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数奇な縁を運んだ人


そんな武藤千春さんとの数奇な縁を運んでくれたのは、
10代の頃から特に仲の良い、現在は音楽プロデューサーとして活躍中の彼でした。


音と味はすごく似ていて、
例えば音には
ADSRという概念があります。
アタックタイム、
ディケイタイム
サスティンレベル、
リリースタイム。
最初の音のインパクト、
どこまで引き伸ばしていくかの強さポイント、
また、
そこに行くために要する時間、
スッと消えるのか伸びるのか。

例えば5味と素材で
アタックタイムを強く、
素材の配合量でサスティンレベルやディケイタイムを設定、鼻に残るアロマの香りでリリースタイムの設定、といったイメージです。

コンプレッションという圧をかけ音の存在を強くする作業はコンフィチュールなど煮詰めて素材を凝縮させる工程と似ています。

ミキシング、イコライジングやフィルタリング、
という各音の調整、
これは味でいえば同じトーンの素材同士を同じトーンで配合するとお互いを消し合うので、
高いトーンにはこの素材、
低いトーンはこの素材、など。

乱暴な例をピアノで例えると、
フランボワーズとキャラメルならば
酸味の立つエッジの効いたフランボワーズの高い音階➡️ピアノ右手
それを支え引き伸ばす丸いキャラメルの低音➡️ピアノ左手
のようなイメージ。

マスタリングというバランス感を要する作業がより作品を提供できる位置へと引き上げます。
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彼とは10代の頃からそんな音やら味やらビジュアルの感覚を交換してきました。
そしてとにかく味にうるさい😁
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※これらはあくまで個人的なイメージです。
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#感謝の芽吹き

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