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憧れの三津浜 松濤館へ

10年ぶりの家族旅行。
結婚記念日、母の誕生日、息子の誕生日、妻の両親のお墓参りも兼ねた旅はとても贅沢に。

西へ

3月17日日曜日、渋滞を覚悟で9時半に出発。首都高横浜北線を利用して東名高速へ。横浜町田インター、綾瀬バス停付近で少し渋滞するも最初の中井パーキングエリアで休憩するまでに1時間ちょっとで到着出来たので、ストレスはナシだ。

中井パーキングエリア

ここから先は、下りの右ルートが工事閉鎖のために渋滞していると。でもここを15分くらいのロスで通り抜け、御殿場からは第二東名。長泉沼津インターから伊豆縦貫道を経由し大場函南インターで降りて昼食タイム。
どこで食べようか、何を食べようかは渋滞を鑑みて、出たとこ勝負でここまで来た。ハンバーグで有名な「さわやか」も近くにある。ここにも行ってみたいけど、日曜日のランチタイムならば、恐らくディズニーランドのアトラクションのような待ち時間だろう。さわやか同様静岡県民に愛され、主に東海地区に集中展開する「和食麺処サガミ函南店」ならば、ご飯物も麺も選べるとここに決め、12時ぴったりに到着。

和食麺処サガミ函南店

昼食

順番待ち3組目と言うことで、あっという間に着席。私はいかゲソおろしそばを麺大盛りでオーダー。揚げたてのゲソの乗った冷たいおそばに、私のお腹も大満足だった。

いかゲソおろしそば大盛り

早く函南まで来れたので、翌日予定していた妻の両親のお墓参りを1日目に繰り上げることにする。お花を買おうとグーグルマップで近くの花屋さんを探すと、なんと、ここサガミ函南店の隣にあると言うではないか。退店時には10人以上の行列が出来ていたので、来店のタイミングの良さ、花屋さんのあまりにも近いことに幸運を感じる。
しかし強風吹く沼津三島周辺。横浜からここまでの道中、晴天ながらも雲の多い天気に富士山を眺めることは全く出来なかった。仕方がない。翌日に期待しよう。
10分ほど走り、お墓参り。義父義母の墓前に家族の近況報告。そしてこれからも見守ってくださいと合掌。

駿河湾の江浦湾へ出る。叔父がよく釣りに連れてきてくれた淡島を眺め、内浦湾のキラキラした海を横目に見ながら三津浜に到着。

内浦湾

お宿

ここ松濤館は明治44年創業と言う歴史ある旅館だ。

松濤館全貌
松濤館

建物は創業当時のものではないが、建設からの経年はあるものの、内装は改装され素晴らしい調度。今から約30年前に勤めていた旅行会社時代の時から憧れていた旅館だ。西伊豆の海の幸、富士山を臨む景観、そして温泉を満喫出来る。そんな素敵な旅館を楽しむべく14時のチェックイン開始、翌日10時半のチェックアウト終了まで思う存分楽しむことにしていた。

フロントのあるロビー
一足早めにお花見
まだ3月と言うことで雛人形飾りも

豪華さもありながらとても落ち着いたフロント、ロビー。部屋にてチェックイン手続き。ここのホテルに決めた一つの理由は和洋室。私のいびきに家族が悩まされない為だ。と言っても隣に寝る息子には迷惑をかけるが。部屋の窓から、やはり残念ながら富士山山頂には雲がかかっていて全貌を見ることは出来ない。

温泉

素敵な眺めと生ビール

ロビーにて少しのんびりする。ウェルカムドリンク的に無料となる生ビールを一杯飲んでから大浴場へ向かう。上の写真、左側に見える淡島の右側に、本来なら富士山が見えるはずなのだが。

露天風呂より富士山を臨む
(ホテルのホームページより)

ここ松濤館は三津浜温泉。鉄分の多い三津浜温泉源泉と大仁温泉の源泉とのブレンドだと言う。最上階にある大浴場からの眺めを楽しむ。時間が早いので貸し切り状態だ。内風呂で温まったら、いざ露天風呂へ。しかし物凄い風と外気の寒さ、お湯の熱さの差で長湯は出来ないのですぐに内風呂に戻る。富士山は少し裾野が見えてくる。マッサージチェアや書棚がある風呂上り処には無料のアイスキャンディーは嬉しい。

風呂上りに嬉しいアイスキャンディー

夕食まで部屋でまったり過ごす。大瀬崎方面に沈む夕陽。そしてようやく全貌を見せてくれた富士山。背景が雲なのでコントラスト上、美しくは見えてこないが仕方がない。網目ガラス越しなのもちょっと残念。

