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【ウモ星人からの書簡】 D57-3T1B - 13/19b 第二次遠征隊の旅と着陸


#UMMO


D57-3
T1B - 13/19b
手紙のタイトル:第二次遠征隊の旅と着陸
地球では使われていない概念の引用
最初の着陸の曜日と時刻の精度
地球での最初の日
日付:1967年12月2日
受信者:ビジャグラサ氏
原語:スペイン語
備考:全三十枚中三枚目の手紙。


兄弟たちのOYAGAA(地球)への最初の降下

初めてこの星に旅立った六人のOEMII(人)たち。

OEOEE 95 :OEOEE 91の息子。BAAYIODUIII(生物学)の専門家、地球の年齢に換算すると31歳。遠征隊長。現在はUMMOから地球に来ている兄弟を調整するOGIIA(チーフ)。

UURIO 79 : IYIA 5の息子。 BIIEUIGUU(精神生物学)の専門家。当時の地球年齢は18歳(この遠征隊の中で地球に残っているメンバーの内の一人)。

INOOO 33 :INOOO 29の娘。OOLGAA GOO(物質構造物理学)の専門家 地球年齢で18歳。

ODDIOA 1 :ISAAO132の息子。AYUU WADDOSOOIA(通信)の専門家。地球年齢で78歳。

ADAA66 :ADAA65の息子。AYUYISAA(社会学)の技術者で22歳。 唯一地球で亡くなった兄弟です。
1957年11月6日、ユーゴスラビアで事故の犠牲となり死去しました(遺体を回収することはできませんでした)。

UORII 19 :OBAA 7の娘。消化器系の病理学の専門家。32歳。

UULODASAABII(SAABI<家>にある映像を見るための半球状のスクリーンがある部屋。地球のテレビとはやや異なります。)の画面に映し出された旅立ちの映像を、私は今でも覚えています。三機のOAUOOELEA UEUA OEMM(銀河系航行用レンチキュラー船)が、私たちのUMMOからOYAGAA(地球)へ向けて出発しました。

出発に最も適したタイミングであっても、とても幸運だとは言えません。数XEE(UMMOの年)後、宇宙空間の等力学的条件が例外的に良好になるかもしれないと予測されました(1952年には3万UIW<64.4日>以下で地球に到達しました。これはその当時としては信じられないくらい短い距離でした。)。しかし、その予測が実現する可能性は非常に低く、事前に出発の判断がなされました。

地球人が探検隊を察知した場合に備えて、UMMO総評議会から地球の評議会または首長宛てに、地球の言語に比較的短時間で翻訳できる複雑な指示を含んだメッセージを携えていました。

この手紙は、薄いGUU(鉄、炭素、クロムバナジウム合金)に印刷され、人間の態度や身振りを表す一連の表意図形と幾何学図形、二進法で表現された数字が描かれています。言語学や地球の意味論の専門家がその内容を解釈するのは難しくはなく、私たちの探検隊とOYAAGA(地球)の総督府との初めてのコミュニケーションを可能にします。

探検隊が持って行く装備は沢山ありましたが、小さくて軽いものです。BAAYIODIXAA UUDII係数(翻訳できない言葉です。地球の生物学ではこの重要な概念をまだ確立していません)の値も分かりません。これはある環境下における生物学的なバランスの条件を表す式です。それぞれのOYAA(惑星)には、対流圏に炭素系生物が存在できる、あるいは存在できない特殊な条件があります。動物や植物の形態の発達は、一連の物理定数によるものです。

遺伝子の発達には無視できない程の偶然が素粒子レベルで起こっていますが、この生物遺伝の発達は単なる偶然の結果ではありません。種の生理的な形態や構造は、生物の細胞構成が単純であればあるほど、惑星によってかなり異なります。

このように、UMMOのろ過可能なウイルス種は地球のものとは全く異なります。それだけでなく、複雑な多細胞動物のレベルでも、既知の地球の種とよく似たものを見つけることは、まずできないでしょう。

