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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿149

第148回から続く


第2四半期、この4月~6月は、これは、大きなヤマ

はじめに~

3月もあと1週間。第2四半期、この4月~6月は、これは、大きなヤマ。とっても、とっても、大切な期間だと今から思っています。この寄稿では、この時期に注目もしてきましたらかね。
私達は、この4月~6月の期間、アメリカの何を目にすることになるのか、非常に重要な3か月間ですね。

僕は、常々、寄稿やスペースで申して参りました通り、現実の生活において、複合要因のある複雑な事象を簡潔化して述べる事を好んでおりません。そこに欠落要因が発生しますから。簡潔化して、何か一つにだけ焦点を当てる手法もあまり好んではいません。

今回は、ズバッ~っと述べます。クレジット・クライシス(危機)



しかしながら、過去148回分の寄稿で、様々な事をすでに述べておりますので、今回は、ズバッ~っと述べます。

今、私達の目の前にある、私達が一番目を向けなければいけないリスク、
そのリスクは、クレジット(与信)・リスク、クレジット・イベントクレジット・クライシス(危機)。これです。このリスク、今生じているリスクの行方です。
これ以外の事は、少し後回しでもいいですかね、と思っています。

インフレとか、金利とか、FRBとか、パウエル議長がとか、ソフトランディング(米経済・景気の軟着陸)とかハードランディング(米経済・景気の急減速)とか、いろいろありますが、私達が一番目を向けなければいけないリスクは、まずは、上記です。そして、そこから誘発される可能性があるリセッション(景気後退)リスクですね。

どうぞ第145回の寄稿をご参照ください。
今一度、第145回寄稿で引用させて頂きました、大事な点を、ここで再度引用させて頂きます。


最も大きなテールリスク


こちらはMarkets & Mayhemさんがシェアしてくださったツィートとグラフです。



この出所は、BofA(バンクオブアメリカ)のグローバル・ファンド・マネジャー調査からです。
この調査の質問は~最も大きなテールリスクは何だと考えますか?
とファンド・マネージャーさん達に尋ねておられます。
テールリスク(Tail risk)とは~マーケット(市場)において、ほとんど起こらないはずの想定外の暴騰・暴落が実際に発生するリスクを言います。

薄い水色が2023年の2月です。
濃いブルーが2023年の3月です。

項目は、上から順に、

・システミックな(全体に波及して行くような)クレジットイベント
・インフレの高止まり
・中央銀行がタカ派的である事
・地政学的リスクの悪化(ロシア・ウクライナ、中国・台湾)
・株式市場の暴落

クレジットイベント~信用リスクを対象に売買を行うクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)取引において、国や企業などの参照組織が引き起こすデフォルト(債務不履行)につながる行為や事象(イベント)のこと(出所:野村證券)

2月と3月では、シリコンバレー銀行の破綻からの一連の出来事、クレディスイスなどから、明らかに視点が変わっていますね。「インフレ高止まりからシステミックな(全体に波及して行くような)クレジットイベントへと

*発生する確率が非常に低いリスクによって暴落や暴騰が実際に発生することをテールリスクと呼びます。

グローバル・ファンド・マネジャー調査からも、見て取れますように、今、私達の目の前にあるリスクは、これです。

第145回寄稿時に、添付させて頂きました、第9回のスペースで述べた内容、現行内容、どうぞ、ご参照頂けましたら。

その上で、本日のサマリー(要約)~

リスクは前述の通りです。
クレジット(与信)・リスク、クレジット・イベント、クレジット・クライシス(危機)。このリスクの行方です。


次は、商業用不動産ローンに影響を及ぼす


バンク・オブ・アメリカは、先週、現在の銀行危機が、次は、商業用不動産ローンに影響を及ぼすという事をご指摘もなさっていたようです。
僕個人は、この商業用不動産ローンにつきましては、FRBが何らかの対策をとるであろうと現時点では考えております。

売り方としての僕、どんどん売りだあ~とならない


売り方としての僕が頭に入れて警戒している事は。このリスクを認識しながらも、何でもかんでもどんどん売りだあ~とならないのは、もう少しマーケットをよく見てみたいからです。まずは、前回第148回の寄稿をご覧になって頂きながら、ここでは、その上で。

過去のこの寄稿でも述べましたが、
ごくごく、一般的に、平時、言われますのは。
アメリカ株って、「1月に買って、Sell in May(セル・イン・メイ、5月に売る」~1月に買って、1月効果を享受して、その後、上げ下げ上下運動あるんだけれども、その間、ホールド(買いポジションを保持)して、それで、5月に売る。あとは、なにもしない。「は~い、今年の仕事終わり」みたいな。あとは、ビーチにでも行って、寝っ転がってよっか、みたいなニュアンスですかね。

