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「大きくなったら何になりたい?」と聞くこと、聞かれること

子どもの頃に、「将来の夢はなんですか?」「大きくなったら、なにになりたい?」と聞かれることは、とても困ることでした。

みんな、困っていなかったのかなぁ、、なんて思ってしまいます。

自分が大人になることなんて、まったく想像できなかったし、
どんな仕事があるのかも、どんなことをしている自分がしあわせなのかも、
なーんにもわからなくて、

「パン屋さん、ケーキ屋さんとかが、よさそうかな?」とか
「どういえば、おかしくないのかな?」「なにが正解かな?」と考えて、
きちんと答えと理由を決めて、「そんなことを言いそうな子」をやって、
その場をしのぐということをしていた気がします。

そういうこと、していた人多いと思うけれど、、どうですか?

正直に言えば、
「大きくなったら、何になりたい?」のこたえは、

「わからない」「知らない」「興味ない」だし、

逆に、
「なんで、そんなこと聞くの?」
「なにを、聞きたいの?」「なんて、言いたいの?」
「なにかあると思ってるの?」
「なんで、みんな同じこと聞くの?大丈夫?」
「本当に、わたしの職業に興味あるの?」だし、

なにも浮かばないし、なりたい職業がわからないことって
おかしいのだろうか、、って、不安に感じるから
放っておいてほしい。
そんな感じ。

わたしなんて、10歳くらいで結婚するのだと
思っていたので、いろんなことで混乱しまくりです。

「どういうつもりで、聞いているんだろう、、、??」と
思うばかりでした。

そういうこともあってか、
わたしは「大きくなったら何になりたい?」と
聞いたことがないし、

そもそも、「聞きたい!」と心が動いたことがないです。

「今、なにが好きなんだろう。」
「その好きなことの、どんなところが好きなんだろう。」
「どんな感じで、好きなんだろう。」

と思って聞くことはあるけれど、
「大人になってから」と、
わざわざ「未来」に意識を注いでもらう理由がわからず、なのです。

わたしは、ちょっと気難しいところがあるのでね、
大人なら、みんなが、何気なくあたり前にしていることに、
いちいち気にかかってしまうことがありました。
 
そして、

「なんで、そんなことを聞くの?」
「なんで、みんな同じことを聞くの?」

と、思ったことを素直に質問することもできずに
困ることも多かったので、

大人になった今、自分が
「どういうつもりで、それをしているのか」には、
できる限りの注意をはらって、接することを心がけています。

そして、人はいつ死ぬかわからなくて、
「大人になる、なれる」かどうかはわからないので、

「必ず大人になれる」と誤解をしないように
今を一生懸命生きることを伝えたいと思っています。

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