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「失業手当」をもらってみて


毎月の給料から引かれる雇用保険料。
退職するまでこれが一体なんなのかわかっていませんでした。

雇用保険制度の「基本手当」の給付は俗に言う「失業手当」や「失業給付」と呼ばれています。しっかり払ってきたのだから、もらえるお金はもらいたい!

実際に私が「失業手当」をもらってみての体験談を書きたいと思います。


▲退職前

私が退職したのは2019年4月末。年度が変わる3月末で退職したかったのですが、会社から交渉されて+1か月。どうせだったら、6月のボーナスを貰ってから退職しようかな~なんて思ったのですが、なんだか退職をもっと先延ばしされそうな雰囲気だったので。笑

新天地での生活に慣れてから就職活動するつもりで有休消化期間に入りました。引継ぎや引っ越し準備等で忙しかったけど、やっと解放された…と非常に気が楽でした。


▲退職後~失業保険手続き

晴れて退職し、引っ越しが済みました。少しゆっくりした後、再就職を考え始めます。

失業手当の受給手続きに必要なもので、自分では用意できないものがあります。それは「離職票」です。

離職票が必要になるのは「失業保険を受給する場合」のみなので、すぐに転職する場合や独立・起業する場合には、もらう必要もありません。

が、肝心の離職票が届かない。会社からは1~2週間程度で届くと聞いていたのに。離職票が来なくても仮申請できることを知らず、結局手元に届くまでの1か月間待ちぼうけとなってしまいました。

だいぶゆっくりしてしまったのですが、離職票が届いたのでハローワークに行って手続きしました。正直、自分がハローワークにお世話になるとは思っていなくて、行くのが怖かったです…
しかし、実際に行ってみると、施設はきれいで職員の方々も優しかったです。老若男女問わず、様々な理由で失業状態にある方々がたくさんいるんだな~と思いました。

そこそこ混んでおり、1時間ほど待ち、申し込みと説明を受けて終了。

自己都合による退職は待期期間(給付制限)が7日間+3か月
会社都合(倒産・解雇)による退職や特定理由離職者は、7日間の待機期間後にお金がもらえます。

私は自己都合による退職ですが、結婚による退職だったので「特定理由離職者」に該当するということすぐにお金がもらえました。これについてはまた別の記事で書きます。

私がハロワからもらった受給資格者のしおりに載っていた図です。

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失業手当受給の時系列はこんな感じ。


▲失業手当をもらう

失業手当もらえることになった!やったー!では終わりません。

原則として4週間に1回(失業の認定日)にハローワークに行って、こんな求職活動をしました等報告しなくてはいけません。
なぜかと言うと、失業手当の受給資格には、いつでも働ける状態にあり積極的に仕事を探しているけど、働けない状態にある方のみです。
なので、インターネットで就職情報を集めつつ、キャリアコンサルタントさんに相談したり、将来のことを考えたり、面接に行ったりと、有意義な時間を過ごすことができました。それでもまあたくさん自由時間がありました^^


▲内定から入社まで

4月末に退職してから2か月ほど専業主婦生活をしたところで、やっぱりどこかで働きたい欲が出てきました。7月上旬からは本格的に転職活動をスタートしました。

1年以内に旦那の転勤がありそうだったので、正社員ではない仕事を探して2-3社内定貰って就職活動が無事終了。
入社日が決まったので、急いでハローワークに行き、報告。

決められた失業手当の給付日数より前に仕事が決まったので、失業保険の給付をもらいつつ、再就職手当ももらえることになりました。(わーい)


▲再就職手当もゲット

失業手当給付日数の3分の2以上を残して就職した場合は、残日数の60%、3分の2以上を残して就職すれば70%もらえます。早く再就職すれば戻ってくるお金が多くなります!

再就職手当をもらうために必要な書類をハローワークでもらい、会社に書いてもらう事項があるので、後は入社後。

その後問題なく再就職手当をもらうことができました。お給料とは別にお金がもらえるのはありがたい。


▲就職促進定着手当もしっかりもらう

また、再就職手当受給後にも「就職促進定着手当」と言う制度もあります。ざっくり言うと、再就職手当をもらって再就職先の会社に6か月以上雇用さる&失業手当をもらう前に勤めていた会社よりお給料が下がった場合にもらえます。

私の場合、正社員→派遣社員になったので、月々のお給料は下がりました。全額とは言えないですが、下がった分を少し補填してくれるのです。助かる。6か月後と申請するのは先の話なので、申請をお忘れなく。


これらの失業手当は自ら申請しないともらえません。
失業手当・再就職手当・就職促進定着手当どれも非課税で指定口座に振り込まれます。まとまった金額がもらえるのは嬉しいですよね。

しっかり申請して、もらえるお金はもらいましょう。




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