非正規社員であることの自覚を教えてくれた親友達に感謝

1998.4、 #雇い止め なされた前職を #契約社員 として入社した時に親友と実父から #正社員 同様な振る舞いをしてはならないということを間接的に忠告を受けたり、 #非正規社員 特有の悲哀さを耳にし、

不安定で生きづらい職

であることを実感した。

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1.90年代非正規社員の誤った取り組み方に対する偏見

前職で正社員で採用されたと思ったら契約社員だったということを初回の #雇用通知書 に記載されていたことを知って愕然とし、若輩者ながら

#定年退職 した人達や #主婦パート の気楽な小遣い稼ぎをしている軽い考えをしている連中と一緒にするのに抵抗があった。

当時の業務量は正社員時代より激減し、かなり暇な環境に置かれていた為に暇を持て余すことがあり、何の目的で会社に行っているのだろうかと疑うことがあった。

それによる苦痛で気が狂い、退職を考えていた時期があったが、他の友人達に相談したら、

ただ椅子に座っているだけで給料が貰える分だけありがたく思え

と叱咤され、 #キャリアアップ を目指していた輩にしてはふざけているとしか言いようがない。

当時の私と同様な経験をして苦痛を受けている声をよく耳にし、私が社会に出た頃の人間と比べて真面目な考えをしており、

若いうちから将来のことを真剣に考える人が増えた気がする。

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2.責任よりも遊ぶことを優先にすることを選択する

友人のひとりと前職で主査になった当時の #派遣社員 の女性は遊ぶ金欲しさが目的とし、 #責任 を取りたくないという身勝手な理由で非正規社員という働き方をしたという話を聞き、早くも正社員として働けなくなったという #不本意 な理由でこの形態になった輩にしては人間的に疑うようになった。

当時の非正規社員は短期雇用が条件ですぐ辞めやすいことから責任がないと思われる #単純作業 しか与えず、意味を理解せずに納得して辞められる利点があるという無責任な考え方をする人が多かった。

私の場合は専門性を生かした目的で働いていた当時の派遣社員の考え方で勤務していたものの、そんな非正規社員の現実を知り、真面目になったぐらいバカを見た。

一度しかない人生を楽しみたいという考えでいるのは良いが、現在のような

不本意な失業

に影響する不幸な人生を送るという憂き目に遭うことを危惧する浅はかな考え方に対して呆れて物が言えない。

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3.手取り給料のカラクリ

前職の面接で初職より年収が上がるという話を当時の総務部長から聞かされ、小躍りしたが、実際は、

正社員でいう退職金がなく、短期間で辞めることを前提にして上乗せしているそうだ。

やっと通勤用の服が買えるようになった喜びは束の間、

住宅手当が支給されない為に実家暮らしをしなくてはならない

という困窮さはあった。

又、親友と1人当たり9万で沖縄旅行に行ったという話をしたということを彼女が共通の友人に話したことから、それよりかなり安い金額で行けたという辛辣な発言をされたことから、

年収が安い非正規社員としての自覚が足りない

ということを頂戴された。

#バブル期 のようなことは豪勢なことがもうできなくなるから、生活のことを優先にして考えて欲しい

という親友の一言で

過去のことになってしまったのだから、それに甘んじて生きる他はない

と考えを改めた。

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4.半分雇われて半分フリーランス

非正規社員は会社に雇われているものの、長期間の体調不良や仕事がなくなればいざという時に切られるという面があり、正社員でいる人達と考えが異なる点がある。

正社員が不正行為をすれば法律で注意指導で済む保証があるものの、非正規社員は逆にそのことができなくなるという点で切られることから彼らの気楽さを羨むことがある。

雇用更新されるように仕事や真面目な仕事態度で結果を出さなければならないという厳さがある面があるので、それに怯えながらしなくてはならない。

それが #フリーランス#個人事業主 と共通する面であり、気楽そうに聞こえる職種でも、仕事が来なければ終わりという厳しい現実である。

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4.同じ雇用形態ではないと話が合わない現実

親友が共通の友人から来たメールの内容に、同じく契約社員をしている友人が

年収が安く、安心して長期間は働けないのが現実である

という話を聞き、理解できた。

私の場合は同年代で同形態の社員はおらず、他の正社員に会って話しても無視され、疎外されることがあったことから、そういった人達ではないと話が合わないという現実を知った。

理解がある正社員とその件で話したことがあり、それなりの苦痛と現実をがあるということを聞かされ、身分が保証されるものの、現在の職場環境に対応できなくて退職を検討するということを話してくれたことがあったぐらいだ。

そんな理由で疎外するような人間は本当の関係を築けないと悟り、形態が異なっても真剣に話してくれた人がいた分、考え方の視野が広がった。

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#改正労働契約法 で失業した現在は、それをはじめとした法律や労働問題に明るくなり、若い頃のような浅はかな思考をしなくなったのと同時に

非正規社員の本質

を見抜く事が出来、現在は気楽で簡単に手が入らない職種になったことからそんな私に忠告してくれた方々に感謝している。

只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。