背馬俳句 9/7〜9/9

背馬です。
平成30年の9/7〜9/9に作りました26句。
よろしくお願いします。

🔹9/7

1.天の川遠くの町の火事でした
2.流星の仄かに匂ふ路地に来し
3.廊下にて相撲取りしや懐かしき
4.副交感神経によい秋の風
5.月の夜の自転車ゆつくり漕ぎ出すよ
6.秋曇り尼崎まで来たら晴れ
7.秋雨と階段あたりで知りたりし
8.みちにたおれたこの蝉の声聴かず
9. 紙垂ゆれて色なき風になるとんぼ


🔹9/8

1. いろいろと起こりてけふの白露かな
2. 鳴いてなどいないと蝉は転がりぬ
3. この蝉の声は聞いたかこの夏に
4.行きつけの店にふらりとゆく白露
5.積み藁にこっそり蝉を入れてみる
6.かなわぬと知りつつ秋の虹作る
7. 池に落つ雨が身にしむ円の色
8. 長き夜の己を偽ることやめよ


🔹9/9

1. 電柱が耐えられなかった野分かな
2.野分来るとて休まれぬ会社員
3.梅田まで各駅停車の野分中
4.チャーシューの崩れて秋の気配かな
5.詳細に野分の通り道をしる
6.秋雨に真夏の余韻冷めやらぬ
7. 「虹出でよ」念じて空を見上げたが
【日曜句会 2句】
8.また傘を忘れてしまふ秋しぐれ
9.秋雨と無口なマスター居る茶店

ほとんどの句は、Twitterで呟いた俳句です。
呟いていない句も稀に入っています。
今回は全て既発となります。
台風21号が過ぎ、一瞬暑くなりましたが、雨が続いており、少し気温が下がりました。
しかし、ましなのは朝夜くらいで昼間は、湿度も高く蒸し暑い日々です。
中秋の名月は今年は見れますかね。
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