こういう事が一般的に昔からよく言われます。今年もこうだと言っているのではありません。一般的に、昔からよく言われるという事で述べています。
このへん、皆さまも、お聞きになった事があると思います。

今週は、3月の最終週。
そして、1年という期間の各月という事で、月の性質を見ると、ごく一般的に平時であればですが、5月に向けて、上がりやすい月、4月と解釈される、そういう月でもある4月です。だから、今回4月に上がるでしょうと述べているのではありません。

これを頭に入れておきましょうねと自分に言い聞かせております。

通常であればこんな感じがあるんだけれども、というニュアンスを意識した上で、
前回の寄稿で述べましたような事と併せまして、4月がそういう月でありがちなことも頭に入れて、今を見る、そのために、今、時間を少し使ってよく見る、というスタンスでいます。

平時、1月に買って、5月に売る、は、一般的に、よく言われることですので、ここで、例として取り上げました。

僕は、売り目線、売り方です。買い方ではありません。これからマーケット上がるよ~と言っているわけでもありません。まずは、このあと上がるのか下がるのかよく見てから、それから、という事を述べています。


上にも、下にも、サンドウィッチの状態で、ちょっと、詰まってる感


今、S&P500のチャート見ていても、上にも、下にも、サンドウィッチの状態で、ちょっと、詰まってる感があるので、この後、マーケットが、今の事、これからの事を、どう解釈するのかそれをまずは見てみないと、と思っています。


売り方として、頭に入れる事を入れて、警戒しながらマーケットを見るという事を述べています。
こういう事を頭に入れながら、自分は、どこで思いっきりバット振るのか(行動するのか)、そのために、また今週から、よく見ようと思っております。
*僕が、売りだ、ショートだと自分で思い、初動をとった2月という月と、ほとんどのポジションを利確した3月という月と、この4月という月は、アメリカ株という事においての月回りが、それぞれ、違いますねという事を述べております。

2月は、例年、歴史的に、あまりよくない月。

4月は、例年、歴史的に、上がりやすいとも解釈されがちな月。


それでいて、2023年第1四半期の業績発表が始まるわけですね。
今回は、業績が徐々に振るわなくなっているはずの第1四半期という事でも
あるわけです。
ここで述べているような事は、しっかりと頭に入れておいて、先入観を持って決めつけず、取り組むという事で考えております。

今、クレジット(与信)・リスクやそこからのリセッションリスクが目の前にあって、こりゃ、結構、悲観的な話ばっかりだわ。これは売りだわって言って、あまり深く考えずに、売っちゃったあ、はいいけど、それでそのまま、下がればいいのでけど。そうではなくて、下がる前に、その前に、一回上に持って行かれちゃって、それでやられちゃったあじゃあ、それでその後下がったんだけど、先に上に持って行かれためにそこで即死だったわ、ってあとからなっても、ちょっと、それは、つらいですから。
という事から、この寄稿では、このような事を、述べて参っております。

これらの事を、まず、頭によく入れておくという事です。

ここからは、少々、余談をさせて頂きながら、また本題へ戻ります

金融政策と財政政策


投資に携わる皆さまは、やはり、金融政策という観点から、FRB、FRB議長というところについては、なじみが大変深いと推察申し上げます。
いっぽうで、財務長官については、いかがでしょうか。もちろん、よくよく、ご存知の皆さまもたくさんいらっしゃると推察申し上げます。

これ本当にあった、個人的な実話なんでけどね(笑)。
ちょっとした余談です。
アメリカの金融市場と実体経済の温度差についてちょっと述べます。


初代財務長官アレクサンダー・ハミルトン


アメリカの歴代財務長官。
今のイエレンさんが第78代財務長官です。
アメリカの歴史にいつも出て来る初代財務長官アレクサンダー・ハミルトン(ジョージ・ワシントン大統領)からはじまって。
アレクサンダー・ハミルトントーマス・ジェファーソンは、アメリカの歴史の象徴と言っても過言ではない人達、常に、アメリカの歴史に出てきますからね。
アメリカ合衆国という国を創った人達ですから。