BAAYIODIXAA UUDIIIで表現される数式は、以下のような多数のパラメータが統合された複雑な関数です。重力加速度、大気のオゾン化、ガンマ線強度、気圧と組成、スペクトルと太陽放射、衛星と近隣惑星の重力サイクル、大気の静電勾配、テルル電流、などなど...。惑星の地殻の化学元素の組成(割合)と、突然変異を引き起こす放射線や環境の予測できない影響による自己選択など、生物の進化の方向性を変えることができる他の要因とは関係なく、それを予測することができます。

この公式や係数は、惑星間旅行の可能性を分析する際に、計り知れない重要性を持ちます。残念ながら、その正確な値を知ることは、手間のかかる「現場」での調査が無ければ簡単にはいきません。すでに別の環境に適応している生物は、この環境での最も基本的な防御機能を備えていないため、感染症になる可能性があるだけでなく、劣悪な生物環境に入り込む危険性があります。また、適切な予防手段がない場合、表皮や外部器官の保護具をしなかったために、新しい環境の影響を受けた瞬間に、OEMIIは倒れて死亡する可能性があります。

この保護具は、外洋や水中探査であなたが使用する特殊なスキューバスーツとは違う物です。新しいプラスチック製の表皮を装着し、その孔で汗を蒸散しつつ、化学物質や生物学物質の通過を防ぎます。各器官のニーズに合わせた機能を持つ一連の装置が開口部の近くに前もって設置されています。鼻孔に設置されたカプセルは、純粋な炭素の変質から酸素と窒素を発生させます。さらに二酸化炭素は、同じ装置によって取り込まれ、その基本的な要素の炭素と酸素に分解されて変換(あなたは変換とおっしゃいますが、これは私たちには正しくない用語に思えるのです)され、表皮の加熱(とエネルギー放出)に使用されます。

目や口はきちんと保護されています。前者には気体レンズで構成された光学系を搭載しており、コンピュータで制御され、大気のある場所でも恒星間空間の真空の中でも、充分な視界を確保できるようになっています。

腰部に設置された装置につながる二重のチューブの先には、下唇に取り付けられた装置があります。チューブの内部には機械の繊毛がついていて、様々な濃縮食品を入れたカプセルをゆっくりと運びます。この楕円形のカプセルは、唾液によく溶ける非常に薄いゼラチン状の膜で覆われています。連続したまばたきで信号を送ると、隊員の食事となるさまざまなカプセルが口に運ばれます。もう一つのチューブは、異なる濃度に調整された栄養価の高い血清を運びます。必要な水分は、大部分を自分の尿から得ています(塩分を除去した後、炭酸塩によって化学的に純粋な水を精製し、硬化させます)。

耳にはそれぞれUAXOO-AAXOO(重力波送受信機)で動く音響変換器を装備しており、メンバー間で短いメッセージをやり取りするときに使います。ある程度の長さのメッセージや会話は、ほとんどの場合テレパシーで行います。

肛門から直腸に入れた探針で、あらかじめ38℃の乱流で処理した排泄物を集め、臀部に装着した装置に吸い込みます。そこで基本的な化学元素に分解し、その一部を気体にして、酸素と水素に変換し、水を合成します。この水分で尿と水の循環を行い、汗の蒸散による損失を補います。残りの元素は、ガス状のIODOに変換して外部に排出します。

これらの装置(いずれも小型)を表皮に貼り付けた後、裸体の上にさまざまな保護用エアロゾルを噴霧します。これらはすべて、薄い弾力性のある膜を形成し、保護表皮を構成します。こうして、探検家は自由に動き回ることができ、生物学的に不利な環境下でも特殊な服を着て自由に行動することができるのです。しかし、例えば大気のない小惑星の表面にいる場合、この新しい表皮で血圧の膨張作用を防ぐことは、当然できません。

