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創業239年。進化を続けるotonariアンバサダー。

otonari回覧板vol.3 化粧屋いざわ

otonariスタッフの大塚です。今回は、北九州市小倉北区の魚町銀天街に足を運びました。
お話を伺ったのは、化粧屋いざわの井澤元博さん。
創業は1783年、江戸時代からカンザシやおしろい、紅などを扱っていて、200年以上魚町の「お化粧品屋さん」として親しまれています。

そんな歴史ある化粧屋いざわさんも、otonariを積極的に活用してくださっているアンバサダーさんなのです。
長く愛されるお店の秘密に迫っていきます。

化粧屋いざわの外観
化粧屋いざわ

長い歴史と、キレイの最先端

――化粧屋いざわさんは江戸時代から続く歴史ある化粧品屋さんということですが、雰囲気はとても可愛らしく写真を見るだけでもワクワクします。内装なども井澤さんがプロデュースされているのでしょうか。

細かいところは業者さんにお任せしますが、基本的なプランニングや商品構成は私が行っています。私は小さいころはカーデザイナーに憧れていて、家業(化粧品販売)からは逃げようと考えていました(笑)。
大学ではデザインを学び、東京で家具屋さんに就職し、ひょんなことから33年前にここ(化粧屋いざわ)に戻ってきてからはずっとです。
結果的に、自分としてはこのキャリアを歩んでよかったと今では思っています。

化粧品売場
ゆっくりとお買い物が楽しめる店内

――なるほど、子どもの頃の夢や家具屋さんでの経験も、お店作りの仕事に影響を与えていますよね。
商品のラインナップも、美容好きにとってはたまらないブランドが揃っています。

化粧品については私は知識が全くなので、スタッフからああしろこうしろと言ってもらっています(笑)。
スタッフは20年ほど勤めているベテランの者もおり、皆優秀です。
取り扱っているブランドにはそれぞれファンのお客様がついていますが、特に「ALBION」さんの商品が人気だと感じますね。
店内の奥にはエステ、メイクアップ用のスペースがあるので、うちで取り扱っている商品を試すこともできますよ。(会員様向けのサービス)

エステ室
エステはこちらのベッドで

ーーお買いものとエステが一緒に楽しめるのはとても魅力的です!
歴史あるお店ですが、井澤さんの新しいことに挑戦していく姿勢もあって美容の最先端をお届けされていると感じました。
otonariの印象は初めはどのように感じておりましたか?

サンプル品だけじゃない、otonariの便利さ

メーカーさんも、うちみたいなアンバサダーも、消費者の方も、それぞれニーズがあるところの接点を、otonariさんがサービスとしてまとめられているのがとても面白いと感じました。
PLEIADESさんの飲料等、新製品や限定商品の取り扱いが多く、インパクトもあると思います。最近ではPLEIADESのカフェラテの評判が良かったです。

ーーすぐに面白いサービスだと受け入れていただいたんですね。
始めてみて、どのような点にメリットや可能性を感じましたか?

うちの化粧品は基礎化粧品の取り扱いが主なので、来店される期間が長く空いてしまったり、偏ってしまうことが多いんです。
そのため、ハガキやDMなどの紙媒体でお客様にお知らせなどをお送りするのですが、限られた紙面に情報を落とし込まないといけないことに少々不便さを感じることがあります。
そこで今、otonariのメッセージ機能のようなサービスを使うことで、紙よりも多い情報量をより簡潔にお伝えできるのではないかと感じています。サンプル品の配布だけでなく、そういった使い方にも着目していきたいですね。

otonariアプリで配信したメッセージ
otonariアプリで配信したメッセージ

ーー配信は紙媒体とは違って、情報追加や訂正も気軽にできるので便利ですよね。
では、otonariを通じて顧客満足度や集客の点での変化はありましたか?

ありますね。常連のお客様からも「新しいサンプル品ある?」とお声がけいただきますし、otonariがひとつの魅力になっていると感じます。
私はメーカー営業さんにも、「いざわは挨拶よりもまずotonariだよ(笑)」と冗談を言ったりしていますので、訪店の楽しみの一つになってくれてたら嬉しいです(笑)。
うちは「サンプル品受け取りのみOK」の設定にしているのですが、店舗にドアなどがないので、otonari目的で来店の方も気軽に立ち寄りやすいと思います。

レジにおっとにゃんぬいぐるみが。

ーー確かに、受け取りのみOKでも気が引けてしまう場合もありますよね。受け取りやすい雰囲気は強みですね。
化粧屋いざわさんはデジタルサイネージでも動画にてotonariの宣伝をしていただいております。こちらも反響がありますか?