トーマス・ジェファーソン 第3代アメリカ合衆国大統領


この寄稿でもよく引用させて頂く、ローレンス・サマーズ財務長官(クリントン政権)の次の財務長官に、クリントン政権から、ジョージ・W・ブッシュ政権に変った当時、ポール・オニール(Paul Henry O'Neill)氏が第72代財務長官(ジョージ・W・ブッシュ政権)として就任なさったんですね。
財務長官に就任したのは2001年1月20日で、退任なさったのが2002年12月末でした。
すごい方なんですよ。真の実業家。ペンシルベニア州ピッツバーグのアルミニウムメーカー大手のアルコア社の会長兼最高経営責任者として、アルコアを世界最大のアルミニウム企業へと成長させた人です。

オニール財務長官の時代も、僕、まあ、よく、ニューヨークには足を運んでましてね。まあ、その自分の仕事に大ボスと呼ばれる人がいて。メロー(穏やかでまろやか)な紳士で。俺が俺が、というタイプの人ではなくて、みんなに、周囲から、持ち上げられて、担がれて、どんどん偉くなって行ったという感じの人です。


ポール・オニール(ジョージ・W・ブッシュ政権/第72代財務長官)


丁度その頃、その人と僕とあと3人、合計5人で、晩御飯食べに行こうという事になって。うち、ひとりが、たまたま、仕事がまだあって遅れるから、じゃあ、4人で、予約したレストランではない、別の、アイリッシュ・バーで、先にビールでも飲んで待ってようと事になって。


ニューヨーク・マンハッタンにある、そのアイリッシュ・バーには、すごく大きなスクリーン型のテレビが設置されていて、バーのガヤガヤ感が、うるさ過ぎず、静か過ぎず、心地よい感じでもありました。
僕は、まあ、うちひとりと、ビール飲みながら立って話し込んでいました。
突然、少し、離れたところから、大声が聞こえて来て(笑)。

ちょうど、その大型スクリーンテレビに、オニール財務長官がアップで映っていて。それに対して、テレビに向かって、メロー(穏やかでまろやか)な紳士が、大声をあげて怒ってました。「今すぐ、退場しろ!ピントがずれまくってるよ!なんでも、遅いんだよ!後手に回りすぎなんだよ、なにをやってんだ!なにを言ってんだ!ずれまくりだよ!」という、いらだち、うっ積を、発散してたと言うか。激おこ、というか。
僕らの周囲はシ~ンとなっちゃって。僕は、ハトに豆鉄砲状態で(笑)。


金融市場にいると、実体経済の”少なくとも”半年先、1年先、もしくはそれ以上先”を走っているという感覚



ウォール街の、金融の最前線にいて、その指揮を執っている人からすれば、いろいろなことが「遅い、鈍い、ずれている」と映って来ていたんでしょうね、それ以前から。
金融市場にいると、実体経済の”少なくとも”半年先、1年先、もしくはそれ以上先”を走っているという感覚はそれはもう自然に、身について、ありますからね。

同時に、普段メロー(穏やかでまろやか)な紳士は、実体経済、そこからの出身者ではなくて、ウォール街からの出身者が財務長官に就任する事を望んでいました。金融政策とのバランス、スピード感のこともありますしね。

ウォール街からの、ウォール街出身の米財務長官を望んでいます。


今、それから、すでに、20年以上の時を経て、僕個人は、やはり、今も、ウォール街からの、ウォール街出身の米財務長官を望んでいます。
まあ、個人的願望にすぎませんが。


第72代オニール財務長官と第78代イエレン財務長官が重なって見えたり



I don't know that I should really say, but (こんなこと言っていいのかどうかわかりませんが)、あれから、20年超の歳月が流れて、第72代オニール財務長官と第78代イエレン財務長官が、なんとなく、重なって見えたりするような事も、僕個人の錯覚としてありますかね。
つい1日、2日くらい前に、英語版のニュースで、ホワイトハウスは、イエレン財務長官が、今回の銀行危機(バンク・クライシス)に対する、取り扱いに対して、ファンブルする(へまをする)のではないかと危惧しているという、ニュースも、流れてはいました。

当時、その普段メロー(穏やかでまろやか)な紳士は、金融市場、金融経済と実体経済の間にある時差についても、意識を置いていたと思います。

今、そこにある、クレジット(与信)・リスク、クレジット・イベント、クレジット・クライシス(危機)、そこから誘発されるリセッション(景気後退)・リスク。
金融市場と実体経済の間に存在する時差がありながら、このリスクの今後の展開、それが、大きなポイントです。

一般的なアメリカの方からすると、ウォール街は批判の対象にもなりやすいわけですけど。ただ、ウォール街は、途轍もなく、途方もなく、巨大です。
僕が言葉で述べるよりも、先日、第144回寄稿で引用させて頂きました、
巨大金融機関の巨額のデリバティブ(金融派生商品)取引、一覧表を拝見しますと。
こちらは、第144寄稿でも引用させて頂きました、巨大金融機関の巨額のデリバティブ(金融派生商品)取引に対して、ずっと警鐘を鳴らしてこられたGabor Gurbacsさんがシェアしてくださったツィートと一覧表です。



