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首 - KUBI -

35歳 女子
いちおう「ママ」って肩書きを持ってるわたし。

土曜日の昼下がりに、ひとりで観てきました。
(夫を誘ったけど断られる。引っ張られすぎる水の男)

朝のテレビ番組で番宣かなにかしているのをチラッとみて、「これみたーい!」となって。
北野武監督作品はアウトレイジシリーズしか見たことなかったけど、こういうのは直感派!

直感のままに行動するときは、ちょうどいいタイミングがやってきて道が拓ける。
ベストな時間帯で行けて、お導き感♡

感想をひと言で表すと
「北野武ってめちゃくちゃアーティストなのね」って感じ。
内容がどうとかっていうより、とにかく"魅せる"映画だな、と感じたよ。

それと、終始感じていたのは
これが火の時代か、、!ってこと。
争いの時代という風にも表現されたりするけど、キャラクターが濃い、カリスマ性を1番に重視する時代だったんだなーと。

この映画で初めて知った男色の歴史や、今よりとっても軽く表現されていた命の価値も、この「火の時代」のワードでなんだか納得できちゃう気がしたよ。

普通も常識も当たり前の価値観も
時代とともに変わっていくもの。
それをすごく感じて、
そう考えれば正解も不正解も本当にないんだと思った。

あんなに酷い(と感じてしまう)時代にも
変わらず日常があって、人は命を繋いできたんだなーと壮大な歴史を感じたし
どんな大変なときも生き抜いた人が繋いできた命なら、人類はきっと、ちょっとやそっとのことじゃ絶えることはないんだろうなーとも思う。


歴史のことはよく知らなくて、
男色のことはすごく驚いたけど
少し調べてみたら、日清日露戦争のときも日本人兵士のあいだであったって記事も。
今のタブーも、少し前の時代にはアリで
それをなかったことのように、今の時代の価値観で美化して表現するばかりなのは少し違う気がしたから
そういう意味でも、アーティスティックな北野武を感じたよ。

おじさんだらけの中、
ちょっと勇気をだして観に行ってよかった。

そして、もう1回観たい♡
おもしろかった!!

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