香り

世の中には、たくさんの香りが漂っています。

しかも、過剰に。。。

ただの「香り」なのに、その「香り」が原因で息苦しさ、呼吸困難、頭痛、くしゃみが止まらない、脱力感、喉の痛みや腫れ、せきや喘息のような発作を起こしてしまう人々がいらっしゃいます。

私も「香り」を目的にした商品を使用していました。また、予期せずにも香りのある商品を使っていました。

しかし、最近は身体的な症状は起きていないものの、「香り」にとても敏感になってきました。

理由は、子育てや環境のことを考えた商品を使い始めたことです。

2年前に子供を授かりました。先ずは乳児用のボディーソープの利用、赤ちゃんにも優しいといわれる衣類用洗剤の利用から始まりました。

そして、日々、わが子の成長、生活にいいものをと思い、色々と知識を深める日々が積み重なり、使う洗剤も「石鹸」の利用という合成洗剤を利用しない生活となってきました。

一般的な洗剤は合成界面活性剤を原料としており、合成界面活性剤には人の健康や生態系に有害なおそれがある化学物質に指定されているものがあることを知りました。

そして、環境にも負担にならないような商品を選ぶようになりました。

人工的な香料製品から距離を置く生活を送ることとなりました。

すると、以前は気にならなかった「香り」をとても不快で強い「香り」と認識するようになったのです。

体臭を気にした汗拭きシートの「香り」や特別に「香り」を売りにしているわけではない衣類洗剤の「香り」まで強い香りとして不快になってきました。

この「香り」は化学物質によるものです。「香り」による健康被害をきっかけに化学物質過敏症になる方が増加しているといわれています。

妊娠した同僚の女性は、つわりが激しいのですが、洗剤や汗拭きシートの匂いが強烈過ぎて苦しんでいます。

妊婦の体は、胎児を守る方向に動きます。やはり有害性があると認識しているのではないでしょうか。

多くの人に香料製品が健康被害をもたらす可能性があることを知ってほしいと思います。

世の中ができるだけ人や環境にやさしくなっていくことを願い、自分の選択がより良い世界をつくることになるよう行動したいと思います。

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