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餓死するかもと考える生活:余談

近況、相変わらず貧困なんですけどね、漸く20:30今日初めて食べたもの。冷蔵庫の中に残してた、板チョコ1枚。

「チョコレート工場の秘密」で、産業革命後の貧困の象徴だなと思ってた事が、餓死目前の貧困の中で生きていて、なけなしのお金で買って貪り食べたものが、板チョコ1枚。(それに工場招待券のアタリが入ってた訳ですが)

その、産業革命後の貧困の気持ちを、私達は未だに知っていて、過去のわからないものにはなっていないのが、悔しいと、くまは思うんですよね。

多様な栄養価の身体に良いものを自分に与えられるような、幸福を、私達は近代化で作れなかったのでしょう。
山や海に採取しに行って、食いつないでいた貧困の北海道は、私の子供時代という平成の徒花なんですけど、前近代的でとても豊かに楽しい貧困だったという感覚です。国鉄民営化からたくぎん崩壊迄の北海道の貧困は、地域まるごと貧困でしたから、社会保障制度とかそういう個別性のセーフティーネットとは位相が違ってて。
でも、北海道は、山にも海にも食べられるものが採取出来たので、面白い生活でした。

産業革命以降の貧困を、私達が忘れるくらいの幸福が、作り上げられたら、社会は良くなると思います。

恐らくは、ギャンブル依存症や生活習慣病など、餓死目前のときに板チョコ1枚買って貪り食べる心とつながる、近代的な貧困だと思って社会問題として眺めているのですが、私が東京で一番つらくて苦しいことは、東京は食べられるものを拾ったり出来ないんだもんなあ…、と、都会ならではの自然界からの恵みの無さ、ですね。カムイに祈りを捧げて生かさせて頂く生活には巻き戻らないのです。

腹が減ると、色々なことを考えます。
子供の頃から、腹いっぱい食べたことないからね。

そんな、くまは、証言によって構成されてる情報ではありますが、寝言で「お腹いっぱい〜(ニッコリ)」と、本当に言う人だそうです。漫画か!

最後に、アイヌ民族のフチ(おばあちゃんの意味)から直接聞き取りした、アイヌの教え。
お前の胃袋は、握りこぶし一つくらいの大きさしかないのだから、それ以上収穫してきても、溜め込むことなんて出来ないのだから、周りに分け与えなさい。

サポート頂いた分は、絵の具や画材代金の、このコロナ禍で発表の場も得られず苦しい中での、クリエイター活動継続の為に、使わせていただきたいです。 切実なのは皆さん一緒です。私も何か還元していければと思っています。 宜しければご検討ください。