この場合、補助としての特殊な宇宙服は使いません。最表層は別の金属化プラスチックで覆われます。これを高倍率の顕微鏡で観察すると、網目状の構造(メッシュ)になっています。 硬い素材なので身体の動きは鈍くなりますが、OEMIIの一般的な動きを妨げる程ではありません。

この装備とは別に、地球の食品のタンパク質分子、アミノ酸、エステルの旋光性がUMMOと逆である場合に備えて、水の窒素、炭素、酸素、水素を糖質などの非常食の基本成分に変換する装置も隊員に装備されていました(あなたもあらゆる非対称有機分子が宇宙では右旋性と左遷性の二つの形態をとることをご存知でしょう)。

同様に、水の浄化や合成のための装置、発音装置、写真撮影装置(私たちはあなたとは別の画像定着システムを使っていますので、この場合、写真撮影という言葉は正確とは言えません)なども必要でした。XOOIMAA UYII装置(地質調査用)、UULUEWAA(録音したり、画像を撮ったり、周囲のさまざまな物を遠隔操作するための装置)、および防衛機器(当然、その内容はお教えできません)、物理的な大きさの測定や地質と大気の作用を記録する特殊な検出器、遠隔測定や分子・スペクトル解析の装置などが、一連の装備となります。

前回のレポートでお伝えしたように、私たちはOYAAGAA(地球)の人類に対する方策を徹底的に検討しました。私たちは、あなたが持っている検知手段や遠隔操作は分かりません。そのため、例えば、すでにお話した私たちの探索旅行では、1347メガサイクルと2402メガサイクル(あなたは極超短波と呼んでいます)の波動放射が記録されていますが、そのような周波数帯が電波探知サービス(地球のレーダー)に割り当てられていたことは無視して、とにかくその可能性の確率の値を割り当てたのです。それでも発見されなかった場合は、地下に観測所を建設し、合成水や基本的な食料を備蓄する緊急施設を設置するように命じられました。シリコンやアルミニウム(地表に粘土があることは知っていました)を加工して炭水化物や脂質(食用油脂)を合成(緊急生産)する設備があれば、OAWOLEA UEWA(船)の到着が遅れた場合、長期間の滞在でも食料問題は最終的には解決されます。

この観測所から、この惑星の地質、大気、生物の特徴を研究する一連のサイクルが始まるのです。その時、状況がどのように展開し、地球の社会ネットワークの心理構造をどこまで観察することができるのかを予測することはできませんでした。地球の人々をどのように研究するかは、未知の惑星に降り立った探検家自身が決めなければならないのです。

勇敢な探検家たちは皆、UMMOに家族がいました。OOEOEE 95には四人の子供たち、UURIO 79とADAA 66には二人の子供がおり、その他のメンバーにはそれぞれ一人の子供がいました。全員が、どれほど危険な旅か分かっていました。科学的探究心の結果、兄弟が亡くなるという不幸な前例が既にあったのです。UMMOでは、社交的な精神が非常に発達しており、社会ネットワークでの深刻な規律の問題はほとんどありません。OEMII(男性)は、自分よりずっと若い、あるいは異性の上司に従わなければならないとき、屈辱を感じるかもしれませんが、ほとんどの場合、進んで従います。ただし、上司とイデオロギー的な意見が対立する場合、自分の見解をいつでも言う権利があります。 UMMO OEMIIは、それ以外の点では、上下関係が地球の人々よりも自由です。しかし、惑星間探査という例外的な条件下では、厳格な規律基準によって、探検家グループのメンバーの間の関係を盤石にする必要があります。彼らは特殊な心身の資質を基準に選出された後、厳しい集団の規則の遵守を自由に選択します。

