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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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#経済

他国を救わないと、自国がとても損をする話

▼「三田評論オンライン」に載った、ゲイツ財団日本常駐代表の柏倉美保子氏のインタビューから…

技能実習生がもう限界の件

▼コロナ禍で苦しむのは、女性、こども、そして外国人である。 2021年3月22日付日本経…

コロナ第3波が来るかもしれない件

▼2020年10月になってから、東京の新宿区内でマスクが50枚300円台で売っているのを…

外国人技能実習生が時給400円で残業させられている件

▼外国人に選ばれない国ニッポン、というテーマで何度かメモしているが、これもその一例。NH…

アメリカと中国との関係は「新冷戦」ではなく「ハイブリッド戦争」である件

▼アメリカと中国との関係について、「新しい冷戦だ」という表現を使う人がいるが、そうではな…

感染症対策を「経済」の大臣が仕切ることに日本では疑問を持たれない件

▼何度か書いたが、やはり違和感がある、というより、違和感が強くなるばかりなので、メモして…

非正規労働は、女性が29万人減って、男性が2万人増えた件

▼前号で、コロナ・パンデミックの最大の被害者は女性だ、というグテレス国連事務総長のコメントを紹介した。 そのコメントどおりの、身も蓋(ふた)もない現実を、総務省がずいぶん前に公表している。2020年5月9日配信の毎日新聞から。 〈女性非正規29万人減少 「心身とも限界」「1日1食」 母子世帯や単身者が困窮〉 〈新型コロナウイルスの感染拡大の影響による雇用情勢の悪化で、特に女性の非正規労働者に深刻な影響が出ている。総務省が公表した3月の労働力調査では、前年同月比で男性の非

コロナ検査は、未だ見えない「出口戦略」=経済再開に不可欠な件

▼ゴールデンウィークが明ける前後から、新型コロナウイルス対策の「出口」、という言葉がマス…

2つの「生存権」がぶつかっている件ーー医療崩壊か、経済崩壊か

▼日本では、新型コロナウイルスの感染拡大にともなう「緊急事態宣言」が延長された。2020…

終戦記念日の新聞を読む2019(7)~産経新聞『経済学者たちの日米開戦』評

▼1冊の本をどう評するかで、評した人の考えがわかる。2019年8月15日付の産経新聞に、…

終戦記念日の新聞を読む2019(5)「虫の目」と子ども

▼今号は、2019年8月15日付の各紙コラムから、三つの「虫の目」を紹介したい。 一つめ…

終戦記念日の新聞を読む2019(4)毎日新聞「余禄」~アジアから見た日本

「終戦記念日のコラムを読む」は、(1)では特攻した少年と親の物語、(2)では原爆被爆者の…

感情論は論理ではない件(1)日韓両政府の面子(めんつ)問題

▼よく「それは感情論だよ」とか言うが、厳密にいうと、「感情論」は「論理」ではない。「感情…

日本は優生思想に寛容である件(5)無知でデマを騒ぎ立てる人が多すぎる

▼2019年7月13日付の読売新聞の「論点スペシャル」で「犯罪に負けない社会のために」という特集が組まれていた。 その記事を読むと、犯罪に負けない社会をつくる以前の問題に言及せざるを得ない状況が浮かび上がる。 ▼筑波大学教授の原田隆之氏(臨床心理学と犯罪心理学)いわく、 〈犯罪に至る可能性がある「危険因子」は予防につながる重要な視点だ。ただ、加害者の状況や傾向を一つ二つ取り出し、それをあたかも原因のように語るのは間違いで、大きな偏見につながりかねない。  川崎市で児童