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しあわせな循環を生み出せる存在を目指して【おてつたび/受入先インタビューvol.9】(新潟県糸魚川市・あぐりいといがわ)

あぐりいといがわさんが農業を営む地は標高400m、田んぼに囲まれた山あいの集落。現在そこに暮らす人はわずか2名の限界集落
農業を営むことで集落が維持できる、ふるさとで暮らし続けることができる、そう信じて農業を続けています


あぐりいといがわさんは、糸魚川の財産である農業と農地を守り、「糸魚川を暮らしつづけたいまちにしたい」という思いから、2006年に創業されました。「美味しい!」からあふれるお客さまの笑顔がふるさとを守り続ける力になる。そんな、しあわせな循環を生み出せる存在を目指されています。

今回は、過去2回おてつたびをご利用いただいているあぐりいといがわ・青木さんにおてつたびを利用して感じたことなどをお伺いしてきました!


1. おてつたびを利用しようと思ったきっかけについて教えて下さい!

「おてつたび」を知って、最初に目に飛び込んできたのが、”誰かの特別な地域にしたい。知らない町へ旅しよう”でしたそれでもうガッツリ掴まれて(笑)。

ある打ち合わせの時に、どうすれば糸魚川に来てもらえるか、どうすれば糸魚川に来やすくなるかという話しをしていいて...。「こんなサービスがあるんですけど」と、岡島梓さん(以前おてつたびを取材していただいたライターさん)に「おてつたび」を教えていただいたんです。見た瞬間「あもうこれこれだなって」(笑)
地域の魅力をいくら言葉で伝えても、同じように魅力的な地域は、日本全国いろんなところにごまんとあって埋もれてしまう。だからとにかく来てもらう、来てもらうための目的を提供すれば良いんじゃないかと。「おてつたび」の近くまでは行ってたんですよね。そこで目にしたおてつたびに「これだ!100点だ!」そんな感じだったんですよ(笑)。共感というか、答えをもらった気がしました。

2. おてつたびを通じて気づいたことや今後に生かしたいことはありますか?

最近漠然と思い始めたのが、”心地良さ”の提供が必要かな、ということです。例えば、夕日が綺麗だなって見ていても 10分いたら限界が来ちゃう人もいると思うんですよ。そこで心地よく過ごせる環境を整えていく必要があるんじゃないかなって。人によって”心地良さ”も異なるので”心地良さ”の引き出しをいかにたくさん持てるかも重要だと感じています。

3. おてつたびを利用してから従業員の中で変化はありましたか? 

ありますね。スタッフの顔が全く違います。いつもより生き生きとしてますね。私たちが普段やっている作業のことを理解してもらって「楽しかったです」とか「こんなに大変なんですね」と笑顔で言ってもらえると、それだけで報われた気持ちになります。あと、気づきがすごくありますね。「私たちの日常ってこんなに豊かなんだ」と感じるし、逆に「こういったことが全く足りてないよね」と、良いことも悪いことも教えてもらえている気がします。外からの目線ってものすごく大事だなと思っています。

4. おてつびとさんはどういった経験やひと時に心惹かれていると感じますか?

まだ2人しか受け入れていないので、そんなにケースは多くないんですけど、あまり知られていないけど大事な作業をお手伝いしていただくので、「米やトマトをつくるために、こんな作業をするんですね」「スーパーで買える
食材になるまでに、こんなに手間がかかるんですね」と感じてもらえるところですかね。そういった「知られざる作業」を経験していただくことで、「普段、何気なく口にする食材への見方が変わった」「ありがたいという気持ちが自然と湧いてきた」といった感想をいただくことが多いです。こちらとしては、農業を知ってもらいたいのも目的の一つなので、嬉しいですね。

5. 最後におてつびとさんに向けて一言お願いします!

農業に興味のある方だけではなく、興味がない方にこそ農業のお手伝いをしていただきたいです。きっと、食べ物について考えるきっかけになると思います。

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