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山を駆け巡ろう。筆者が「トレイルランニング」にハマり大会にでるまで。

こんにちは。皆さんはトレイルランニング(トレラン)をご存じですか?
トレイルとは一般的に、舗装されていない道=林道や山道などのことを指します。つまり登山道をランニングするスポーツです!欧米ではとても盛んで、日本でも山岳マラソンという形で以前から知られていましたが、近年ではライト層も増えており今注目されているアウトドアスポーツです。

私は約2年ほど前からトレランに出会い、少しずつコースを重ね、昨年からは大会にも出るようになりました。今回はロードランニングにはないトレランの魅力を少しだけご紹介します。

トレランって過酷なスポーツなの?

私は知人からトレランをやってみない?と誘われ、最初はとても過酷なスポーツだと思っていました。事実トレランには全国各地で大会があり、30キロから100マイル(約160キロ!)走るようなレースがあります。
しかし、私のような初心者が行うトレランは一般的な登山道を使い、短い距離を走ったりするため負担は殆どありません。それに登りは殆ど歩いています(笑)
私がトレランが続けられている理由は何といっても自然を楽しみながら軽装で山を楽しめること。市街地を走るロードランニングに比べ、アスファルトでは体験できない様々な地形を走り抜ける爽快感、いつもと異なる風景を楽しんだり、山頂の眺め堪能しながら休憩したり・・・ハイキング+運動という、一石二鳥のスポーツだからこそ続けられていると思っています。

どこで走る?

トレランは自由にコースを決められるのも楽しみ。とはいっても始めはどこで走るのかわかりませんよね。以下のリンクでは東京から日帰りで楽しめるコースを紹介しているので参考にしてみましょう。特に初心者であれば高尾山がオススメ、登山ルートがある程度確立されており、組み合わせで短い距離も長い距離も楽しめるので何度でも走りたくなります。

また、トレランに慣れてきたらヤマレコなどのサービスを使って自分で登山ルートを作るのが良いでしょう。(マップを携帯、またはGPSウォッチにマップをダウンロードして下さいね)
距離を伸ばすもよし、標高を重ねるもよし。トレランの魅力は走破タイムだけじゃなく、様々な観点で目標を設定できるので飽きることがありません。
自分だけの目標を立ててトレランを始めてみましょう!

トレランを始めるにあたって

トレランはランニングの一種ですが、普段ロードランニングをしている靴や装備だけでは怪我をする恐れがありますので専用の装備が必要です。
ここでは最低限トレランを始めるために必要なアイテムをご紹介します。
なお、Outdoor Pathではトレランを始めるために最適なセットをレンタルでも提供しています!

トレラン必携アイテム

  • トレランシューズ
    専用シューズは様々な地形でもグリップ力が発揮できるようラグ(ソールの溝)のパターンが設計されています。怪我や足への負担がかからないよう必ずトレランシューズを履きましょう。

  • バックパック
    ハイキングザックと異なり、トレラン用のザックは小型で体にフィットするよう設計されており、走っても横揺れや縦揺れがしないようになっています。一般的には15L以下で必要最低限のアイテムを収納するようにしましょう。

  • レインウェア
    山は天候が変わりやすく、寒暖差も激しいです。雨が降ると体温が奪われてしまいますので、コンパクトで折りたためる雨具を持ち歩くようにしましょう。

  • ハイドレーション
    ロードランニング同様に水分補給は大事です。トレランではソフトフラスクという柔らかい素材で出来たボトルがメジャーで、約500mlのものを走る距離に応じて数本持ち歩きます。飲み終わったら小さくまとまり、とても便利なので用意しておくと良いでしょう。洗って再利用できるのもポイントです。

  • 各種アクセサリー
    ここでは全てを紹介しきれませんが、トレランでは登山と同等のアクセサリーを準備するのも大事です。例えばエナジージェル・カロリーメイトや塩タブレットといった行動食。ほかにもヘッドライト、虫よけスプレー、熊鈴、コンパスやコースマップなど走る山の場所、距離や難易度に応じたアクセサリーを準備しましょう。

トレランをするにあたっての心得

怪我や遭難といった自身に関わるリスクをコントロールするのは勿論のこと、山や同じコースを歩む他の登山者へのリスペクトを忘れてはいけません。
ゆっくり登山としていたら横から急に走り抜けていって怖い思いをした。登山道を走るので地面がえぐれたり、本来走るべきでないところを走ったために自然が破壊された。といった声もあり、登山者とトレイルランナーの間には根深い確執のようなものがあったりします。
私も常に意識していますが、登山者への挨拶を忘れず、無理に追い越そうとしたりしないようにしましょう。
トレランが多くの人に認知されたのは比較的最近のことです。
登山者と共存しながら、健康的なスポーツとして発展するよう皆様も気を付けてトレランに臨んでくださいね。

最後に

トレランに少しでも興味を持ちましたか?体力に自信ができたら、ぜひ大会に出てみてください!一種のお祭りのような雰囲気で、トレイルランナーに囲まれて走る快感はひとしおです!全国で様々な大会が催されており、10キロ前後の短いレースもあるので気軽に参加できますよ。
物販ブースで新しいアイテムを試したり、現地の方や他の選手との交流で新たな出会いも見つかるかもしれません。

皆さまが楽しいトレランライフを始められますように!

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