わたしの「こどもとはたらく」 <子ども編>

オトナリラボ芳野です。前回の<働く編>に続いて、<子ども編>として私の子育ての話しを書こうと思います。

今でこそ「子育て」と「働く」を考える、と「子育て得意そう」な印象を与えるような事を掲げていますが、当初うちの子達が小さい頃は「子育て得意」なんてほど遠い状態でした。

特にお姉ちゃんの時は、泣く、ぐずる、熱を出す日々で、常に「うまくいかない」と感じる事ばかり。
親戚の中初めての赤ちゃんだったので注目度が高く、加えて乳幼児期から外では機嫌が良く社交性が高い子だったので「子育てで手を焼かせる子とは思えない」とか言われ、プレッシャー感じていました。

ほんとによくぐずるし、私も若かった(20代後半)ので、少し距離を置きたい(保育園に預けたい)。と言う気持ちがありました。けど、前回も書きましたが保育園は一時保育。実家に連れて行くも「この子にとってはママ・パパと居るのが一番」と言われ。その時は「子育て辛い」が勝ってたので、言われた言葉の意味が分かっていませんでした。

上の子3歳でやっと保育園入園してから、毎朝お部屋の前で大号泣の別れをして会社へ出勤するようになりました。「ママが良い〜」と毎朝泣かれて「仕事行かなあかんし」「先生も友達も遊んでくれるし」「保育園楽しいし」となだめても、「なによりママと一緒に居たいんだー」という本音をぶつけてくる。今になって答えて上げたら良かったなあと思ったりもしますが、でもその時は気にしていられない、とにかく時間通りに出勤することが気がかりで、スルーして出勤していました。

仕事場に居るとついぎりぎりまで仕事をして、社内の「(10年前なので)残業が基本」という空気の中、16〜17時ぐらいに退社。「時短は仕方ない。うちの子の親は他に居ないんだ。」と自分に言い聞かせながらお迎えのために自転車を走らせてました。
「子どもの親である自分」対「仕事に行く自分」が両極端で、切り替えることや上手く割り切るのに凄く苦労して、ストレス感じていた時期でした。

けれどその時期に、なるべく子ども優先な働き方をさせてもらったおかげで、子どもの本音や、体調の変化にも付き合うことができて、長女が小学校入る前には、なんとなく子育てに対する持論が出来てきていました。
なんとか低学年の難しさを乗り越えて、小学校高学年からはかなり安定し、親子関係も中2の今もまあまあ良好です。

子どもと一緒に居るのが辛い時もある。自分には仕事がある!と優先したくなる(必要とされる)時期もある。だけど、何より子どもにとって必要なのは親が寄りそうこと、気持ちに耳を傾けること、子どもの持っている力を信じること。そんなことを心がけながら、時には無理〜ってなりながら、反省しながら(子どもに口に出してごめんと言います)、14年やってきました。

今、子育て辛い事ばっかり。いつまで続くんだろう。と思って、自分にも子どもにも怒りが勝ってしまう事が多い時期の人も居ると思います。
子育てはずっと続くけど、変わっていきます。自分も変われるし、子どもも成長します。子どもの成長を良いものに持って行けるのは、親の寄り添い次第。と思います。

そのために、「こどもとはたらく」自分なりのバランスを取りながら、仕事もほどほどに、子育てもほどほどに。どっちも完璧、どっちかが完璧。ではなく。
わたしの「こどもとはたらく」はそんな感じです。

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