現代語俳句への旅 6

「 夜もにぎやか 」
~現代語俳句集~

夜ぞらには星飾りつけたなばた竹

にぎわってしずかなひと夜七夕竹

たましいがいとおしいひと夕涼み

たびびとにひろがる地球半ズボン

おおぞらをしずめる嶺よ蝉しぐれ

神鳴りと書いてますます恐ろしく

音がない地球に一人キャンプの火

かたりあうあの日この日よ時計草

手を打ってあるきあるくよ蚊一匹

うなぎ屋でとおす最後の最期まで



ふるさとがつ

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背馬俳句 7/10〜7/13

🔹7/10

1. なめくじりしょっぱい思い出のありし

2. ナメクジの夢の跡なるひかりかな

3. どこ行くと決めぬ休日なめくじり

4. 蝉鳴かぬ街なり海に向かいたる

5. きつと何処かで鳴く蝉はいて元気だらう

6. 雲の峰チョモランマより高いとか

7. 独唱す蝉を聴きつつ外回り

8. 流星を掴んだつもり虫掴む

9. 誰に向け話しかけてる月の俘虜

10. 音飛んだショパンが流れ

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今日の書いて出し。さらりと二行詩。
(本当は句会中に思いついたイメージを転用)

人の狭間を埋め尽くすスキ、ありがとうございます!
21

短詩集「右」

1.虫のようにうねっと出てきた芯のない点滴針 左から右へ

2.右手でカラカラ 業界用語で「ポチ」と呼ぶらしいアレ

3.「右に出る者はいない」その傲りに僕は風穴を開ける

4.メロディー係を下りたがる右手「一番低い音が弾いてみたい」

5.僕の右側神経を這った痛み 人体の仕組みに感心している場合だろうか

6.君は右へ 僕は左へ 川は神の瞬きで分かれ違う名前になりぬ

7.方向を忘れたくて椅子ご

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七夕やろうそく一本甘くなり   綿井びょう

もう無理なので寝ます
面接授業楽しかったー

短詩集「左」

1.誰かに教えたい「スキはハートの少し左側をタップするといいよ」

2.あなたが私にスキと囁いたのも確か私の左耳だった

3.左手に刺さったままの点滴針コーヒーみたいにdripされるカフェイン苦手な私の体に

4.左に傾げたあなたの横文字私の名前だけ平仮名で

5.その左手の薬指 噛みちぎってやりたいと思った 見えない指輪ごと

6.左手に愛 右手に刀 人は欲張りね

7.イヤホン分けてせーので聴

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音がない地球に一人キャンプの火

キャンプ:晩夏

俳句は余情をたのしむ文芸です
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【日記】打たれ弱い(2019.07.04)

まず俳句ポスト365 第220回 2019年5月16日週の兼題「楊梅」の結果。人選。

 女学生めいて楊梅はひそひそ   綿井びょう

 2句出して1句採っていただいた。今年に入ってからの発表、人選が続いていて結構嬉しい。

 で、だ。ツイッターでもごちゃごちゃツイートしてきたけど、落ち着かないからこっちでも言うよ!
 スマホから投句して、締め切りギリギリに「楊梅」の「楊」の字を「揚」と見間違えて

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短詩集

1.平気なフリは生死がかかった時にするもの

2.強がり以外の戦略を試さなくては

3.「痛いのはいいけど」いやよくない、うんよくない

4.心の痛みもこれぐらい心配してくれたらな

5.人は人と争いたがっていない、らしい

6.心も体も全部が痛かったんだ あの時

7.痛みの中に置き去りにした僕のこころ

8.とりあえず痛くてしょうがない そうそれが僕の人生だった

9.「痛かったね」そう言われ

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六月尽友の靴跡上書きす   綿井びょう

たまに「もうTシャツ型の湿布が売ってればいいのに」とおもうくらい上半身のあちこちがヤバイ日があるんですが今日はそれです
湿気と気温とPMS! 夏のフルコンボ!