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舞台感想 真彩希帆ディナーショー2024「LEJOUR」

名古屋のANAクラウンプラザホテル開業25周年記念のまあやちゃんのディナーショーに行ってまいりました。

ディナーショーは一人参加の方も多いので、お隣の方との一期一会の出会いもまた楽しいです。
女性の多い会場で、お隣はスーツを着た男性お一人。お話すると、奥様の影響で宝塚を観初めて、のぞ様とまあやにはまったのだとか。
のぞ様のコンサートHelloにも行っておられて、その話題でも盛り上がりました。ファンになるのが遅かったので、のぞ様とまあやのファントムはDVDでしか観られなかったと。ああ、ファンになるタイミングって人それぞれだから……でも、観たかっただろうなあ……辛いものがあるなあ……
「20世紀号観られました?」と聞かれたので
「観ました! のぞ様のイケオジっぷりと、まあやのミュージカルスターっぷりが最高で」と答えると、いいなあ~と。
そうよ、あの名作、円盤がない。版権とか著作権とかあるのはわかるけれど、ホント残念過ぎる~ あの二人のコメディって貴重すぎるのよ。
ちなみに、その方はブロードウェイの映像を観ながら、のぞ様とまあやを想像するという、涙ぐましい努力でイメージ観劇をされているとか。
そりゃ、よけいに、観たくなるわ~ 今からでも、円盤出せないものだろうか? 海外ミュージカルって本当にこれがあるから辛い! 
プロミセスプロミセスのようにせめてCDだけでも欲しい所です。

さて、ディナーショー。
お料理はこちら

どれも美味しい。洋風茶わん蒸しとお魚料理のソースとデザートが特に美味!

セットリストはこちら

さて、食事が終わっていよいよショーです。
ディナーショーって、ほんとお料理を上手に出し終えますよねえ。予定時間通りに始められるように段取りを整えるプロの技に感心します。

さて、まあやちゃん登場!
はじけるばかりの笑顔で登場したお衣装は、テラコッタ色(MCでそうおっしゃっていました)つまり、イタリアの煉瓦色というのでしょうか、茶色っぽいオレンジで、キラキラしてとっても綺麗!
一瞬だけ、元気よく足をあげて美しいおみ足がチラリ!
もう、最初からパンチのある歌声で、心をわしづかみにされます。

もう、それからはまあやちゃんの世界に引き込まれて、感想は「最高」って言葉しかでないのですけれど……
ジキル&ハイドは観劇していなかったから、それが惜しまれるばかり……
そして、バンドの皆さんがミーマイを演奏している間に、次のお衣装に着替えて「顎で受けなさい」です。こちらは、長袖のシルバーのドレスです。こちらも、綺麗~
「顎で受けなさい」はCDにも入っていますが、まあやのサリー、ピッタリ過ぎて舞台のイメージをふくらませてしまいます。ああ、やってくれないかな、ミーマイ。

MCで「お客様に景色が見えるように歌いたい」とおっしゃっていたのですが、まさにColors of the Windは自然が見え、人間の傲慢さが感じられて涙が出ました。
なんだろ、この表現力。
歌の上手い人はたくさんおられるのだけれど、私の心のやわらかい場所をひっかいて涙腺を緩ませてしまう歌い手は、まあやちゃんなんだよなあ~
うう、聞いていて心が震えて、気持ちよくなる。

そしてHow Will I Know? 月組さんがなさった公演を思い出しながら、くらげちゃんとはまた違った魅力の歌に胸がいっぱいになります。
くらげちゃんは、役のグラツィアとして作品の中で歌っていたし、
まあやは、真彩希帆としてこの曲を自分の解釈で歌うわけだから、同じ曲でも本当にどちらも味わい深く、感動的だなって思います。

還暦を過ぎますと、形あるものよりも形ないもの、つまりは物欲より体験欲の方が強くなって「感動する」ことが本当に貴重で大切な時間だと思うんですね。だから、様々な感動体験ができることは本当にありがたいことです。
ちなみに、随分前だけど、月組の感想はこちら
舞台感想 宝塚歌劇 月組公演 DEATH TAKES A HOLIDAY|おとぼけ男爵 (note.com)
潤色は生田先生ですからね。ディナーショーの選曲をする時に、何かアドバイスがあったのかなあ?って想像しちゃいました。

もう、どの曲もどの曲も素晴らしくて、あっという間に最後の曲。
「見上げてごらん夜の星を」です。
こういう誰でも知っている、誰でも口ずさめる曲って逆にどんな風に歌うんだろうって思いましたが、これまた絶品!
星空が見えるような、眠りに誘われるような優しく美しい「見上げてごらん夜の星を」は聞いたことがありません。
もう、う~っとりです。

そして、テラコッタ色ドレスに着替えて出てきたまあや。
時間があるからということで、「顎で受けなさい」をもう一度歌唱。
客席降りで、皆とタッチする大サービス!
「見上げてごらん夜の星を」で眠りについたあとは明日が来る!ということで、最後の曲はアニーの「Tomorrow」

本当に最後まで、まあやが全力で、心を込めて、愛にあふれて、歌いきって、楽しませてくれた、最高のディナーショーでした。
一層、まあやのことが大好きになりました。

そうそ、最初に「真彩希帆の歌を今日初めて聞くって方おられます?」って聞いたんですね。
そんな人、いるわけないやんと思っていたら、いたんです。
最前列に!
きっと、ホテルの開業記念だから、ホテルの上顧客様なんじゃないかしら?
記念だからって真彩のことを知らずにチケットを購入なさったのかも。
でもね、私、断言します。
その方、ぜーったいまあやのファンになったと思うわ。
このショーを見て、聞いて、あの会場で同じ時間を過ごした全員が、まあやちゃんのことを一層大好きになったと推測します。
それくらい、素敵なショーだった!

28日にまあやちゃんがインスタライブをした時に、演出とかプロデュースをしたいと言っていたのですね。
私は、彼女が様々なことに挑戦するのは応援するけれど、どうか演者であることをやめないで!って熱望します。
こんなに心を震わせる表現のできる人は、稀有な存在です。
神から授かる「ギフト」というものが存在するなら、間違いなくそれを持っている人だと思います。

だから、これからももっともっとその歌声を聞かせて欲しい。
だから、モーツァルトも楽しみで仕方がない。
とにかく、体だけは大事にして、無理をせずに挑戦を続けて欲しいと思うばかりです。

まあや、大好きだよ~

過去の舞台感想はこちら
宝塚歌劇 舞台感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)

宝塚OGさん出演の舞台感想はこちら
宝塚OGさん出演 舞台感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)

宝塚以外の舞台感想はこちら
宝塚歌劇以外の舞台、映画感想まとめ|おとぼけ男爵 (note.com)





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