悩む人

マネジメントにスキルは必要ない

必要なのは覚悟だと思う

スキルとは、個人の能力であり、生まれ持って個人差があるもの。頭がいい。コミュニケーション能力がある。足が速い。などなど。ただ、スキルは、努力によって人それぞれで伸ばしていくことができる。

一方で覚悟とは、個人の選択であり、生まれ持って個人差はない。サイボウズで働くか銀行で働くか。仕事中心の生活をするかライフとのバランスをとるか。などなど。自分の選択によってのみ増減させることができる。

マネジメントのスキルとは、ビジョンを考える力、いいたいことを伝えるコミュニケーション力、人を引っ張るリーダーシップ力、相手の能力を引き出すコーチング力。などなど。

これらのマネジメントに必要なスキルが上がればあがるほどいいのだろうが、さて、どこまでこれらを上げることができるのか。そもそもどこまで上げればいいのか。マネジャーそれぞれでバラツキもあり、しかも正解もない。それゆえに、多くのマネジャーが悩む。

もちろん、スキルはスキルで大事なので継続して努力はすればいいとは思う。ただ、それよりまずは「自分の選択」で増やすことのできる覚悟を決めるところも必要かなと思う。ここで「命を懸けてマネジメントを真剣にするべきだ」というつもりはさらさらない。自分でもそこまでしたこともないし、したくもない。

ここでいう覚悟は、「私はうまくマネジメントする自信がない」「僕はこんなことで悩んでいる」。そういうありのままの自分をメンバーに伝える覚悟。これにスキルはいらない。言うか言わないか。自分の選択だけ。

失うものは周りからの評判や自分自身のプライドかもしれない。でも、得れるものはチームのメンバーからのサポート。困っている人を足蹴にする人はそんなに多くはいない。多くの人は信じられると信じる。

覚悟を決めて、ダメな自分をさらけ出し、チームでワークする。
それがマネジメントの一番大事な役割なのではないだろうか。

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