テレビで見た駅伝レース。客観的な目線で考えさせられたこと。

駅伝シーズンが到来しました。
私も中学から大学まで駅伝を走ってきて、個人レースにはない緊張感やチーム競技の奥深さを感じてきました。

駅伝は1区の走者以外は同時スタートではないので、襷を受け取った位置によってレースの流れが大きく変わります。持ちタイムがあまり速い選手でなくても流れによっては予想外にいいタイムで走り切ったり、チームのエースと呼ばれる選手がごぼう抜きを見せてくれたり、最後まで何が起きるか分からないのが駅伝の醍醐味だと思います。そして何よりチーム力の高さが結果として顕著に表れます。1人では戦えないということを何度も学ばせてもらいました。

先日、全日本実業団対抗女子駅伝の予選会(プリンセス駅伝)をテレビ観戦していました。じっと見ていると、2区の選手が這いつくばってタスキを運んでいる...。(各メディアで取り上げられていましたが。)

ただならぬ様子に血の気が引きました。後の報道によると、その選手は脛骨の骨折。私自身も駅伝のレース中に大腿骨を骨折したことがあるので、もちろん他人事には思えず、胸が締め付けられる思いがしました。会社の名前を背負っているため、襷を最後まで運ばなければいけないという相当なプレッシャーがあったと思いますが、それ以上に相当な痛みだったと思います。

私が骨折したときは、立ち上がれず地面に倒れ込んでしまいました。しばらくして救護車のおじさんが来て、「もう走れないか」と聞かれ、首を縦に振って途中棄権となりました。救急車で運ばれているときは、ちょっとした振動だけでも、もの凄い痛みがありました。骨が体内でゴロゴロ動いているような、そんな感覚を初めて経験しました。

テレビ中継で目にした選手は、骨が折れて強烈な痛みがあるはずなのに、手や膝にも擦り傷を負いながらとにかく前へ進んでいました。私は自分でレースを止めてしまいましたが...無理をしてでも襷をつなごうとする気持ちもとてもよくわかりました。選手は、いろんなものを背負って走っています。だからこそ、第三者が止めてほしかったと感じてしまいました。一方で、運営時におきるアクシデントへの対応はそう簡単ではないとも思います。なにが正しいのか…とテレビを見ながら改めて考えさせられました。

いろいろと書きましたが、選手である私が今後も頭に入れておくべきことは、大会運営に多くの人が関わってくださっていることだと思います。とくに駅伝は一般道路を止めて、選手が安全に走れるように整備してくださっていたり、中継所や各控室を確保してくださっていたり、大会役員を始め、多くのボランティアの方々が協力してくださっています。

チーム内での選手選考を勝ち抜いて大会に出場し、結果を残すということはもちろん大変なことですが、影でのお力添えがあって私たちは走る場所があります。だからこそ、見てくださっている皆さんをあっと言わせるような、大会を沸かせる走りをすることが私の理想です。私もいつか結果を残して皆さんに名前を覚えてもらえるように、今後もトレーニングを積んでいきたいと思います。

P.S.ちなみに明日は全日本実業団対抗男子駅伝の予選会で次兄が走ります。元旦のニューイヤー駅伝の出場が懸かっている大切な大会なので、頑張ってもらいたい…!


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コメント1件

大学駅伝で、繰り上げスタートにならないために必死で襷を手渡す姿が一番力が入りますが、選手の方もスタッフの方も、レース当日に体調を万全にするのが一番大切なのでしょうね。故障明けで急仕上げでブレーキ、というケースが目立つ気がします(が、同じ状況でも好走する選手がいるのは不思議です)。
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