いっぱい、理屈や理論があっても、どうであろうが、これは、壊せないでしょ。
これが、現代のウォール街のひとつの姿でもあるのですから。


寡占化はなはだしい



前回の金融危機以降、ホンマもののアメリカの金融機関って、too big to fail(大きすぎて潰せない)が強烈に加速して、すでに、今やそれになり切っちゃって久しい、まあ、何と言いますか、率直に申しますと、寡占化はなはだしい、と申しましょうかね。それが事実、現実ですから。

*寡占化~特定の領域を少数のものだけで独占するようになること

この事と、金利の引き上げ局面に対応できなかった「いくつかの腐ったリンゴ」の話は比較しにくい、一概に比較できないわけです。

ただ、その「いくつかの腐ったリンゴ」の話を軽んじる局面でも”今は”ありません。だから、この寄稿では、一貫して、「いくつかの腐ったリンゴ」の話を、過小評価はしない事、でも、過大解釈もしない事と述べさせて頂いて参りました。
*いくつかの腐ったリンゴという表現は、シリコンバレー銀行の破綻から始まった、金利の引き上げ局面に対応できなかった、銀行と名前の付く、いくつかの組織、機関の事を表現しています。

今、私達の目の前にある、私達が一番目を向けなければいけないリスク、
クレジット(与信)・リスク、クレジット・イベント、クレジット・クライシス(危機)。これなのです。この行方。


昨日引用しましたブルームバーグ記事~見出し~「FRBからの借り入れ、2週間連続で21兆円超える―混乱受け資金活用}~混乱を受け、これだけの資金活用があるのです。


そして、これまでも引用してきたブルームバーグ記事~見出し~「米財務省高官、SVBと同様の問題抱える金融機関は複数ある~「米財務省高官は12日に匿名を条件に記者団に対し、SVBや恐らくシグネチャー・バンクと多少に似ている金融機関は幾つかあると指摘。」~ここからのリスク。

直近の寄稿で述べた通り、PIVOT(FRBの政策転換)が、早ければ6月からという事を見込み、織り込む、金融市場。PIVOT(FRBの政策転換)。僕はPIVOT(政策転換)は、ないと思っています。


パエル議長の唯一の目的は金利を高く維持する事なのだ


昨今のFRBの一連の対応は、QEではない、と、僕個人のこれまで述べ続けて来た考えと同様におっしゃっておられる、僕が最も絶大な信頼を置いているアメリカの著名元FRBのエコノミストの方は、この週末、引用~「パウエル議長は、今や金利のレベルが無関係である事を分かっている。一時停止もできる。パエル議長の唯一の目的は金利を高く維持する事なのだ」とご指摘されておられました。

QEの定義につきましては、ググりますと、様々に、英語、日本語で出て参ります。まあ、QEって、物価上昇率(インフレ)の加速を助長させるので、その効果から「マネー・プリンティング(お金の印刷)」って言われますよね。
今回、マネー・プリンティング(お金の印刷)じゃないですね。流動性を供給してきているわけですね。マネー・プリンティングと流動性の供給は異なります
QEって資産購入に関連してるわけですけど、今回FRB何も買ってません。流動性を供給してきているという事です。

こちらは、Ponzi Financeさんがシェアしてくださったツィートとチャートです。


これは、過去のこの寄稿でこれまでも述べてきております通り、QEではないです。

それで、前述の元FRBのエコノミストの方は~「今年を通して、バックグランドに、QT(量的引き締め)が続く限り、パウエル議長は目的を達成する」とおっしゃっておられました。

それで、僕は、この方がそう言うのであれば、そうなんでしょうねと素直に思いますので、パウエル議長が目的を達成するのであれば、前述の通り、
クレジット(与信)・リスク、クレジット・イベント、クレジット・クライシス(危機)、今生じているこのリスクの行方に集中、注目して、そこから誘発されるリセッションリスクにも注目しながら、これ以外の事は、少し後回しでもいいですかねと、僕は、思っています。

まずは、冒頭、サマリーで述べた事を、頭に入れて、意識において。

「いまから、ここから~(相田みつを)」

時間を使ってじっくり見てから、と思っております。

今週も、どうぞよろしくお願い致します。




第150回へ続く




最後に …
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私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
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アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
🍅注意事項
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