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【推し】濱田めぐみ様との出会い

私がこの世で最も尊敬し大好きな方(推し)の話。

彼女のことを初めて知ったのは、2017年8月11日のNHKラジオ「今日は1日ミュージカル三昧」から流れてきたミス・サイゴン「いま彼女に会った」だったと思う。(前回のnoteに書いたように、私はこの曲とミス・サイゴンが大好き)たぶん、ちゃんと認識したのはこのとき。たまたま家でごろごろしていたときに、観劇好きの叔母がつけていたラジオから流れてきた歌声とパワーに感動、こころを奪われた。この人、ただ者じゃない。濱田めぐみって誰。すぐにYouTubeで調べて、めぐさんの動画を何回も観た。そして彼女の代表作の一つであるウィキッドという作品を知り、大好きになった。

9月。

ミュージカル「メリー・ポピンズ」の日本版制作が発表された。(9月だったけ?)大好きなディズニーと濱田めぐみさんのコラボに、絶対に行きたい!と思った。親にこれがしたい、とかはっきりものを言うのが苦手だった私が、珍しくはっきりと「行きたいからチケット買ってください」と言った。何度も交渉して、カード優待かJAFの会員特典かなにかで少し安くS席を買って貰った。

初めぐさん。

その後、メンフィスが12月にやっていたけれど、それはお金の関係で諦め...ついに20018年4月28日土曜日(ソワレ)メリー・ポピンズの日を迎えた。彼女は本当に、何もかもパーフェクトだったし、登場したときの空気感はもう言葉に表せないくらいだった。最後のフライングシーンは、ちょうどメリーが真上あたりを通過する席だったので、近づいてくるメリーに思わず手を伸ばした。あのときの微笑みは宝物。(制服着てたから目立ったのかな)終演後、後方で観劇していた母と合流。つかの間の放心状態。そして開口一番、濱田めぐみすごい、という感想を言い合う笑

もう1回みたくて、メリーにあいたくて母にお願いしてすでに完売していたGW中にお小遣いをもらって朝7時から当日券に並んだ。お金がないので3,500円?の立ち見を購入。朝から8時間たちっぱ。それでも疲れなど吹っ飛ぶくらい幸せだった。その後、めぐさん東京千秋楽にも行かせて頂いた。もちろん立ち見で。

これが高校2年の春のはなし。

16歳のあのとき、それまでの人生ではじめて挫折というか、私が思っている以上に人の他人に対するやさしさというものは深いものではないということを思い知った時期だった。とにかく精神的にとってもつらい時期だったんですね。そんなときにメリー・ポピンズを観ることができて、私は本当に幸運だった。メリー・ポピンズもそうだけど、どんな芸術作品でも、受け手側のコンディションによって解釈が異なるから面白いですよね。あのとき本当にメリー・ポピンズに救われた。彼女がいてくれたから、嫌な思いや悩みを振り切れて前に進めた。

ひとって...

濱田めぐみさんを好きになって、彼女の過去の作品に沢山触れるようになった。なぜあのときあの作品を観なかったのかと後悔することもある。でもこうやって過去を思い出しながらこれを書いていると、人には必ず、出会うべきときに出会うべきものがあると思えてくる。

いま

今年、メリー・ポピンズの再演が行われている。”彼女”に再開できる喜び。前回とちがって、沢山会うことができて良かった笑 やはり2018年に観たときとは感じたものがまるでちがった。4年経って、わたしの置かれている環境もかわり、さらにパンデミック。それでもメリーの「どんなことでもできる 自分で邪魔をしなければ」というメッセージは変わらずこころに響いたのでした。何事も自分次第。

(2022メリー・ポピンズの色々なおはなしと、しばらくコロナの影響もあり推し離れしていたおはなしはまた今度。)

皆さんの人生の1部になった作品はなんですか?あなたと推し、どんな出会いでしたか?







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