たまに、Tくんと連絡を取りたい衝動に駆られる時がある。話す目的はないんだけど。 大好きだったことを伝えて、Tくんの反応を見たい私がどこかにいる。 連絡先を知らない私は、SNSのどこかにTくんが存在しないか探した。 Twitter、Instagram、TikTok、どこかにTくんの痕跡がないか探した。 …色んな名前で検索したけど無かった。 じゃあ、この前Tくんの写真を見つけた某不動産会社のホームページに、ブログとか無いかな? …ブログは無い。 でも、Tくんの担当する物
たまにTくんが夢に出てくる。 昔から、年に数回。 現実では、あまり話をした事はないが、夢の中では、照れながらも積極的に会話をしている。自分でもTくんのことが好きって自覚するくらい、ぽかぽかした気持ちで目が覚める。 あぁ〜Tくんと話せたぁ!という幸福感に満ち溢れた後、現実はもうTくんと会うことも、二人きりで話すことも無いんだと気付く。 連絡先さえ知らない私は、Tくんの名前をネットで検索したことがある。 そうすると、大好きだったTくんの顔写真が出てきた。スーツを着て、澄ま
島育ちの30代半ば、オーストリッチと申します。 私には忘れられない人がいます。 それは小学生時代に好きだった、Tくん。 Tくんのことを意識し始めたのは小学四年生の頃。 Tくんは中学ニ年か三年の時に、俺、お前のこと好きやで、と告白してくれました。 うそー!両想いやー!!っと嬉しさと驚きで舞い上がった後、思春期真っ只中の私は素直になれず、他に好きな子がいると言ってしまいます。 奥手な私は、両想いになった後はどうすれば良いのか分からなくて、付き合うって何?デートってどこ行くの