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手相シリーズ/生命線


こんにちは。

今日は、生命線についてお話したいと思います。

働けど働けどなおわが暮らし楽にならざりぢっと手を見る
(石川啄木)

このとき、啄木がぢっと見ていた手には、
どの様な線が刻まれていたのだろうか?
ふと、そんなことを考えます。

★おさらい:生命線とは
手を開いてみてください。
親指をグルっと取り巻くような線がありますね、
親指と人差し指の真ん中あたりから手首方面に向け、
カーブを描いて伸びる線。それが生命線です。
生命線が表すのは、「人生」、あるいは「生きていく力」。
健康状態、活力、病気や事故など障害の有無
言うまでもなく、非常に重要な線です。

☆理想的な生命線
知能線や感情線と異なり、生命線には「理想的な生命線」が存在します。
それは、
人差し指と親指のちょうど真ん中あたりから出発し、
ゆるやかにカーブを描き、手首まで届くはっきりと深く刻まれ線

【生命線に現れる「可能性」】
生命線に限らず、手相が表すのはすべて「可能性」であり、
決定的なものではありません。
しかし、長い歴史の中で著名な哲学者や学者が文献に残し、
世界中で支持されてきたのには、手相の線や印はすべて体の中から出たものであり、
健康状態や感情の動きをそのまま情報として現すものだからです。

情報には★良くない(マイナスの)情報と☆良い(プラスの)情報があります。
平坦な道ばかりが続かないように、人生には山や谷、崖など、
行く手を阻む物事(障害)が出現します。
人生に悩みや苦しみがまるでなかったなら、それはまた味気ないものですね。
障害物恐れるなかれ、
いち早く見つけ、対策を講じ、取り除いてしまえばよいのです!

★マイナスの情報(代表的なもの)
☆障害線:生命線を直角に切る線。
文字どおり、生きていく上での障害、トラブルを表します。
長さ、深さにより程度が異なりますが、病気や怪我、大切な人との別れ、
失職などが典型的なものです。
例えばある時、人生の岐路に立ち、夜も眠れないほど悩み、健康を害し、仕事も失った。↑このような場合、生命線の内側から出た障害線は運命線を切り、知能線までをも切ってしまいます。

 ☆島(シマ、アイランドとも呼びます)
  線上に出来る膨らみです。
  米粒程度のものから、柿の種ほどの大きなものまであります。
  島が表すのは、ひとことで言えば運気の停滞、です。
 「緩やかな障害」というか、だらだらと続く「生きづらさ」です。
  病気であれば慢性的な病気を表し、
  生命線の末端に大きな膨らみとして出たときは、晩年における、慢性的  な病気を示唆します。

 ☆その他、(とても重要)
  上の2つは生命線上に現れる、比較的ポピュラーな障害物ですが、
  発生する頻度は低いものの、非常に強烈な、注意すべきものが
       あります。
 ※切れ目
  生命線上に切れ目がある状態。
  非常に危険です。
       その切れ目が将来のものであれば、
  すぐに対策を講じるべきです。
 ※切れ切れ
  生命線が最初から最後まで、あるいは現在の年齢から先のあたりまで切れ切れの状態。
  体力が非常に消耗している状態です。
  生まれついての虚弱体質、ということもありますが、注意が必要です。
  真っすぐに切れ切れ、斜めに切れ切れ、いずれも状態は悪いです。
  ただし,
過去において切れ切れでも、現在から先が一本に繋がっていれば心配は要りません。

 ※線の一部、あるいはすべてが鎖状(チェーン)
  体力が落ちていることを表しますが、稀に思春期などの精神的に不安定な時期に一時的に現れることがあるので、経過をしっかりと観察することが必要です。
  生命線の出発点あたりが鎖状で、その後一本になっているのは、幼年期に虚弱体質であったことを物語るもので、心配は要りません。

★プラスの情報(良い兆し)
 実践的に、マイナスの情報に比べ、種類も出現頻度も少ない印象があります。
 ☆向上線
  生命線の途中から、人差し指へ向かい、伸びる線。
  上へ伸びる線はおおよそ吉ですが、人差し指へ向かいまっすぐに伸びる線はポジティブに「今よりも上」を目指す、上昇志向の人に見られる線です。
 ☆開運線
  生命線の途中から、中指に向かい縦に伸びる線
  努力によって運を開く、あるいは開ける線です。長く伸びれば最強の運命線となります。
 ☆切れ目をカバーする線
  生命線に切れ目があり、その外側(手のひら中央側)に切れ目をカバーする形で作られた線。
  九死に一生を得る。急性心筋梗塞、脳梗塞など、生命の危機に瀕するも命は助かることを示唆します。
 ☆四角紋
  切れた生命線をカバーする形で外側に線が作られ、
  生命線の本線に架け橋が掛かるように繋がる線(紋)
  幸運の印。病気や怪我で生命の危機に瀕しても、九死に一生を得ることを表します。

【生命線上に見る年齢】
生命線では、
親指と人差し指の間、始点が0歳、
感情線の始点から水平に線を引いたあたりを10歳、
さらにその下、手首までを3等分して掌中央あたりを40歳、
手首の上あたりを80歳として見ていきます。

この方法でご自分の「今」を知り、
何か変化があるのならばその時期を知り、
それが「今」よりも先にあるのなら、
対策を講じる
ことが大切です。

※対策とは 例えば
環境を変える、(仕事を変える、住居を変えるなど)
食生活、睡眠を見直す、
医療機関を受診する、など。

生命線上に何かを見つけたのなら、それをチャンスと捉え、
行動に移すことで難を逃れることができます。

※「理想的な生命線」の落とし穴
先に述べた「理想的な生命線」には、落とし穴があります。
くっきり、ハッキリと刻まれた生命線は、誰の目にもパワフルに映り、
人に見せれば「お元気そうで何よりです」なんて言われたりもするでしょう。
しかし、
そのように立派な、誰もが羨むような生命線を持つ人は、
体力を過信し、無理を重ねてしまうことが少なくないのです。
その結果、急なアクシデントに見舞われたりもします。
逆に、
細く、薄く、短く、弱々しい生命線であっても、
知能線がしっかりとしていれば、長く生き延びる可能性があります。
体力が無いからこそ、無理をしない、というように、知恵が働くのですね。

※掌中央から下部へ張り出した生命線は、精力漲る男性の手に見うけられることがよくありますが、
如何に生命線が立派でも、知能線が短かかったり貧弱であったりすれば、体力を過信するあまり、落とし穴にはまる危険性が高いと言えます。

🌸最後に
誰でもご自分の生命線は気になると思います。
それが「理想的な生命線」からほど遠く、
細く、短く、弱々しければ尚更。
特に、短い線の場合は、「自分は短命なのか?」と思い悩む人も居るかと思います。
しかし、
↑の「落とし穴」でも述べたように、
「理想的でない生命線」だからこそ、得られるものもあり、
それはまた強力であることが多いのです。

今日はこの辺で終わりたいと思います。