地球の一部の修道会のように、誓いを立てたり、服従の誓いを厳粛に表現したりする必要はありません。私たちは、この旅人たちの小さなグループへの参加に同意した瞬間から、自分の意志が上官の意志の支配下に完全に置かれることにはっきりと同意することになるのです。上官が男であろうと女であろうと同じです。私たちの身体は、完全に上官の自由裁量に委ねられます。一人のメンバーの規律違反が探検家の兄弟姉妹やUMMOAELEWEと私たちUMMO社会の科学的な利益に深刻な影響を与え、有害であり、おそらく逆境に立たされるということをご理解ください。罪を犯した場合の最低限の罰は、上司の前で自分の全裸を見せるという屈辱(私たちの心理には強烈なことです)を味わうことです。UMMOでは長い間違法とされてきた体罰も、命を失うようなことがあった場合、極めて厳格に適用されることがあります。しかし、後者の罰は、私たちが初めて地球を訪れて以来、適用されたことは一度もありません。

グリニッジ標準時4時16分42秒、OAWOOLEAIDAA(この言葉は地球の言葉には翻訳できません)が確認されました。これは、パイロットを乗せた惑星間宇宙船UEWA OEMMが、ある三次元基準系を別のものに置き換えることを意味し、素粒子の軸を反転する決定的瞬間です。この次元の変更は、最短距離で旅をするために必要で、もちろん、私たちが普段生活している三次元空間の基準系で光が移動する距離とは違います。現地で観察するOwooleaidaaは、とてもユニークな特異性を持っています。例えば、UEWA(レンチキュラー星間航行船)は、突然、どこからともなく現れたり、逆に消えたりします。実際に船はパッと消えたように見えますが別の三次元システムの中に存在し続けるのです。しかし、同じ三次元フレームの中で別の船が追いかけようとしても、その船を見ることができないだけでなく、何らかの接触(機械的接触、電波電気的接触、重力的接触を問わず)もできなくなります。UEWAが放つ鮮やかなオレンジ色の光は、表面に付着するあらゆる雑菌を除染する独特の人工的な白熱光によるものです。もしこの予防措置がなければ、細菌は「三次元的に反転」して私たちの惑星に運ばれ、予測不可能な結果をもたらすことは容易に推測できるでしょう。

もう一つ、分かり易い特徴は、船の左右に現れる非常に強い磁場です。 この磁場は、地球の単位で表すと数千Wb/m2にも達しますが、あなたのご想像に反して、推進システムが磁気力だというわけではありません。この強力な磁気誘導は、船と搭乗員の素粒子を反転させるため、強力な発電機によって発生した静電場の強度を軸方向に90度反転させたものに他なりません(重力場、静電場、磁場を表すベクトルが多次元空間の中で三面体を形成していることを思い出してください。この三つのフィールドは、実際には同じものです。それは、私たちの知覚が錯覚することで、向きに応じて異なる性質になります)。

重力場、静電場、磁場のベクトル

さて、(この無理矢理な説明の後、)繰り返しになりますが、その時間、私たちのOAWOOLEA UEWA OEMM(宇宙船)三隻が、フランスの町ディーニュから約13km、スイス連邦共和国の国境から程近いラ・ジャヴィ(バス・ザルプ県)から8kmの地点の上空7,338kmに「突然現れた」のです。1950年3月28日のことです。三隻は急降下し、4時17分3秒TMGに着陸しました。

船の足は、後に平均海抜2322.95mの「シュヴァル・ブラン」峰と判明したアルプスの支脈と、「ブレオーヌ」川の小さな流れの岩場に僅かに沈んでいる状態です。

攻撃の可能性があるため、およそ20UIWの間は誰も船から出ず、半径800mの範囲で人間からの赤外線放射はないか、スキャンしていました。

その時間帯は雲が多く、周囲を直接見ることができません。しかし、740mmの波長域の映像で、周囲を見渡すことができました。近くには奇妙な形の植物が生えていました。侵食された地形から、前述の川の河床など、いくつかの特徴ある地形を確認することができました。三カ所の遠い地点に現れた淡い複数の光の正体が分かったのは、翌朝になってからでした。

周囲に人の気配がないことを確認して、三隻の乗組員三十六人のうち、探検隊ではない四人が下りました。

彼らは防護服や防御装置を装備していました。UEWAの一機は攻撃されたときに撤退しやすいように、地上30cmに浮かんだ状態を保っていました。10UIWかけて二人一組で周囲をスキャンし、地下施設から発する音がないかを探り続けました。当時の私たちにとって、地球人が地下に住んでいるという仮説は否定しきれないものでした。

