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MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~WINTER 2023~

いよいよ ACT2も最後の季節。バトンが繋がれ冬組へ。
そして、月岡紬役荒牧慶彦が今シーズンで卒業。
冬の寒い夜、一人孤独を感じた時のような少し寂しい気持ちで立川へ向かいました。




新メンバーガイが登場!


エーステのキャスティングまじ神すぎない!?
想像を超えてくるガイさんが目の前にいました…!
アンドロイドの表現も人の心を感情を取り戻した後のお芝居が本当に良かった。1番びっくりしたのが実際にザフラ語で会話するシーンがあったこと。ゲームではテロップと日本語だけど流暢に会話させることで外国語を話している演出だが、舞台では実際に外国語で会話し、テロップで翻訳を載せていた。2幕はゲーム同様流暢に話すこと+照明で分けてたが、それがあるかないかではだいぶ印象が変わった。

そして輝馬さん歌うますぎる…。初めて拝見したんですけど…化け物級(褒めてる)に上手でした。オペラ座の怪人のファントム、輝馬さんハマりすぎてた。(語彙力)
ほんと言いたいことたくさんあるけどまじ語彙力置いてきてこれ以上表現出来ないくらい最高にステキなガイさんでした!!



今回の演出が凄すぎる!!


舞台セットが豪華すぎる…!
オペラ座の怪人のときシャンデリアが降ってくるわ、ザフラ王国の王宮劇場の火事の再現とかも初見はただただ圧倒されてました。
すごいシンプルなものを想像してたからここまで世界観強めに出してくれるんだという感動。セットチェンジを埋める演出もよくできてましたね。エーステの本気を見た気がします。
あと、劇中劇の衣装が好きすぎる!!←
ブロマイドで見た時点ですごい興奮してたのに、生で見たらまたそれが一層増して終始かわいいしか言ってませんでした←



冬組って大人だからこその…


他の組より大人な冬組。お互い一線引いて遠すぎた距離を少しずつ埋めていく。旗揚げ〜ACT2までの距離感や信頼度が上がった様子が如実に現れていた。紬が「ガイさんから見た冬組の印象は?」で『ボクらの距離』流してきた時、あの時の冬単を思い出して涙。
あと、密の成長。春単で記憶を取り戻した密が、今度はガイを支えるシーンを見て「あー…あの時メンバーの暖かさをちゃんと受け取っていたんだな」って改めて思えた。
紬もすっかりリーダーらしくなって、ガイさんを引っ張っていて感動したし、あの時の約束を忘れずに、丞は東さんを支えまた一つ壁を乗り越えて向き合っていた。誉さんは相変わらずだったけど(笑)203号室の二人はまた他にはない独特な関係性がある気がしていて、そんな二人を今回は微笑ましく見ていました。



千景の心境の変化と月下


春単とは打って変わって、心開いてMANKAIカンパニーという新しい家族を守ることを約束した千景。春組に対しての接し方や、心境の変化で物腰が柔らかくなった感じを演じ分けていた染様最高でした(脱帽)
密との絡みのシーンでもぎこちなさが抜けているのが伝わった。
ザフラでシトロンが危ない聞かされた時、暴走する咲也に「俺を信じて!」と言った時も、密が「春組なら千景がいるから大丈夫」って言ったシーンもとにかく涙が止まらなかった。
染様がガンガン高いところから飛び降りて、至に「目瞑ってろ」って言ったあとのアクションシーンも身軽さがほんと千景さんですね…!



「残念ながら永遠はないんだよね。」


荒牧さん本人もニコ生で話していたんですが、卒業して離れてしまう本人の心境と重なる部分があり、このシーンは何度見てもグッとくるものがあります。

ゲームシナリオを読んでいた時もちろん泣いたシーンではあるんですが、それは、咲也1人から始まった劇団が24人にまで増えてここまでこれたって部分の感動だったのが、どうしても卒業が脳裏をよぎってリンクして泣いてしまう。
これ以上にない紬と冬組。咲也と同じように当たり前に永遠に続くと思っていた。考えられないし、考えたくない。
そんな想いや考えも「永遠じゃないからこそいい」このセリフでA3!という世界に引き戻される。そうだよね。彼らにとっての変化は「ルーキーズの加入」であること。今回ばかりは、物語としてもエーステカンパニーとしても2つの意味で、形を変えてもMANKAIカンパニーは一つになって頑張っていこうという気持ち込められている気がしました。

ここからさらに高みを目指して、ACT3でフルール賞を目指していくんだね。

そんな彼らを客席からこれからも見守っていきたいなと思いました。


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