見出し画像

映画「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」アクション満載×スパイ映画×一作目へのリスペクト

■わたしとしては最高傑作。イーサンのアクションが素晴らしい。イーサンがスパイをしていたのは中盤までだが、そこからはヒーローになっている。広告にあった、崖からのバイクシーンはストーリー的に必須だった。
■今回はチート顔面複製マスクやハッキングがある事情で制限されるのだが、それが終盤のアクションに繋がっていく。
■今回のイーサン、所々冷静さを失うから結構意外だった。まあ、因縁のガブリエルがいるから仕方ないな。
■アクションが素晴らしい。カーアクション、列車でのアクション、バイクアクションなど見どころが多すぎる。何というか、今までの集大成を感じる作品になっていた。というか進化している。
■ハラハラしたのは、キトリッジ達情報部の幹部が集結して、AIの話をしているシーン。キトリッジの部下がキトリッジ達の後ろに絶っていて、敵か味方か分らないので、いきなり戦闘が始まるのではとドキドキした。実際に情報部でもAIを止める手段を持っていなかったので、AIにコントロールされた人間と思ったのだ。実はそれはイーサンなのだが、あれが演出だとしたらすごい。スパイ映画らしい場面で素晴らしい。今回の概要を会議していて、視聴者とイーサンどちらにも情報を渡す意味を果たしている。
■アクションでもやはり列車でのシーンが印象的だ。ヒロインのグレースとある人物のハラハラする情報戦が素晴らしい。スマホのシーンはドキドキした。ある意味でテストにもなっていて、イーサンの言葉通りに物語が進むのだがグレースの選択が次回作につながるのだろう。
■因みに本作は前後編または三部作になっている。タイトルにPARTONEと書かれているので分かると思うが、鑑賞する人によっては怒るかもしれない。最近こーゆー作品が多い。ワイルド・スピード、スパイダーマン・バーズがその代表だろう。前後編で視聴者を釘付けにしたいのだろうが、観る人にとっては気分が良くないだろう。何十年後みたいな話ならいいが、明確にストーリー的にすぐ後の作品ならすぐ見せろと思うからだ。まあ、タイトルに書いてあるから気づかないといけないとは思うが。
■キトリッジ復活は良かった。一作目の因縁の相手なので、シリーズを知っているといろんな想いが駆け巡るからだ。吹き替えでみたが、一作目も吹き替えだったから懐かしく思えた。あの独特の話し方とイーサンの敵か味方か分らない性格は黒幕みたいだが、意外に嫌いになれないから不思議だ。


この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?