見出し画像

【レトロゲーム】ブレスオブファイヤ3を20年越しにクリアして

子供の頃に挫折したっきりのゲームがあり、それをこの夏なんとかクリアすることが出来た
これだ

以下、本作のネタバレを含む。

10代の頃FF7と並び流行っていたゲーム

当時はプレイステーションが出回り始めた時期であり、こんなようなRPGがたくさんあった。
当時はこれとFF7がいずれも当時特に流行っていた。

ミニゲームが難しすぎて挫折

本作は難易度高めなミニゲームが多数ある。
さらにミニゲームが寄り道要素ではなく、そのミニゲームをクリアしなければシナリオを先に進められないといった類のものになっていた。
(この辺り、FF7はバランスが非常によかった。)
結果、どうしてもクリアできないミニゲームがあり挫折したという苦い思い出がある。

ティーポがどうなったのか知らずじまい

このゲームは幼少期編と青年期編で分かれている。
幼少期編の序盤に仲間となり、主人公と行動と共にしていたキャラクター「ティーポ」がいるが、あるイベント(いわゆる負けイベント)でバラバラになってしまう。
普通バラバラになった仲間はシナリオを進めていくうちに再会して再加入するというのがRPGにはよくあるパターンなのだが、ティーポはシナリオを進めても再会できず、青年期編に突入してもその陰すら見えなかった。
そしてついぞ自分が挫折してしまったので、彼がどうなったのか分からずじまいだったのだ。

そしてそれ以外にも未回収の伏線が多数あったままの挫折だったので、長らくすっきりしないままだった。

ラスボスからの刺客として再登場した「ティーポ」

とにかくこのゲームをやりなおすにあたり、最も知りたかった「ティーポ」との再会イベント。それはラストダンジョンの最深部にて突然(本当に唐突に)やってきた。

ラスボスから送られた刺客として登場した彼は、再会を喜ぶことなく最後は敵として主人公たちのまえに立ちはだかる。
最終的には対立し、倒して(殺して)しまわないといけないという結末になる。

ラスボスを絶対悪と言い切れないという展開

ティーポを倒し、ラスボスの目の前に進むころにはラスボスは世界を守り、世界の均衡を保っている存在であったことが分かってくる
世界の大半は砂漠で、その砂漠化をおさえてきたのもこのラスボスなのだと。
ラスボスを倒せば世界は砂漠にいずれ呑まれてしまう。

ただ一方で、ラスボスは竜族を危険視しており、野放しには出来ないと考えている。

最終局面で
・竜の力を捨て、ラスボスの元で生きてゆく
・ラスボスを倒し、砂漠化が進む世界の中で自らの力で生きてゆく

の2択を迫られる。
上を選ぶとバットエンド、下を選ぶとラスボスとの戦いになる。

大人になった今やることで色々考えさせられた

最終局面の選択は、大人となった今なら案外「竜の力を捨て、ラスボスの元で生きてゆく」方を選んでしまう人の方が多いんじゃないかと思った。
この状況だとラスボスを倒すことでのデメリット、世界への影響が大きすぎる。

一方でラスボスの元に下れない要因が
・竜の一族はラスボスにより絶滅させられている。
・ティーポを取り込み、けしかけたラスボスが許せない

だろう。
特にティーポのイベントは、「ラスボス=倒すべき存在」とプレイヤーに印象付けさせる決定的なものになっている。
逆にこれがなければあまりラスボスを倒す理由は見つからないほどだ。
うむむ、ここは非常によくできている

ラスボスとは会うべきではなかった

結局、竜族を危険視しているラスボスと相対してしまえば、配下に下るか倒すかの2択は避けられない。ラスボスに会うことがなければ共存は可能だったのではないかと思う。ティーポも死なずに済んだかも知れない。
まぁただこれはバットエンドとさして変わらない結末ではあるともいえるが

この記事が参加している募集

心に残ったゲーム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?