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俺こそが学習の主役

何だか妙なタイトルで恐縮です。予備校でも新年度開講の時期で、担当講師が学習法などについて授業で語る時期でもあります。講師の勧める学習法というのは、理論と経験に裏打ちされたものですから、実効性の高い学習法と言えます。一方で、大学生スタッフが学習法のアドバイスをすることもあります。こちらは少なくとも1人はそのやり方でうまく行ったという経験に基づくもので、その「先輩」が自分と同じタイプの学び手だと思うのであれば追実践の価値があると言えます。

持田は、学習法の提案を行います。あくまでも提案です。suggestは動名詞を取ります。suggest learning like thatを受けてconsider learning like thatに移ります。decide to learn like thatとなるかを検討するわけです。orderですと、相手を特定して不定詞を取ります。order you to study like thatですね。suggest you to study like thatとは言えませんから、「提案」が「命令」と比べて拘束力が弱いものであることがお分かりいただけると思います。

飛び交う学習法を実践するかどうかは自分自身にかかっています。大学受験生がすべて2025年入試を目標としなければいけないわけでもありません。そもそも大学受験の重要度が人によって違います。仮に同じところを目標としたとしても、複数の方法が存在することもしばしばです。大宮から横浜に行くのに、上野東京ラインに乗るのか、湘南新宿ラインにのるのか、あるいは京浜東北線で行くのか。どれでもいいわけです。うっかり川越線に乗ってしまっても、引き返すなり、川越からFライナーに乗るなりすればよいわけです。つまり、適切ではない学習法に手をつけてしまっても、どこかで修正すればよいのです。

ちなみに、受験生にとっての「川越」は、夏頃に到達します。ここで気づかないと、秋に「高麗川」です。これだとおそらく、「東神奈川」で時間切れです。賢明な判断が求められます。

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