見出し画像

焼肉事件〜友人同士の旅行の打ち合わせのトラブルから得たこと〜 ①

1999.夏頃、いつも一緒に遊んでいた高校時代の友人4人で初めて行った旅行の打ち合わせで起きた出来事。

私は #契約社員 でありながら第三者から見ると当時の女性の平均年収を貰っていると言われるほど普通の生活をしていたものの、他の友人が自己都合で初職を退職したばかりで給付制限を受けていたという話を初めて知った。

他の友人達も初職を辞めて派遣や障害者雇用といった同性の平均年収以下の働き方をしていた。

社会人になって都会に出るようになってからは面識がある友人達の近況を知ることは再会しない限りはないまま最後に会った時点の記憶が止まったままの状態で対応したことによる食い違いが起きた。

久しぶりに同じメンバーである4人が集まり、食事の場所を決めようとした時に、私が

「焼肉がいい!」

とう発言からトラブルが起きた。

するといつもは大人しい自死した親友が反論した。

この場にいる収入が不安定な人の立場を考えて欲しい。

普通の会話で悪気なくしていたのにも如ず、前にの時間帯にしていた会話の内容を普通に聞き流していた可能性がある。

給付制限を受けていた友人が #雅叙園 クラスの #焼肉屋 を選んでいたと思い込み、強引に私の案を却下して、自分の案を押し通して敢行した。

彼女が出した案は #東京ウォーカー という雑誌の記事に掲載されていたような店は高すぎるから、味と建物の老朽度はともかく、安くて会話と雰囲気が楽しめればそれでいいと親友の発言に同調した。

店に入り、会話を楽しんだものの、意見を全却下された私は折れて我慢をしたものの、不機嫌になって、

この店のどこがいいのか?

と疑ったことから周囲の怒りを買われた。

しかも、

前職より年収が若干上がったと言えども、同じ不安定な立場である契約社員であった私も彼女達と同類だから合わせてくれと無言の圧力を掛けられた。

そもそもその発言をしてしまったのは、前職の先輩達が #バブル 世代であり、その当時の人達の影響や彼ら・彼女達のやり方を教えられたことによる弊害を引きずったまま、次の職場に進んだことが一因だった。

旅行中も同様なことが起きて心から楽しめなかったまま帰宅した夜に楽しかった旅行の余韻に浸っている親友から自宅に電話がかかり、受話器を取った実父に取り次がないで欲しいと言ったことで口論が起きた。

直後、受話器から漏れた実父の怒声を聞いた親友が、別の友人に知らせたことがきっかけで他の友人達も家族を嫌うようになった。

自分の案をぶち壊されて悲しい思いを引きずるぐらいだったら最初から断った方が良かったかもしれなかった。

女性はつるむことによる連帯感で心が一体化する傾向が多いと思われがちだが、考え方と嗜好、生活スタイルの #多様化 による食い違いによるトラブルを生じたのも仕方がない。

疎遠に近い関係同士で旅行をする場合に前述のやり取りをしても通じないことが多く、全員の意見が合わないまま敢行したら思い出に残らない嫌な出来事が残るどころか、 #人間関係 の崩壊に至るリスクがあることを知って欲しい。


只今失業中で高齢家族に合わせた生活を強いられており、取材する時間と費用がない状態で2時間という短時間で執筆しなければならない厳しい状況です。 主たるジャンルはいじめ、ハラスメント等の労働・社会問題を過去の回想を基にして執筆しております。