ようやく姿を表してくれた富士山
夕暮れ

翌日は快晴だという天気予報に期待し、お楽しみは持ち越し。食事処へ移動し、楽しい宴の始まりだ。

お品書き
越ノ忍ブレンデッドウイスキーのハイボール
前菜
蒸し鞄と若芽のお侵し ほたる島賊と筍木の芽和え
和牛干房巻き ふきのとう当座煮 巻き寿司
お椀
かぶすり流し
帆立 椎茸  青菜 木の芽 水前寺のり
御造り
ボタン海老 ホッキ貝 カサゴ まぐろ カンパチ
燒物
旬の鮮魚盛り合わせ あしらいと山奏を添えて
鰆の味噌麹焼き 茗荷 天豆
海老クロケット
鍋物 团子鍋
和牛ふいれすてーき  春野菜いろいろ
たけのこご飯 赤出汁 香の物
水菓子
手作り洋菓子とフルーツ
ピスタチオのテリーヌ(食べてしまった)
マンゴーとマンゴープリン 苺(半分食べてしまった)

大満足の夕食であった。お料理の内容だけではなく、心温まるおもてなしに大満足だった。
部屋に戻り、私は一人飲み直し。

部屋飲みは芋焼酎とウイスキー

スマホでオンライン家族麻雀したりして夜は更けていった。

スマホにて家族麻雀

朝の眺め

3月18日朝6時半。ブラインドを開けてみる。空は快晴なのに富士山は全く見えない。仕方がない。空気の澄む冬は終わりなのだ。春霞みと言う言葉もある。
男女入れ替わった大浴場、今度の露天風呂は檜風呂。檜の香りも楽しめるが、相変わらずの強風ために露天風呂の心地よさを最大限に楽しむことは出来なかった。

露天風呂より富士山を臨む
(ホテルのホームページより

そして食事処での朝食。これまた美味しくご飯を2杯。

サラダ 茄子の煮浸し 筍とふきの煮物 ひじき
山かけ 香の物 だし巻き卵 湯豆腐 鯵の開き
ご飯 あさりの味噌汁 海苔 フルーツ コーヒー

部屋に戻りチェックアウトまでまったりしていると、徐々に富士山にかかる雲が東へ流れていく。もうちょい!もうちょい!と願う気持ちが届いた。

きれいな写真を撮るために最上階へ

2日間の温かく、そして心がこもったおもてなしに包まれて、チェックアウト。

旅のお楽しみ

往路で見つけた地元のキムチ屋さん「錦山キムチ」。白菜キムチとイカキムチ、タコキムチ、長ネギキムチを購入する。帰宅してからの晩酌が楽しみだ。

錦山キムチ

道の駅函南にて買い物をして帰ろうと言うことに。道の駅函南が入る伊豆ゲートウェイ函南には、伊豆わさびミュージアムや観光案内、セブンイレブンなどが。隣にはかねふくめんたいパークもある。

道の駅函南が入る
伊豆ゲートウェイ函南

息子と私には苺狩りの計画もあったが、約100個くらい食べないと元は取れない計算に。しかも単一種。朝食も沢山食べたし、これから昼食だって沢山食べるのだから苺はお土産にと。するとそこで見つけた「桃薫」と言う品種を車中、早速パクリ。すると品種の名前通り、苺なのに桃の味がするではないか!これは面白いと追加購入。横浜には出回っていない品種だけに嬉しい出会い。キムチと言い、旅はこういったところがまた楽しい。

苺なのに桃の味。桃薫
函南から臨む富士山

昼食はお寿司にしようと、沼津港の回転寿司「海天寿司一富士丸」へ。

沼津港にある海天寿司 一富士丸
(写真はホームページより)

各々地魚のお寿司に舌鼓。写真にはないけれど、鯵や鰯も美味しかったなぁ。桜えびも美味しかったと家族の声。

生しらす軍艦に真いかの握り
ねぎとろ手巻きとヤリイカ握り
穴子一本握り(シャリ玉が2つ隠れている)

これにて全ての旅程終了、帰路につく。
沼津市内を走り沼津インターへ向かう。実はここ沼津には、ふた月後に再び訪れる予定なのだ。再結成される杉山清貴&オメガトライブのライブ(横浜公演のチケットが取れるかどうか分からなかったために、滑り止めで取ってあった)に来る為だ。
御殿場から車窓の富士山、足柄サービスエリアで休憩、16時には無事に帰宅となった。

持ち帰ったキムチで晩酌

最後までお読み頂きありがとうございました。

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