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入眠までの時間は「15分~30分」が良いらしい

今日、Audiostockさんを通じて、おやすみ前のひとときをイメージしたアルバムを配信しました。各種サブスクでお聴き頂けます。

このアルバムの長さは18分です。短いと感じられる方も多いのではないでしょうか。私自身は、何となく、入眠用音楽って1時間以上あるものが多い気がしてました。

しかし、自分自身で入眠用のアルバムを配信するにあたり、『「適切な入眠までの時間」ってあるのだろうか??』と気になり、調べてみることにしました。

1.入眠までの時間は「15分~30分」が良いらしい

まず結論です。
各所WEBサイトを確認し、適切な入眠までの時間は「15分~30分」程度だなと、私個人としては結論付けました。

そこで「おやすみ・ぬくもり」シリーズはこの「15分~30分」時間内に収まる程度のものを配信しようと決めました。

次の項で、参考にしたWEBサイトと主な記載内容を列挙してみます。

2.参考にしたWEBサイト(6カ所)

(1)e-ヘルスネット(厚生労働省)

まず厚生労働省の関連WEBサイトを見ました。
寝付きが悪いことは「入眠障害」と呼び、不眠症の一つであるということは分かったのですが、具体的な数値基準は示されていませんでした。
そこで、各企業WEBサイトを色々と調べることにしました。

(2)健達ねっと(学研)

こちらのホームページは、 東証プライム上場 (株) 学研ホールディングスグループのメディカル・ケア・サービス (株) が運営されているとのこと。

「入眠障害」について、次のような記載がありました。

入眠障害とは、極端に寝つきが悪いために心身に不調を感じる状態です。
床に入っても30分〜1時間以上眠れない日々が1か月以上続く場合、入眠障害の可能性があります。

「健達ねっと」より引用
https://www.mcsg.co.jp/kentatsu/health-care/18893

ここでは「30分~1時間」という数値を見ることが出来ました。

(3)すやすや部(WACOAL)

下着でおなじみのワコールさんのWEBサイト。
ここでは、タイトルでズバリ「脳は15分寝つけないと1時間は寝つけない」とのこと。

(4)FNNプライムオンライン

2019年10月8日の記事。気を失うように寝落ちするのも良くはない、という趣旨がメインの記事でしたが、次のような記載がありました。

自然な睡眠では、寝床に入ってから15分程度でまどろみ、深い睡眠に入ります。

「FNNプライムオンライン」より引用
https://www.fnn.jp/articles/-/13774

「寝床に入ってから15分程度」という数値を見ることができました。

(5)眠りのレシピ(西川)

羽毛布団やマットレスなどでおなじみの西川さんのWEBサイト。
ここでは、西川さんの睡眠解析ソフトを利用した調査結果が掲載されていました。入眠時間に関しては次のような記載がありました。

調査によると、布団に入ってから実際に眠りにつくまでの時間が30分未満の割合は78%となっていますが、残り22%は30分以上もかかっていることが分かります。

「眠りのレシピ(西川)」より引用
https://www.nishikawa1566.com/column/lifestyle/20180212110000/

調査結果の説明として、良し悪しを断言されている訳ではありませんが、「布団に入ってから実際に眠りにつくまでの時間が30分未満の割合は78%」
という実態は参考になると思いました。

(6)眠りについて(エスエス製薬)

睡眠改善薬「ドリエル」でおなじみのエスエス製薬さんのWEBサイト。
この中で「日本人の睡眠実態」という調査結果が掲載されていました。
入眠時間については、次のような記載がありました。

「眠りにつくまでの時間はどのくらい?」
【A】5分以内:21%、【B】10分以内:36%、【C】20分以内:17%、
【D】30分以内:16%、【E】60分以内:9%、【F】60分以上:1%

調査結果「日本人の睡眠実態」より引用
(エスエス製薬)

各項目の良し悪しを断言されているわけではありませんが、
上記の【A】~【D】を合計すると90%(5分~30分以内)なので、
30分以内に眠れていれば安心なのかな…という印象を持ちました。

大変長くなりましたが、参考にしたWEBサイト(6カ所)は以上です。

これらの情報を元に、入眠用のアルバムを配信するときは「15分~30分」を目安に制作しようと決めました。

3.入眠障害を経験したから思うこと

私はいま、オリジナル曲の制作がメインの音楽活動です。
そのきっかけは、数年前に自分自身が体調を崩したことでした。術後の回復が思わしくない中で、激務やパワハラが重なり、ストレスの影響からか眠れなくなっていました。

疲れているはずなのに、1時間、2時間…全然寝付けない、そんな経験をしました。睡眠時間自体も少なくなるし、すごくしんどかったです。
(当時、入眠障害という認識はありませんでした。もっとヤバいぞと思えればよかった。「眠れない事なんて誰でもある」と言われていたし、私もそうだと思ってました。)

その頃、穏やかな眠りを求めて、リラクゼーション音楽を買いまくっていたのですが、どれもうるさく感じてしまって、私には合いませんでした。
自然音(川のせせらぎ等)のCDは心地よく感じられて愛用していたのですが、今度は段々飽きてきてしまいました。穏やかな音楽が聴きたい…。

その頃、音楽療法を独学や単発講座で学んだことをきっかけに、
自分自身で、自分を癒すために、寝る前の即興演奏をはじめました。

単音、多くて2和音くらいの、とてもとてもシンプルな曲。予め作曲したものでなく、その場で自分の音を聴きながら、心地よく感じる音の繋がりを紡いでいく。

そんなことがきっかけで始めた即興演奏が、オリジナル曲の制作や販売、
そして今日配信した入眠用のアルバム「おやすみ・ぬくもりピアノ Vol.2」へと繋がりました。

音数が少なく、やさしい音色のピアノ曲で構成した18分の短いアルバム。
入眠までの時間は「15分~30分」が良いらしい』を意識しています。

このアルバムを聴き終える頃には、ウトウトとまどろみ始めている…
聴いて下さった方が、そんな穏やかな眠りを迎えられていますようにと願いを込めて。

そして、あの頃の自分に伝えたいです。周りが何と言おうと、1〜2時間寝付けないのが常態化してるのはおかしいと思いなさい、専門家を頼りなさいと。

よかったら、聴いてみてくださいね。お耳に合うと嬉しいです。

(↓Spotifyのリンクを付けました。)

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!