こんばんは、TBSモニタリング春の３時間SPをご覧いただきありがとうございます。
（まだ見てないって方はTVerで見逃し配信のアーカイブが観れるので是非登録をお願いします^^）

まずはこの度は参加者含め各所様々な方へご協力いただきまして感謝いたします。ありがとうございました！！今後とも音ノ市カラオケコンサートを宜しくお願いいたします。

今回音ノ市へTBSの人気バラエティ番組、モニタリングの潜入企画を入れても良いか？とTBSの番組制作側より打診があり、潜入する歌手があの「天童よしみ」さんと言うことが分かり、音ノ市スタッフ陣としてはめちゃくちゃ面白い！と思いすぐに企画の制作に入りました。
初めの主な企画内容としては「天童さんが参加者に紛れて何らしかの曲を歌う。そこで聴衆などに歌声のみで気付かれるか検証！」でスタートし、様々な打ち合わせを番組ディレクター陣と仮定をあげて詰めていきました。
今回のモニタリングを入れるにあたっていくつか問題がありました。

まず

1. 天童よしみさんがシークレットで出場することを事前にバレてはならない（参加者/審査員含め/運営スタッフも一部のみで全員は知らない状態でやる）

2. 音ノ市参加者の協力
全国放送となるドッキリ番組の為、事前インタビューを特定の参加者へ自然な流れでモニタリングの撮影とは分からない状態で受けてもらう（ローカル局のインタビューや音ノ市映像スタッフと言う流れで素材をどのくらい集めれるかが課題でした）

3. 事前リハーサルもできない一発勝負！！
音ノ市での収録本番はカット（通常のテレビ収録はスタッフが撮りたいところを決めて進行し、途中カット（編集地点）を入れながら収録していくのでトラブルがあっても一度止めて撮り直しをして行く事）を入れれない為、一発勝負の収録となり技術的なミスやトラブルを起こせない状況で緊張感もより大きくなる。

4. 本番の会場でのリハーサルをどうするか？
ここは会場の海老名市文化会館のスタッフさんがなんと通常では開けれない早朝時間帯に番組の為に開錠してくれて解決でき、カメラセッティングや天童さんリハーサルを早朝にやってなんとか確認OKまでたどり着け、本当に会場の館長含め管理スタッフ様には感謝しています。初めの企画相談時は公共文化施設というのもあり早朝時間に会場を開けられない決まりだったところ、会場が市や各所に相談し結果的には番組の為に開けてくれるように協力指示を会場側が出してくれました。

5. 技術的な問題
これは主に上記3に関するのですが、失敗ができないということは安全策でかなり重複した音響システム構成を技術は組む必要があります。カメラが小型の物を入れると20台以上設置され、音声を送るチャンネルに電波上の限りがある為、A帯域/B帯域/2.4G帯域/C帯域/と重要度レベルに応じて干渉レベルの低い帯域ごとにワイヤレスマイクを用いて設置使用し、一見見た目では解らない収録セッティングを行っていました。また仕込みマイク（パっと見ではわからないマイク）も多く、審査員の机の下、客席の足元、など複数設置し、それらを全て録音舞台が録音し、音響が回線分配を行い会場の観客が聞く音、テレビ用のエフェクトのない原音のままの音、司会のマイク、審査員のマイクと全て収録用に送ります。スタジオ収録であれば回線チェックに時間もそれなりに取れますし、問題があっても生放送でなければカットを入れれば良いので特に問題はありません。しかしホールでやるコンサートイベントの際にそのままテレビ用に別で収音も入るので事前確認にかなり多くの時間を費やしなんとか問題ないレベルまで当日までに持っていけました。

6.最大の問題！！天童さんの登場タイミングは？？
打ち合わせで最後まで決まらなかった１番の問題
「天童よしみさんは、どこのタイミングのどのクラスで潜入するのか？」
でした。（A/B/Cクラスと３クラスある中で）
審査員長の高橋 隆 先生（Aクラス審査員）は何より天童さんのレコード会社時代に担当Dでしたので、Aクラスで入れたとして唄って数秒で気付かれるのでは？？？レコーディングなども担当していたのだから当然わからない訳がない。
しかし、番組としてはAクラスで天童さんを入れたい！しかし審査員にも内緒にするという企画趣旨の以上、高橋先生が担当ではないBクラスで行うか。さぁ、どうしたものか。。という検討先送りになり、結果的にはBクラスの最後に入れる事に決まったのはかなり直前での決定でした。ある意味で妥協したような形で落ち着きました笑
当初は天童さんの歌唱曲は仮で「美空ひばり」さん名曲「川の流れのように」となっていました。（※実際に歌唱した曲は安全地帯さんの「ワインレッドの心」）エントリー名は「天神てる子」