万能なデジタルサイネージ

デジタルサイネージのような媒体での宣伝は、実は25年ほど前から行っておりまして、商品のイメージ動画などを店頭で流すと人が立ち止まるようになったんです。
それから色々な情報を発信するようになりました。
コロナでマスクが不足した時期に、手作りのマスクの作り方を動画で流していたのですが、非常に多くの方が立ち止まって見てくれて反響が大きかったですね。
台風が近づいている時は予測進路を発信したり、迷子のお子さんのお知らせをしたり。リモートで簡単に操作できるので便利です。
otonariに関しても、「現在〇〇を配布しています」「現在は準備中です」などの情報を更新しているので、「すみません、今サンプル品ないんです」というようなやりとりはほぼありません

デジタルサイネージ
左:otonariの宣伝を表示 右:取り扱いブランドを表示

ーーデジタルサイネージの便利さに驚きです。人が立ち止まるきっかけになりますし、otonariの状況も更新することができるんですね。
それにしても魚町銀天町にはアンバサダーさんがとても多いですが、otonariが盛り上がっていると感じることはありますか?

そうですね、otonariのマップを開くとアンバサダーさんのアイコンがうじゃうじゃと出てくる地域なので、盛り上がっていると感じます。
小倉は特殊な商店街関係や大型店さんとの関係があります。お店をやっている人と話すと「あんたのところもotonariやってるんやね〜」ということがよくあります。

魚町近辺のotonariマップ

ーーアンバサダーアイコンがうじゃうじゃ出てくる地域はワクワクしますよね。
では、井澤さんは今後魚町銀天町がどのような商店街になって欲しいと考えてらっしゃいますか?

人が住んでこそ、商店街

私は常々、「人が住まう、“商店街”」になってほしいと考えています。子どもの頃の商店街のイメージは、商店“街”だったのですが、実際は“商店”街だったんですね。街の中って、お年寄りにも優しいし便利だし、若い方にも楽しいところだと思います。お店も賑わって、商店街の周りには人がたくさん住んでいるというような、その名の通りの“商店街”になって欲しいです。

ーー人が住んでこその「街」ですもんね。
では化粧屋いざわさんは今後魚町銀天町の中でどのような存在になりたいか、目標などをお聞かせいただきたいです。

昨年の11月に十年務めた代表理事の役を降りましたので、今後は組合員として自分が生まれ育ったこの土地で、商売人としての余生を過ごしていきたいです。
もちろんまだまだ仕事への興味ややる気は絶えません。なんだかんだでお役に立てればいいと思いますし、無事にここで過ごしていければいいなと思います。それだけしかないですね。

ーーありがとうございます。
最後に、お客様やotonariのユーザーにメッセージなどお願いできますか。

笑顔に勝る化粧なし!

お店って、何かを買うとか目的がないとなかなか入らないですが、otonariはお客様との接点をたくさん設けられるひとつの手段になっていると思います。アンバサダーさんもユーザーさんも、積極的に利用してほしいと思っています。
最後に…私がずっと掲げているモットーは「笑顔に勝る化粧なし」です。どんな方だって笑顔でニコニコしていれば、お化粧なんてしてもしなくても魅力的なんですよ(笑)。
お買い物も楽しめて、otonariのサンプル品をもらうことも楽しめて、そんなふうに笑顔に貢献できるお店であり続けたいです。

🐟💄

以上、化粧屋いざわ井澤さんのインタビューでした。
私の住む街にも、こんなお化粧品屋さんがあったらいいのになぁと心から思います。
商店街への思いの強さや、「笑顔に勝る化粧なし」という言葉に込められた思いなど、井澤さんの優しさと情熱に包み込まれたひとときでした。
これからも末永くこの場所で、たくさんの方の笑顔を彩っていくことでしょう。

(聞き手・この記事の筆者:otonari運営スタッフ大塚)


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