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「ふつうの人」がつくる、新しい関係資本を生み出す小商い市場@秋田・湯沢

12/14(土)、かけるでプロデュースをさせていただいている湯沢の小商い創業&相互扶助コミュニティづくりプログラム「emishi」第4回のため、
もう雪深くなってきた秋田県は湯沢市に行ってきました!

高速はもう凍ってスリップするから、ということで、大曲から電車で湯沢へ。車窓からの景色も、真っ白です。

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今回は、第2期emishiの締めくくりであり、さらなる仲間づくりの場でもある来年2/22の「ゆざわのフフフっ市場」に向けた作戦会議。

実はもう、本番までに正式なプログラムとして集まるのは最後。
どんなにじょもろいアイデアでも、磨いてばかりではなく、実際に試してみないと分からないことばかり!
というわけで、実際の会場で、実際のブースの大きさを想定しながら、プロトタイプづくりを、みんなでしてみました。

改めて「小商い」とは、これまでのお金(経済資本)だけを媒介にするのではなく、信頼・関係性(関係資本)を媒介にした商い
もちろん、お金を取らないということではなく、商いの目的を「お金を稼ぐこと」自体から、「新しいつながりをつくる」ことに変えてみよう、というものです。

例えば、11/23に東京で開催した「ゆざわの汁婆(Shiru-Bar)」(これもemishiの場から生まれたアイデア!)では、こんな関係資本が生まれるのを肌感覚の体験として感じたと、プログラムの冒頭で、emishi仕掛け人かつかけるの杜氏でもあるトメさんが、お話してくれました。

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こういう小商いが、4.7万人が暮らす湯沢の様々な場所で起きたら?

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お金の規模や効率だけを追い求めていたら手の届かないような、小さくとも長く温かく灯る関係性が、醸されていく、と思っています。
(画像は、トメさんの当日資料より)

なのでフフフっ市場でも、単にお客さんと相対でお金のやり取りをするのではなく、「新しいつながりを生み出すような仕掛け」を盛り込むよう、工夫しています。
来場者のみなさんを単に「お客さん」と見るのではなく、「仲間」と捉えて、やりたいことを伝えたり、相手の関心を聞いたり、一緒に何かできないか、といったことを探る機会でもあるのです◎

当日出展するさまざまな年代の女性たちが、自分のブースや、提供するもののプロトタイプを、アルミホイルやダンボールなどを使って作ってみたのが前半。

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後半は、それぞれのブースごとにどんなものを出すか説明してもらいながら、「どうしたら新しいつながりが生まれる?」といったことのアイデアを、皆で出し合いました。
やっぱり、実際に目に見えるものがあると、やる自分たちのイメージだけでなく、聞く相手にもより具体的に伝わるので、イメージがより湧いて、工夫点やアイデアの意見も、より活発に出てきますね!

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例えば汁婆(Shiru-Bar)も、フフフっ市場に出展するのですが、
今回は地元の方向けなので、家ごとにお味噌のレシピと味が違うのは「当たり前」。
とすると、味噌汁の飲み比べではなく、逆に地元の人も「え、これ味噌で作ったの!?」と驚いちゃうような、味噌を使ったおしゃれなスイーツなどを提案してみては?というアイデアをもらいました。

これは面白い!ということで、かけるチームも俄然やる気がさらに増しております(笑)2/22までにレシピ開発、がんばります!

他にも、成沢地域のおばあちゃん達によるワンコインランチは、
「季節ごとのレシピも掲示しよう」となったり、

湯沢の伝統・絵どうろうの絵付け体験は、みんなで一つの作品を作ると形で、すでに地元にある絵どうろうのイメージから良い意味で外してみたり。

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1人のスーパーヒーローではなく、湯沢の街に暮らす一人ひとりの「ふつうの人たち」が、自分の周り半径3kmで、これまで繋がりがなかった人たちに、新たなつながりをもたらす。

そんな小商いが生まれていく場、集まっていく市場を、秋田の湯沢から一緒につくっていきたいと思うし、わたしたちもその一員としてご一緒できること、とても楽しみにしています。

まずは、この小商い市場の第一弾である、2/22の「ゆざわのフフフっ市場」に出展したい方、また募集しています!
「こんなことできるかな」と思いついたこと、どんなに小さくてもOKですので、興味を持ったら、気軽にご連絡ください^^

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今回も湯沢市役所商工課のみなさん、ありがとうございました!

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以下は余談ですが、

ちなみに次の日は、トメさんが仕掛けている発酵系インターンの1 Dayツアーに同行させていただきました。

湯沢市内で古くから事業を営み、さらに新しいことにチャレンジしたいという事業者さん3社の現場を、インターンシップに関心ある秋田県内の大学生が見て回り、実際にお話を聞く場。

今回は、
164年変わらない伝統の製法で味噌醤油を造り続ける石孫本店さん、
セリの中でも美味しさが段違いという三関セリなどをつくる加敬農園さん、
湯沢市民に親しまれる銘菓”がんじき”などを作り続ける、わかさ菓子店さん
の3社を訪問。

いや~また湯沢のポテンシャルの底知れなさに触れてしまった~~笑
こちらの詳細は、ここでは語りきれないので(笑)、また別途!

湯沢でのインターンに興味ある方も、気軽にお声掛けください!

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