余談ですが、打ち合わせの際に音ノ市のAクラスの参加者達のアーカイブ収録音源を番組スタッフにも確認してもらいましたところ、音ノ市参加者の歌唱レベルが高いことに驚き、こんなやりとりがありました。↓
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番組D「ちょっと待ってください？、参加者さんがこのレベルだとAクラスで天童さんが潜入して歌います。で、歌声聞いてAクラスの参加者は上手だなぁ！というだけで天童さんが唄っていると誰も気付かず歌い終わってヌルッと捌けていく可能性がありますかね？？えっ！誰も気付かず終了的な？？。。ヤバいっすね〜、Aクラス！」
全員「・・・（笑）」
という懸念があったのですが、
本番ではそんな懸念は微塵も感じさせない歌声で、やはり超大御所紅白常連歌手の天下の天童よしみ！という貫禄ある歌声で圧巻しプロの格の違いをあっさりと示してくれました。進行時間が押してなければ、もっと天童さんの歌を聞きたかっです。（※機会を見つけてコンサートを観に行こうと思います）
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本当に企画段階からいつもの音ノ市カラオケコンサートの中にしれっと大物歌手が入り、しかも全国放送でTBSの人気番組を差し込みます！なるべく普段と違和感はない状態で！と言う謎縛りがある中での収録は準備作業量と本番での緊張感がいつもの5倍増しくらいで進行をしていました。。イベント進行の台本もあるのですが、ゲストMCのぱーてぃーちゃんさんにも天童さんが来ていることはバレてはいけない為、別で台本作成をしたりと地味にやることが多く、多くの不安要素の中ぶっつけ本番となりましたが、結果的には来場者さまもみんな驚いてくれたようで、収録の方もバッチリで何とか問題なくイベントを終了いたしました。

途中MC進行を担当していただきました今絶賛売れっ子芸人の「ぱーてぃーちゃん」さんとの打ち合わせも面白くて、、カメラは回ってませんでしたが。。ネタ合わせから合コンまで基本カラオケ館がホームとのことで、協賛で入っていただいているカラオケ館さんのVIPカードを営業担当者さんがぱーてぃーちゃんさんへ、と別途くれて普段から入り浸っているカラオケ館に公式でVIPカードを贈呈されとても喜んでいました。※VIPカードは入賞者全員へ配られたカラオケ館公式発行の特別割引付き会員証

この度は第５回音ノ市カラオケコンサートにご参加いただきましてありがとうございました、面白い企画を持ってきてくれたTBSスタッフさん、天童よしみさん、ぱーてぃーちゃん、収録事前インタビューにご協力いただきました参加者様、音ノ市参加者様、会場で盛り上げてくれた来場者さま、協賛各社担当者さま、審査員さん、会場施設管理会社さま、音ノ市技術チーム、受付スタッフ、多くの方々のおかげですごく面白いものができました。
ありがとうございます。放送時間は掛かった手間の何十分の１かもですが、TBS放送系列の全国放送で多くの方に見ていただけて地上波でぱーてぃーちゃんが「音ノ市カラオケコンサート」というイベントの名前を出していただけて十分すぎる収穫でした。

また忘れた頃に収録・・・入るかもしれませんが、引き続き宜しくお願いいたします。
第６回音ノ市カラオケコンサートは2023年9月16日（土）/ 神奈川県海老名市文化会館大ホールにて開催です、是非次回も年齢ジャンル問わず多くの方にご参加いただきたいと思います、演歌歌謡曲、J-pops、洋楽、ミュージカル、どんな曲でも音ノ市という舞台では自分なりの歌唱表現をしていただければOKです！
全国から多くの方にお会いできるのをスタッフ一同楽しみにしております。

音ノ市実行委員会

※番組では演歌よりのイベントっぽく見えるよう仕上げてますが、実際は年齢層も歌唱ジャンルもとても幅広いです笑