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民主主義のメモ

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民主主義について、ニュースで考える。
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記事一覧

「根拠が分からないものの拡散に自分は加担しない」という話

▼能登半島地震をめぐって、2024年1月8日「北國新聞」に載っていた、兵庫県立大学教授の…

能登半島地震報道の局面が変わった話  「北國新聞」2024年1月8日付などを読む

▼能登半島地震が起きてから1週間経った。局面は変わった。以下、引用の太字は引用者。 「北…

まだボランティアに行けないし、行ってはいけないという話(その3) 「北國新聞」2…

▼能登半島地震について。2024年1月7日付「北國新聞」28面に、〈能登へ大挙、渋滞さら…

まだボランティアに行けないし、行ってはいけないという話(その2) 「北國新聞」2…

▼2024年1月6日段階では、能登半島地震について、個人のボランティアは石川県がまだ受け…

まだボランティアに行けないし、行ってはいけないという話(その1) 「北國新聞」の…

▼電子版が普及して、実に便利になった。各地のブロック紙・県紙が、携帯電話で読める。 ▼北…

SNSと金儲けと編集者と

▼2024年1月1日に起きた能登半島の大地震をめぐるSNS(ソーシャル・ネットワーキング…

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コロナ禍で浮き彫りになった感染症差別の話

▼感染症差別といっても、今号は、新型コロナウイルスの患者が差別される話ではない。 ▼コロナ禍という世界的な出来事を強烈に相対化する記事が2023年5月9日付「朝日新聞」に載っていた。 〈ピーター・サンズ「グローバルファンド」事務局長に聞く 上/コロナで後退 3大感染症(エイズ・結核・マラリア)の克服を/中低所得国では後回しにされ 今なお流行/何十万もの子どもの死 手段あるのに座視〉 ▼一言でいうと、ここ3年間のコロナ禍対策によって、3大感染症(エイズ、結核、マラリア)の

ウクライナ戦争は「アメリカが管理する戦争」である話

▼10日ほど前、ドイツの戦車をウクライナに供与するかどうか、が日本語の国際ニュースの大き…

公序良俗が行き過ぎると息が詰まる話 ピエール瀧氏の逮捕余聞

▼美術手帖のサイトで、いい話が報道されていた。2021年6月21日配信の記事。適宜太字。…

他国を救わないと、自国がとても損をする話

▼「三田評論オンライン」に載った、ゲイツ財団日本常駐代表の柏倉美保子氏のインタビューから…

朝日新聞が信濃毎日新聞に続いて東京オリンピック中止を訴えた件

▼きのう、信濃毎日新聞が東京オリンピックを中止すべきだと書いた社説を紹介したが、全国紙で…

信濃毎日新聞が東京オリンピック中止を訴える社説を載せた件

▼2021年5月23日付の信濃毎日新聞に、東京オリンピックを中止すべきだと訴える社説が載…

大阪の医療崩壊が、医療崩壊という言葉を使わずに詳しく解説されている件

▼2021年5月16日付の朝日新聞で、大阪の医療崩壊をくわしく報道していた。ただし、医療…

「法案のミス多発」と「政治主導」が深く関係している件

▼最近の日本経済新聞のコラムで面白かったもの、の続き。 2021年3月28日付の「春秋」。政治主導とコロナ禍で、官僚にかつてない疲れがたまっている問題について。 まず、冒頭が面白い。 〈「次に掲げる」をどう読むか? 霞が関の官庁街では「ジにケイげる」が正解である。法案作成で誤字は許されない。そこで送り仮名や同音異義語のミスをなくすため音読み訓読みを工夫する。規定はキサダで規程はキホド。奇妙な日本語での読み合わせが延々と続く。〉 ▼「次に掲げる」を、「つぎにかかげる」で