しかし、人の気配はありませんでした。私たちは昆虫を採集したり、地球の植物学の分類で「ヴァレリアーナ・セルタ」「エリカ・カルネア」という名の植物を摘んで、船に持ち込み、みんなで興味津々に観察していました。予想通り、これらの小動物や植物の形態は、UMMOの種とは異なっていました。

その後まもなく、六人の探検隊員は二十人のクルーを引き連れて出発しました。緊急の地下工事に着手する必要があったのです。土壌サンプルを検査しました。最も顕著な特徴は、岩石や土壌の化学組成にチタニウムが含まれていないことでした(この元素はUMMOの土壌には、地球の粘土のアルミニウムと同じくらいの割合で含まれています)。斑岩に含まれる多数の斑晶が検出されました。火成岩の風化は、砂と粘土の線量組成からも明らかでした。炭酸塩とケイ酸塩が豊富に含まれていることから、これらの地形の地質学的な変遷について最初の仮説を立てることができました。

砂岩や石灰岩を高温で溶かして掘削する必要がありました。土壌の珪酸質組成が高いため、当初は深刻な問題となりましたが、すぐに解決しました。溶けた材料を窒素同位体に変換したのです。これで土の山ができず、地球の人に見られてもその場所に私たちがいることが知られずに済みました。

七時まで徹夜で作業しました。夜明け前には、後に「モンタナマツ」と判明した針状の葉を持つ奇妙な植物の小さな木立の中にUEWAを移動しました。

長さ4m、深さ8m、IGAAYUU(非常に軽いマグネシウム合金でできた伸縮自在のモジュール式支柱)で覆われた地下坑道は、核エネルギーのプロセスによる地下の生成物や化合物の融合は非常に急速な冷却を伴いますが、それにもかかわらず非常に高い温度(約500度)に保たれていました。また、水蒸気が凝縮して雲になり、それが高い柱となって地下坑道から湧き上がると、私たちがいることが分かってしまうので、この問題も解決しなければなりませんでした。トンネルや坑道の口をビニールシートで密閉し、地中の有機物を燃焼した煙を吸引して回収しました。

新しい日は、探検家たちに新たな美しい光景を見せてくれました。彼らは初めて、新しい世界、新しい地質構造を目の当たりにしたのです。空の色はUMMOの空よりも藍色でした。この日、空には無数の層雲がかかっていました。やがて1.3kmと1.9kmの地点に二つの人工的な構造物(質素な住居)があることに気がつきました。夜明けに見えた光は、ディーニュとラ・ジャヴィという小さな町と村でした。奇妙な建造物の無秩序な形は私たちの目を引きつけました。ディーニュには奇妙な塔があり、これは十三世紀に建てられた古代ローマカトリックの聖堂であることがわかりました。高倍率の光学機器によって、地球人類の最初の姿が明らかになりました。その人たちは、私たち兄弟が近くにいることを知らないのか、変わった行動を取ったり神経質になっている様子はありませんでした。

また、200mほど離れたところでは、奇妙な角柱と人工的な物質を発見しました。どれも明らかに廃墟のような状態です。これらは初の地球人類の手による人工物として記録されています。のちに調べたところ、古くからある家畜の飼料を保管する小さな物置だったようですが、この発見に兄弟は大喜びでした。柱からサンプルを採取し、内部をレントゲン撮影しました。分析の結果、硫酸カルシウム、アルミン酸塩、少量の鉱物酸化物が複雑に混ざった結合物質(後に過硫酸塩セメントと判明)と、ほぼ一定の割合で岩石や砂の破片(後にコンクリート用の地球の古典的な骨材と判明しました)が存在することがわかりました。これらの柱の内部を分析した結果、鉄でできた棒がはっきりと検出されました。

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