勉強会の企画をユーザーインタビューで改善してみた話

昨年より有志でInHouseDesignersという事業会社のデザイナーのための勉強会コミュニティを運営しており、これまで様々な勉強会を開催してまいりましたが、2019年はより「新しい取り組み」をしていきたい!ということで試行錯誤をしております。
その一端として「ユーザーインタビューを利用してイベントをブラッシュアップする」という取り組みを行ってみたので、当時の方法をまとめて紹介いたします。

ぜひこちらを参考に、皆様も自分のプロダクトにインタビューのプロセスを取り入れてみてください。

(InHouseDesignersについての詳しいお話は、当記事下部のリンクからリーダーKanjiro Fujimotoさんの記事をご覧になってください。)

思いついたが吉日

はじめるきっかけは2019年の頭に次のイベントの企画を考えているときでした。
参加者ユーザーの皆様に喜んでもらえる「新しい取り組み」とはなんだろうか?を考えていました。
いろいろな案が出て決め手にかける中、「分からないならユーザーに聞こう!」とその場で以下のようなメッセージを作成しfacebookに投稿しました。

どんな会議のときも、長引いても結論が出ないときは素早くテストを行うのが良いかと思います。

準備したもの

①Googleアンケートフォーム
・参加可能日と場所の確認
・簡単なユーザーの属性(職種やイベント参加回数)
・インタビューの許諾を得るチェックボックス
上記を聞く簡単なアンケートフォームを作成して参加希望者にDMさせていただきました。


②質問リスト
聞いてみたいことをメンバーとブレストします。
1)その人の人となり(ペルソナ)を知る
2)勉強会との普段の接し方(コンテキスト)を知る
3)実際の勉強会募集要項(compassページ)を閲覧してもらっての質問
出てきた内容を上記の3項目に分けて質問リストを作ります。

③インタビュー進め方を決める
実際のインタビューの流れを決めます、
様々な方法論がありますが、無料で配布されている以下の教材を参考にしました。
当日は
・ボイスレコーダー(スマートフォン)
・メモ帳
・募集ページの印刷(プロトタイプ)
を持参しました。

謝礼はカフェ+軽食の代金(1000円~)としました。

大切なこと・テクニック

■まずはやってみることが大切
良い学びが得れるだろうか?と心配になるかもしれませんが、「必ず学びはあります」。いろいろなインタビューを実践してきましたが、学びがない会は全くありませんでした

恐れるべき失敗は2つしかありません
①リスクを恐れて行動しないこと
②失礼なことをしてしまわないように参加者にリスペクトを忘れないこと

のみです。
①は言わずもがな実行しなければ結果も出ません。②は慣れてきたときほど危ないので気をつけましょう。

■あくまでも自然な流れで楽しむ
インタビューというと「手順通りしっかり行わなければいけない」「特別な仕事」などと思いがちです。
しかし『知人にいろいろ相談していたら、新たな発見があって前に進んだ!』という経験はないでしょうか?その体験を意図的に起こすだけですので難しく手順をなぞるより「会話を楽しむ」ことに集中しましょう。

■実際のインタビューの様子
実際のインタビューはカフェの一角でカジュアルな雰囲気で行いました。
写真は実際のイベント参加者の方にご質問させていただいている様子です。
ビールを飲みながら砕けた空気の中、普段は聞けない鋭いご意見や建設的なアイデアをたくさんいただきました。

ご協力ありがとうございました!

出来上がったイベント

※絶賛、参加者募集中です  (2019/03/5)

頂いたご意見を抜粋すると以下のようなものが多かったです。
・インパクトはあるが、暴力的な印象なので好き嫌いが分かれそう。
・あまり見たことのないコンセプトなので、内容がわかりにくい
・登壇者の情報がもっと詳しく知りたい
この中でも全ての意見を聞いて結果を反映するわけではありません。

①当たり前品質
最低限のユーザビリティを担保していない項目の場合は可能な限り修正するべきです。
☓ 本来の意味が伝わっていない
☓ 本来意図したものと違う使われ方をしている
☓ 一部の人を著しく傷つけてしまう可能性がある。
などです、今回のイベントにおいては「内容が伝わっていないもの」などについては修正されています。

②魅力品質
賛否両論のあるもの、トレードオフの関係にあるものなどは、コンセプトに合わせて「あえて尖らせる」場合があります。
◯ 一部の人は好きだが、それが刺さらない人もいる
◯ コンセプトを目立たせるために、他の情報を控えている
◯ 今回試したい仮説がある
などです、今回のイベントにおいては「バトル」というコンセプトが刺さらない方々もいらっしゃいましたが、ペルソナを明確にする意味でもその要素は生かしています。

ぜひインタビューをしてみよう

当初の予想を上回る2倍の人数が既に応募してくださっています(締切4日前現在)
初速の集客は前回イベントよりも1.5倍ほど早くなっている体感です。

何より良かったのは「事業会社のデザイナー応援」というInHouseDesignersコミュニティの役割が、イベント前日の企画を通しても実現できたという感覚です。

普段の業務にいきなり取り入れるのが難しいインタビューという取り組みも、この様な社外のコミュニティを通して実践できるようになるとうれしいです。

インタビューでのブラッシュアップは非常にコストパフォーマンスのいい検証方法ですので、デザイナーの日々の仕事の中で当たり前のものになってくれると嬉しいと感じています
もしご興味のある方がいらしゃれば、上記で紹介した資料の実物や実際の詳しいプロセスなども公開いたしますので、DM等でお声掛けください。


補足:InHouseDesignersをもっと詳しく知りたい

コミュニティのリーダーであるKanjiro Fujimotoさんの立ち上げ時の想いを綴ったnoteです。ご興味のある方はぜひご覧ください。
一緒に事業会社のデザイナーを盛り上げていくメンバーを募集中です。


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