人生は二勝三敗でいいのでは

堂々と胸を張り顔を上げて

何の負い目もない

正々堂々とした人生を

負い目はない  

だけど俯いて歩く

ほどけかけのスニーカーの紐を

屈んで結ぶタイミングを逸して

踏まないよう不自然に歩く

しなければならないことは

分かってるのに

タイミングだけが掴めない

怠惰か怠慢か

楽をしたいわけではないけど

誤解をとくために

言葉を発するタイミングを逸する

負けてもいい

負い目はないから