原がエンジェルダスト捨ててたけど、最高傑作の獠がいればいいのかと。今回は獠と海原の因縁を結びつけるものみたいだ。確か原作だと槇村の事件から関係があったはず。それにしてもナノマシンで無理やり身体を強化させるエンジェルダストに適応した冴羽獠って一体。

■観てきた。非常に良かったと。やはりGet Wildは良かったなあ。あのラストだ!というのをダイレクトに叩き込むラストは最高だ。シティーハンターの成分は3割ぐらいGet Wildで出来ているように思う。確かにエンディングの出来はとても大事で、エンディングが始まったからチャンネル変えるわ〜とか違う配信見るわ~なんてことになる。そーゆー視聴者を退屈させないためにそんな工夫が必要だ。今回の映画はドローンとかなしで、冴羽獠と暗殺者たちの戦いになってる。特に格闘戦の描写が良くて、めちゃくちゃ素早く観ていて面白かった。TV版だと止め絵で格闘戦を描写することが多かっただけに、新しい技術を見せてくれて最高だった。まだまだシティーハンターは進化してる。まあ、序盤の冴羽獠と謎のマスクとの銃撃戦も速い動きで印象的だった。ほんと、シティーハンターは毎回楽しませてくれる。ただ、今回は暗殺者たちの過去や家族感みたいなものや獠と香とすごすアンジーの日常はちょっとくどかったように思う。まあ、アンジーやピラルクー、エスパーダは魅力的なキャラだったから、退場は惜しい。シティーハンターには珍しい優しさを持つ適役だった。

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